知っている人はもう使っている 海外の支払いに「デビットカード」!
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更新日:2021年04月27日
(公開日:2016年02月17日)
海外での決済にはクレジットカードが便利ですが、使い過ぎを心配する人も少なくありません。こういった人を中心に近頃注目を集めているのがデビットカードです。欧米ではすでに広く普及しているデビットカードですが、日本では2014年1月に三菱UFJ銀行がメガバンク初の国際ブランド付きデビットカードを発行して以来、特に海外で利用するカード上級者が増えています。
デビットカードなら支出管理がラク
デビットカードは即時決済ができるカードです。カードで買い物をすると預金口座から利用額が即時引き落とされます。口座残高の範囲内でしか利用できないため、使い過ぎの心配がありません。また、カードを利用するたびにお知らせメールが届くので、利用状況が簡単に把握できるのもメリットの一つです。デビットカードは大きく分けて「J-Debit」と「国際ブランド付きデビットカード」の2種類ありますが、「J-Debit」は国内のJ-Debit加盟店でしか使えず海外では利用できません。海外で利用できるのは、国際ブランドが付いた「Visaデビットカード」「JCBデビット」等です。
海外で現地通貨を引出すならデビットカード
海外旅行ではチップや少額の支払いでキャッシュが必要となるシーンは多くあります。しかし、現在、国内でのトラベラーズ・チェックの販売はなくなり、またクレジットカードを利用する場合はキャッシング枠による制限に加え、返済日まで金利が発生してしまいます。デビットカードなら、カードマークのついたATMで現地通貨を預金口座から引き出すことが可能。金利もかからず、為替手数料も1.6%~3.05%程度と海外専用プリペイドカードに比べリーズナブルに設定されています(※1)。また、カードによって補償・限度額は異なりますが、カードの紛失や盗難で不正利用された場合の補償も付いているので安心です(※2)。
※1海外ATMの利用は引出し手数料が必要です
※2詳しい条件についてはカード発行金融機関によって異なります
<主な国際ブランド付きデビットカード>
■Visaデビット
三菱UFJ-VISAデビット/三菱UFJ銀行
SMBCデビット/三井住友銀行
りそなVisaデビット/りそな銀行
りそなVisaデビット<オリジナル>/埼玉りそな銀行
SURUGA Visaデビット/スルガ銀行
近畿大阪Visaデビット/近畿大阪銀行
北國Visaデビット/北國銀行
あおぞらキャッシュカード・プラス/あおぞら銀行
NCBデビットカード/ 西日本シティ銀行
りゅうぎんVisaデビット/琉球銀行
Sony Bank WALLET/ソニー銀行
楽天銀行デビットカード(Visa)/楽天銀行
JNB Visaデビット/ジャパンネット銀行
イオンデビットカード/イオン銀行
Visaデビット付キャッシュカード/住信SBIネット銀行
JOYO CARD Debit/常陽銀行
ほくぎんVisaデビット/北陸銀行
道銀Visaデビット/北海道銀行
ふくぎんVisaデビットカード/福井銀行
(2017年10月現在)
■JCBデビット
京銀JCBデビット/京都銀行
みずほJCBデビット/みずほ銀行
ワイエムデビットJCB/北九州銀行
OnlyOneデビット/秋田銀行
おきぎんJCBデビットカード/沖縄銀行
ワイエムデビットJCB/もみじ銀行
NCBデビット-JCB/西日本シティ銀行
ひめぎんJCBデビット/愛媛銀行
セブン銀行デビット付きキャッシュカード/セブン銀行
ほくぎんJCBデビット/北陸銀行
Debit+/熊本銀行
東邦Alwaysデビットカード<JCB>/東邦銀行
三菱UFJ-JCBデビット/三菱UFJ銀行
Debit+/福岡銀行
ワイエムデビットJCB/山口銀行
めいぎんJCBデビットカード/名古屋銀行
77JCBデビット/七十七銀行
イオン銀行CASH+DEBIT/イオン銀行
Debit+/親和銀行
紀陽JCBデビットカード/紀陽銀行
ちばぎんスーパーカード<デビット>/ちばぎん
OKBデビット(JCB)/大垣共立銀行
北洋-JCBデビット/北洋銀行
楽天銀行デビットカード(JCB)/楽天銀行
デビットカード初心者にも万全なセキュリティ
「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」
メガバンク初のVisaブランドが付いたデビットカードです。三菱UFJ銀行は、多くの人が利用するメガバンク。すでに口座を持っている人はホームページから申し込みができます。
年会費は初年度無料で次年度以降は1,100円。※2020年7月1日より、三菱UFJデビットの年会費が無料になります。新規入会の方は現在も初年度年会費無料のため、本日以降、6月30日以前に入会した場合も、今後年会費の負担なく三菱UFJデビットが保有できます!
海外のショッピング、海外ATMでの引出しにかかる為替手数料はVISAデビットは3.05%、JCBデビットは、JCBが定める基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)と三菱UFJ銀行所定の海外事務手数料(3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算(※1)で、海外専用プリペイドカード(為替手数料4.0%~5.0%)に比べてもリーズナブルな水準。さらに基本0.2%のキャッシュバックも受けられます。
また、カードで購入した品物の破損・盗難などの損害を年間100万円まで補償する「ショッピング保険」、偽造・盗難カード等が第三者によって不正利用された場合に年間100万円まで補償する「不正利用補償」、さらにカードの限度額を自身で設定できるなど、利用者に優しいサービスも数々提供されています。
メガバンクの安心感と使い勝手のよさで、多くの人が気軽に利用できるカードと言えるでしょう。
※海外ATMの利用は1回110円、引出し手数料が必要です。また、一部ATMにおいて、別途現地金融機関所定の使用料がかかる場合があります
▶ 「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」
詳細データ→こちら
外貨を賢く使いこなしたい“頭脳派”に
Sony Bank WALLET
「Sony Bank WALLET」は、Visaデビット機能付きのキャッシュカード。ソニー銀行に預け入れた外貨(対象は10通貨)を加盟店でのカードショピングに利用することができます。年会費は無料。また、国内ショッピング額に応じて0.5%~のキャッシュバックも用意されています。
このカードの最大のメリットは、為替手数料の低さです。外貨普通預金をショッピング支払いに使う場合の手数料は無料。外貨を預け入れる際に為替手数料は発生しますが、それも米ドル、ユーロなら1通貨あたり15銭(1ドル=120円の場合0.125%)程度と低水準。
また、海外ATMを利用して現地通貨を引き出す際の手数料は、1.76%(※1)。4%~5%の手数料が発生する海外専用プリペイドカードと比べても、他のデビットカードと比べても有利なレートが適用されています。
最大のメリットを生かすために欠かせないのが外貨預金(※2)。こういった仕組みを理解し外貨を賢く使いたい、という人にぴったりのサービスと言えるでしょう。
※1外貨普通預金口座未開設の場合、または対象10通貨以外を引き出す場合は、別途、海外ATM利用料216円が必要です
※2外貨預金は預金保険の対象ではありません。外貨預金は外国為替相場の変動により、元本割れのリスクがあります
▶Sony Bank WALLET 詳細データ→こちら
スピーディな決済を実現したデビットカード
SMBCデビット
三井住友銀行に普通預金口座を開設している人が持てるデビットカード。年会費は無料。中学生を除く15歳以上が利用できます。国内・海外のVisa加盟店での買い物やオンラインショッピングに利用することができるほか、海外での現地通貨を引き出すことができます。海外での利用時には、Visaが定める為替レート+海外事務手数料3%で円換算された金額が引落されます。
※海外ATMの利用は1回108円、引出し手数料が必要です
通常、買物でデビットカードを利用するときは、店員にカードを渡して支払うのが基本。しかしSMBCデビットは2017年7月10日より非接触決済機能が搭載され、国内外にある「iD」「Visa payWave」の加盟店では、かざすだけで決済が可能に。よりスピーディで使いやすくなっています。
利用した金額は普通預金口座から即時引落されるので使い過ぎの心配がないだけでなく、利用限度額を自ら設定することもできます。また、ショッピング利用金額の0.25%が毎月口座にキャッシュバックされるといったお得も用意されています。
いちいちATMを探して現金を引き出すのは面倒という人にピッタリのカード。年会費無料もうれしいポイントです。
▶SMBCデビット 詳細データ→こちら
海外での決済手段は、時代とともにより有利で利便性の高い支払い方法へと移り変わってきました。今後、海外旅行では「デビットカードとクレジットカードの2枚持ち」といった使い方が普及していくかもしれません。
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