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2017年12月19日 新着記事

海外での支払い。現金、クレカ、プリペイド、デビットの賢い使い方

更新日:2020年10月1日
(公開日:2017年12月19日)


バケーションは羽を伸ばして海外旅行を楽しみたい、という人も多いでしょう。海外での決済は、現金、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカードとさまざまありますが、どれをどのように用意すればいいのでしょう。


現金、クレカ、プリペイド、デビットの賢い使い方

・どこでも利用可能な「現金」
・ショッピング利用手数料が安い「クレジットカード」
・使い過ぎの心配がない「海外専用プリペイドカード」
・お金の管理が簡単!「デビットカード」

どこでも利用可能な「現金」

どんなシーンでも使える現金は、万能な支払い方法です。クレカが普及していない国でも現地通貨があれば困ることはありません。タクシーやホテル、レストランでチップを支払うときも重宝します。また、外貨両替にかかるレートが分かりやすいのも、現金のメリットといえます。


デメリットは、スリや窃盗などの被害に遭う危険性があることでしょう。紛失・盗難の際には補償がありません。また、クレカに比べ為替手数料は割高です。さらに、帰国後使い切れなかった外貨を円に戻す際にも手数料は発生します。しかも、硬貨は基本両替してくれないので手元に残ったままになってます。

↓ 以下のポケットチェンジを使うと外国の硬貨を電子マネーに交換できます。

両替はどこで行うといい?

外貨現金への両替は銀行や郵便局、空港、外貨両替店、金券ショップで簡単に行えますが、それぞれ交換レートは微妙に異なっています。

<【参考】円貨を1米ドルに両替するときのレート/2020年4月10日>
●「三菱UFJ銀行」(営業店、ワールドカレンシーショップ)…111.41円
●「みずほ銀行」(営業店)…111.63円
●外貨両替専門店「トラベレックス」…112.4477円 ※オンラインレート
●外貨両替専門店「グリーンポート・エージェンシー」…111.33円

※取り引きを確約するものではありません。為替レートは日時によって変動します。あくまでも参考値とお考えください。

時間があれば、利用したい外貨に対し一番有利なレートを提示するショップを探して購入するとお得です。少額の両替であれば空港内の両替ショップも便利です。成田空港や羽田空港には両替所が何ヶ所もあるので、その中で最も有利なレートを見つけて両替してみてはいかがでしょう。

<成田空港内両替所>
三菱UFJ銀行
みずほ銀行
SMBC信託銀行
りそな銀行
千葉銀行
京葉銀行
千葉興業銀行
グリーンポート・エージェンシー
トラベレックスジャパン
Pocket Change(自動硬貨交換機)

<羽田空港内両替所>
みずほ銀行
SMBC信託銀行
SBJ銀行
トラベレックスジャパン
Pocket Change(自動硬貨交換機)

交換レートは少々割高。ここぞという時に利用しよう。

外貨現金への両替手数料は、1米ドル(=108.61円TTMで計算)で片道2.8円前後なので約2.58%。さらに余った外貨を円貨に戻すのに同程度の手数料がかかります。手数料が1.6%~2.0%のクレカに比べ割高です。カード払いが普及している国では必要最小限に抑えるのがお得。1週間ぐらいの滞在であれば、米国なら現金300ドルを目安に用意し、できるだけカード決済するなどのルールをつくってみてはいかがでしょう。

ショッピング利用手数料が安い「クレジットカード」

現在、国内で約2億5000万枚発行されているクレジットカード(クレカ)は、海外での支払いにはマストアイテムです。「Visa」「Mastercard」「JCB」「AMERICAN EXPRESS」「Diners Club」といった国際ブランドのマークが付いていると、海外の加盟店やATMで利用できます。


メリットは、手持ちのクレカをそのまま海外で利用できること。さらに、ホテル利用時にはデポジットをとられることもなく、レンタカーもスムーズに借りられます。万一不正利用の可能性があれば検知してくれるうえ、カードの紛失や不正に対する補償も完備されています。慣れない海外でも強い味方になってくれることは間違いありません。

紛失、盗難に備え、現地で緊急カードを発行してくれるクレカを用意しておくのがおすすめ。Visaのサイトにはカードの紛失・盗難時には「緊急カード再発行手続きのサポートをいたします。」とありますが、Visaブランドでも対応していないカードがあります(Mastercardも同様)。携行するカードに緊急サービスが適用されるのかどうか、確認しておきましょう。

私も海外でスキミングに遭いさらに緊急カードが発行できず、心細い思いをしたことがあります。

海外での利用手数料は1.6%~2.0%

海外利用にかかる手数料は利用代金の1.6%~2.0%と安価なのも魅力の一つです。ただし、クレカの手数料はカードごとに異なるので、複数枚持っている人は手数料が安いクレカも持っていくとお得です。
V=Visa、M=Mastercard 、J=JCB、A=AMERICAN EXPRESS、D=Diners Club
V M J A D
三井住友カード 2.20%
(税込)
2.20%
(税込)
JCBカード 1.6%
アメックスカード 2.0%
ダイナースクラブカード 1.3%
セゾンカード 1.63% 1.63% 2.15% 2.0%
ニコスカード 2.20%
(税込)
2.20%
(税込)
MUFGカード
DCカード
2.20% 2.20% 2.0%
(税別)
楽天カード 1.63% 1.63% 1.6% 2.0%
オリコカード 2.2% 2.2% 1.6%
dカード 2.16% 2.16%
※公式サイトより作成。2020年4月13日現在
近年、海外手数料は上昇傾向にあります。上記は公式サイトを基に掲載しておりますが、なかには手数料が更新されていないものがあるかもしれません。ご利用の前には直接お確かめください。


交換レートは後日確定する

クレカの注意点は、お金の動きがわかりづらく使い過ぎの心配があること。利用代金に適用される交換レートは、利用日のレートではなくカード会社の決済センターに届いた日のレートが適用されるため、利用代金はすぐに確定しません。円高に合わせて買い物をしても、その後円安に振れて利用代金が思ったより高くなる可能性もあります。

異なるブランド2枚持ちがおすすめ

現金に比べ手数料が安いクレカは、おすすめの支払い方法です。最近ではクレカの事務手数料が上昇し、以前ほどの差はなくなってはきましたが、海外でクレカがないと不便です。紛失・盗難に備えて2枚持ちがおすすめです。先ほど述べた通り、そのなかの1枚は緊急カードを発行してくれるクレカにしましょう。また、VisaとMastercardと異なるブランドを持っていると利用できるシーンが増えて安心です。

 

お金の管理が簡単!「デビットカード」

デビットカードは利用代金が即時銀行口座から引落されるカードです。都銀、地銀、ネット銀行などから相次いで発行されています。国際ブランド付きであれば、J-Debitと異なり、国内外の加盟店で利用できるほか、現地のATMで通貨を引き出すことができます。

メリットは、利用代金がすぐに口座残高から引き落とされるのでお金の管理がしやすいこと。プリペイドカードのようにチャージの必要はありません。利用できる金額を自分で設定することもできます。さらに、利用に応じてポイントが付与されお得です。

人気のデビットカードは「SMBCデビット」「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」「Sony Bank WALLET」です。

「SMBCデビット」は年会費無料でキャッシュバックあり

「SMBCデビット」の魅力は年会費が無料であること。また、非接触決済機能が搭載され、国内外の「iD」「Visaのタッチ決済」の加盟店ではかざすだけで決済ができて快適です。ショッピング利用金額の0.25%が毎月口座にキャッシュバックされるのもうれしいポイント。国内でのショッピング利用は手数料無料。海外でのショッピング/ATM利用時には海外事務手数料3.05%(税込)がかかります。※海外ATMでの現地通貨引き出しは1回につきATM利用手数料110円(税込)が別途必要。

Visa、JCBが選べる「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」

「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」はメガバンク初のブランドデビットカードです。VisaとJCBが選択できます。年会費は無料です。
※2020年7月1日より、年会費が無料になります。新規入会の方は現在も初年度年会費無料のため、6月30日以前に入会した場合も、今後年会費の負担なく三菱UFJデビットが保有できます!

海外での利用手数料はVISAデビットは、Visaが定める為替レートに三菱UFJ銀行所定の海外手数料(3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。(※1)、JCBデビットは、JCBが定める基準レートにJCBが指定した料率(1.6%)と三菱UFJ銀行所定の海外事務手数料(3.05%)を上乗せしたレートで円貨換算します。(※2))。

Visaブランドは利用金額の0.2%が自動でキャッシュバックされます。※2020年7月1日以降、キャッシュバック率は一律0.2%になります。

一方、JCBブランドはJCBプラザの利用、最高3000万円の国内・海外旅行保険が付帯されます。ブランドごとに異なるサービスが提供されています。

※1 海外ATM利用手数料:110円/回(消費税込)。一部ATMにおいて、別途現地金融機関所定の使用料がかかる場合あり
※2 海外ATM利用手数料:110円/回(消費税込)。別途ATM設置機関の所定の自動機手数料が必要な場合あり

「Sony Bank WALLET」の魅力は安い為替手数料

「Sony Bank WALLET」は、Visaデビット機能付きのキャッシュカードです。カードの最大の魅力は、為替手数料の低さです。外貨普通預金をショッピング支払いに使う場合の手数料は無料。外貨を預け入れる際に為替手数料は発生しますが、米ドル、ユーロなら1通貨あたり15銭(1ドル=113円の場合0.132%)程度と低水準。外貨預金を利用するため、こういった仕組みを理解している人向けのサービスと言えるでしょう。


どうやって使うといい?

海外旅行や出張にひんぱんに行き、外貨を使う機会の多い人におすすめは「Sony Bank WALLET」。海外での利用手数料を大幅に削減することができます。海外旅行・出張に必携のカードです。

「SMBCデビット」「三菱UFJ-VISAデビット」「三菱UFJ-JCBデビット」は、すでに口座を開設している人、海外でもきちんと残高管理したいという人に適しています。海外でのショッピング利用ではクレカに比べ1%前後手数料が高くなりますが、残高が分かりやすい分使い過ぎの抑止に役立ちそうです。また、現地で通貨を引き出すときも即時引き落としなので、クレカのように利息(手数料)を気にせず使えて安心です。

使い過ぎの心配がない「海外専用プリペイドカード」

使い過ぎの心配がない点でもう一つのおすすめはプリペイドカードです。円でチャージをすれば、海外で国際ブランド加盟店での決済、ATMでの通貨引き出しができます。

主な海外専用プリペイドカードには「MoneyT Global」「NEO MONEY」「キャッシュパスポート」などがあります。チャージ時に円から外貨に両替されるものと、利用時に円から外貨に両替されるものに大別できます。

利用時に外貨に両替する「MoneyT Global」「NEO MONEY」

「MoneyT Global」「NEO MONEY」は、利用時に円から外貨に両替されて決済されるので、利用時点の交換レート(厳密には時間差あり)が適用されます。「MoneyT Global」の長所は高額決済が行えることです。入金の限度額は月200万円、年1000万円、残高には限度額はなく、クレカの限度額を超えるような高額な支払いにも対応できます。一方「NEO MONEY」の長所はセゾンカウンターで即日発行できること。急な出張にも対応できます。中でも「NEO MONEY」銀聯プリペイドカードは、VisaやMastercardがあまり普及していない中国において安心できる決済方法です。銀聯が利用できると困ることは少ないでしょう。

デメリットは手数料が若干高いこと。海外利用時には利用額または引き出し額に対し「MoneyT Global」は5%、「NEO MONEY」は4%が加算されます。また、帰国後、残高を払い戻すときは手数料としてそれぞれ500円がかかります。


入金時に外貨に両替する「キャッシュパスポート」

「キャッシュパスポート」はあらかじめ両替した外貨を使って、海外でのショッピングや現地通貨の引き出しに利用します。メリットは自分が有利と思うタイミングで外貨の両替ができること。「キャッシュパスポート」は米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル、日本円の9通貨に対応し、Mastercardの加盟店、ATMで利用できます。また初回申込時に1枚無料でスペアカードが発行されるので安心です。

海外利用で発生する手数料は、為替手数料としてMastercardの基準レートに4%乗じた金額がかかります。


手軽につくれるプリペイド。子どもの留学やホームステイにも!

わずらさしい操作はイヤという人は「MoneyT Global」「NEO MONEY」がおすすめです。チャージは指定された専用口座に振り込めば完了します。「NEO MONEY」はカードを使ってATMで入金することもできます。「MoneyT Global」は残高に限度額がないメリットはありますが、「NEO MONEY」は1%手数料が安くてお得です。

できるだけ有利な為替レートで外貨を獲得したいという人は「キャッシュパスポート」がいいでしょう。「キャッシュパスポート」は、9種類の通貨に対応しているので多くの国の通貨を利用する人に便利です。チャージは、通貨ごとに割り振られた指定口座に振り込みます。手数料は4%です。

いずれのプリペイドカードも残高を出金(払い戻し)する際に500円程度の手数料が発生するので、海外で使い切るか残高は次回まで取っておくといいでしょう。また、プリペイドカードはクレカが持てない若い人も利用できるので、子どもの海外留学やホームステイにも役立ちそうです。


<入会できる年齢>
「MoneyT Global」「キャッシュパスポート」…年齢制限なし
「NEO MONEY」…13歳以上

まとめ

海外での支払いは、「クレカ+デビットカード(プリペイドカード)」を上手く組み合わせるといいでしょう。旅行費はクレカ、おこづかいはデビットカードとすみ分けると使い過ぎの抑止にも。念のためいくらかのキャッシュは用意しておきましょう。

紛失や盗難を考えてクレカ2枚以上がおすすめ。PINコードは必ず確かめておきましょう。Visa、Mastercardなど異なるブランドのクレカを組み合わせると利用シーンは広がります。しつこいようですが、うち1枚は緊急カードが発行可能なカードにしておくとより安心です。

※制作当時の内容に基づき掲載していますが、すべてを確約するものではありません。正確な情報はカード会社の公式サイトにてご確認ください

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