上級カード道場〜プレミアムカード、カード上級者情報サイト〜

2021年11月18日 ブラックカード

ラグジュアリーカードにダイヤ!最高峰「Mastercard Black Diamond」をリリース

上級カード道場では、アフィリエイトプログラムを利用し広告収益を得て運営維持を行っています。よって記事中にPRリンクを含みます。 ただし、提携の有無が記事内容およびランキングに何ら影響を与えるものではありません。

最終更新日:2022年10月12日
クレジットカードのサービスはどこも一緒!と感じる人は多いと思いますが、「金属製のカード」「国立美術館・映画館無料観賞」「無料ハイヤー送迎」など次々と新サービスを開発してきたラグジュアリーカードは、中でも異色の存在。そんなラグジュアリーカードが21年11月17日、都内某所にある完全会員制レストランでダイヤ付きのカードを発表することを知り、興味をそそられつつ会場に出かけてみました。

いきなり、ダイヤ付きのカードが登場!

会場の扉を開けると、カウンターの上には煌めくダイヤ付きのカードが並べられていました。これがラグジュアリーカードの最上位となる「Mastercard Black Diamond」(ブラックダイヤモンド)。完全招待制のカードです。

従来のグレードは
Mastercard® Titanium Card™(チタンカード)

Mastercard® Black Card™(ブラックカード)

Mastercard® Gold Card™(ゴールドカード)

の順でしたが、ブラックダイヤモンドはゴールドの上になります。また、今回、個人用のゴールドカードが申込制に変わり、招待制はブラックダイヤモンドのみになりました。


マットブラックの券面に埋め込まれているのは、天然のダイヤモンドです。こだわりの強いラグジュリーカード(以下、LC)らしく、透明度はハイジュエリーと同等のグレードを採用しています。天然ダイヤをカードにはめ込むのは高い技術がいるため、職人が手作業でダイヤをカットし、約1時間をかけて磨いているそうです。究極のクラフトマンシップがカードに込められています。


ブラックカードに似たデザインですが、ダイヤモンドブラックはカードの角度を変えるたびにダイヤが光を反射し、キラ、キラっと輝くのが特徴的です。(画像よりもっと光ります)

従来のLCでは表面にあったカード番号は裏面に回りました。シンプルでスタイリッシュなデザインに仕上がっていると同時に、セキュリティ面も安心です。プレミアムカードには珍しい縦型デザインを採用し、次世代プレミアムカードの新しさが感じられます。

入会金、年会費も型破りで日本最高額

プレミアムカードの中でも高級といわれるカードは、年会費もサービスも非公開で、SNSやブログなどで内容が次第に明らかになるマーケティング手法が用いられていますが、ブラックダイヤモンドは入会金や年会費、サービスを隠さず公開しています。そんな点もLCの独自性が感じられます。

気になる入会金と年会費は、それぞれ110万円と66万円と高額です。

入会金は今回初めて導入された制度ですが、チタンカード、ブラックカード、ゴールドカードなど申込制のカードには、今のところ適用されていませんのでご安心ください。

 
Mastercard Black Diamond
●入会金 110万円(税込)
●年会費 66万円(税込)
 

では、ほかの高級プレミアムカードと比較してみます。※税込表示
アメリカン・エキスプレス
センチュリオン・カード
ダイナースクラブカード
ロイヤルプレミアムカード
ラグジュアリーカード
ブラックダイヤモンド
 入会金  55万円 55万円 110万円 
年会費  55万円 55万円 66万円 
 初年度費用
(合計)
 110万円 110万円 176万円
※上級カード道場 編集部調べ

「センチュリオン・カード」は2002年に日本に上陸して以来、年会費が最も高いカードとして君臨してきましたが、今年2021年にダイナースクラブの「ロイヤルプレミアムカード」が誕生し、その記録が塗り替えられました。それもつかの間、今回、ラグジュアリーカードが他を圧倒する価格でこの記録を更新し、日本で最高額のプレミアムカードになりました。

ちなみに「センチュリオン・カード」の場合、米国では入会金が1万米ドル(約114万円)、年会費が5000米ドル/1会員(約57万円)とブラックダイヤモンドと同水準の価格が設定されているものの、日本は低めに設定されています。アメックスがロイヤルプレミアムカード、ブラックダイヤモンドの登場を受け、どう出るのか興味のあるところです。

※1米ドル=114円として換算

年会費を優に超えるサービス内容!

カード会員からゴールド以上のカードを熱望する声が多く寄せられ、それに応えて開発されたのがブラックダイヤモンドカード。高い期待感を抱く会員をうならせるサービスが、ずらりと取りそろえられています。

 

日本-ハワイ便往復、ビジネスクラス相当のマイルをプレゼント!(年1回)

大手エアラインの国際線特典航空券日本-ハワイ便往復ビジネスクラス相当のマイルが年1回プレゼントされます。文字通りビジネスクラスで「日本-ハワイ」間を往復することもできますが、特典航空券を使って他の国を訪れたり、家族で国内線を利用したり、あるいはホテル宿泊に使ったりといろんな使い道が考えられます。


GILT目利き担当者が個別のヒアリングからセレクトする究極のギフトがもらえる(1回15万円相当、年2回)

GILTとは、NY発のファッションブランドサイト。その目利き担当者がカード会員を個別にヒアリングし、その人にあった究極のギフト(1回15万円相当)をセレクトし、年2回プレゼントしてくれます。

最高20万円相当のホテルギフトをプレゼント!

国内外で利用できるマリオットギフトカードや、東急ホテルズと提携した選べるホテルギフトが毎年プレゼントされます。

コンシェルジュチーム 「Black Diamond Assistant」が強力にサポート

熟練のコンシェルジュチーム「Black Diamond Assistant」がBlack Diamond会員の利便性を考え、チーム体制でより高い品質でパーソナルなサポートを行ってくれます。

※Black Diamond Assistant接客中の際などは、ラグジュアリーカード・コンシェルジュが対応することがあります


ポイント還元率は業界最高水準2.0%

業界最高水準2.0%のポイントプログラム。25万円利用ごとに1万1000円分のワインクーポンに交換ができ、賞品還元率が最大4.4%になることも。また、1000万円の納税や経費決済で20万円のキャッシュバックあるほか、モバイルSuicaへのチャージでも2.0%の還元が得られます。

貯まったポイントは、JAL、ANA、ハワイアン航空、ユナイテッド航空のマイルにも交換可能。ハワイアン航空、ユナイテッド航空は上限なしで移行できます。

会員同士の限定コミュニティ

LCが大切にするのが会員同士のつながり。ブラックダイヤモンド会員同士や経営者同士が交流できる場が提供されます。

年間500万円以上する会員制スパ&フィットネスの初期費用/年会費を免除

パーク ハイアット 東京 スパ&フィットネス施設「クラブ オン ザ パーク」では、都度料金(5500円)で毎週1回、特別メンバーとして利用できます。しかも、初年度500万円以上になる入会金、保証金、年会費は不要です。

会員制レストランを優先案内

予約の取りづらいレストランや会員制レストランなどをブラックダイヤモンド会員のために定期的に確保し、優先的に案内をしています。

このほか、入会時にはブラックダイヤモンドコミュニティへの入会を記念したギフトが進呈されます。

 

マイルのプレゼント、GILTからのプレゼント、ホテルギフトだけですでに年会費以上の価値が提供されています。このほか、お金に換算できない、コンシェルジュサービスや会員同士のつながりなど多様なサービスが利用できます。

LCの魅力は、マイルやホテルギフトなどカード会員が多様な選択肢の中から自分好みのサービスが選べるところ。毎年提供されるマイルやホテルギフトも、一人で楽しんだり家族で楽しんだり、国内に行ったり海外に行ったり、豪華ホテルに泊まったり自然豊かな旅館に泊まったりと、いろんな使い方が楽しめそうですね。

ラグジュアリーカードの中の人

LCは21年11月で日本上陸5周年を迎えます。年会費は5万5000円~22万円と高額にもかかわらず、右肩上がりで成長を遂げ、会員数は創業1年目と比べ5倍近く増加したといいます。

今回の新カード発表会ではLCの社長はじめ幹部の方たちがプレゼンテーションを行ってくれました。最前線で新サービスの開発を行っている方たちです。

事業開発本部長 菊地 望氏
経営業務本部長 岩瀬 太郎氏
Black Card I 株式会社 代表取締役社長 林 ハミルトン氏

LCのスタッフの方たちは会員が集うソーシャルアワー(フォーシーズンズホテル丸の内 東京/アンダーズ 東京などで定期的に開催されるワインテイスティングなどのイベント)にも積極的に参加し、会員の要望を直接ヒアリングするなど、カード会員との交流も楽しまれているそうです。

※現在はコロナ感染症拡大防止のため開催されていませんが、感染状況を踏まえつつ再開予定

まとめ

ブラックダイヤモンドは完全招待制のカードなので、選ばれた人のみに招待状(インビテーション)が届けられ、カードを手にすることができます。頻繁に利用している人は首を長くして待っていると吉報にありつけるかもしれませんね。

とはいえ、どういった人の手元にブラックダイヤモンドが届くのか?どういった使い方をするのか?気になるところ。取材する機会があればご紹介したいと思います!

ラグジュアリーカードに興味のある方はこちらもどうぞ!

Mastercard® Titanium Card™(チタンカード)
Mastercard® Black Card™ (ブラックカード)
Mastercard® Gold Card™ (ゴールドカード)

あわせて読みたい

twitterで更新のお知らせをしています

新規の記事を更新時、Twitterでお届け。取材時のこぼれ話や日常生活のちょっとしたおトク情報などをもつぶやいております。この機会に岩田昭男をフォローしていただければと思います。

アップルペイのすべてがわかる
magmagawards2019専門情報2位

カード比較