2014年プレミアムカードを徹底予測!(1)/岩田昭男
上級カード道場では、アフィリエイトプログラムを利用し広告収益を得て運営維持を行っています。よって記事中にPRリンクを含みます。 ただし、提携の有無が記事内容およびランキングに何ら影響を与えるものではありません。
クレジットカードの利用額が、過去24ヵ月連続で伸び続けている(対前年同月比)。こんなデータが日本クレジット協会の調査で明らかになった(※)。ここでいう利用額とは“ショッピング信用供与額”だが、2013年はどの月も前年を10%前後上回る勢い。今後も堅調な伸びが期待できそうだ。
このような追い風の中、今後どのようなカードが出てくるか、2014年のカード業界の動向、特にプレミアムカードにフォーカスして予想してみたい。
※日本クレジット協会「クレジットカード動態調査」(2013年11月分集計値)
●「リクルートカードプラス」の衝撃●
予測を立てる前に、クレジットカード業界の“流れ”を解説したい。まずあげたいのが“高還元率競争”だ。ここ数年、多くのカード会社は還元率の高さを競い合い、還元率は上昇傾向にある。中でも衝撃的だったのが還元率2%、「リクルートカードプラス」の出現だ。業界最大級の還元率といっても過言ではないだろう。
これらのカード利用でたまるリクルートポイントは、「ポンパレモール」「じゃらんnet」「Hot Pepper Beauty」「ホットペッパー グルメ」など、リクルート参画サイト内にある商品やサービスに利用できる。
●ポイント競争に「プレミアムカード」も参入!?●
そんな中2013年秋になって、高いブランド力を持つシティカードが還元率を大幅にアップした新シリーズ「シティ エリートカード」「シティ ゴールドカード」「シティ プラチナカード」を発表した。
還元率は、「シティ エリートカード」が0.77~1.05%、「シティ ゴールドカード」が1.15~1.58%、「シティ プラチナカード」が1.54~2.1%。大手カード会社が発行するカードの還元率はだいたい0.5%程度。どの券種もそれを軽く上回る高さだ。
特に「シティ プラチナカード」に至っては、「リクルートカードプラス」と比較してもまったく引けを取らないほどの還元率。たまったポイントは商品券やH.I.S.海外ツアー代金、各種賞品への交換、さらに楽天スーパーポイントへの移行と、選択肢も幅広い。その上付帯サービスも充実しているので、ステータスとお得さを兼ね備えたクレジットカードと言えるだろう。
・シティ エリートカード
・シティ ゴールドカード
・シティ プラチナカード
こういったシティカードの戦略は、これからのステータスカードのあり方に、一つの“道しるべ”を示したといっても過言ではないだろう。今後はステータスと言われるカードを発行する大手クレジットカード会社からも、年間利用額によって還元率が大幅に上昇するといったスキームを持ったカードが発行される可能性は大きい。
⇒<予測1>高還元率競争がプレミアムカードにもさらに波及
次回はプレミアムカードの“もう一つ”の流れを紹介したい。
●2014年プレミアムカードを徹底予測!(2)/岩田昭男
関連記事
●2014年プレミアムカードを徹底予測!(2)/岩田昭男 ●消費税増税時代の強い味方 ポイントがたまる!最強のプレミアムカード ●ホテルステイが楽しくなる至高の一枚 ●プレミアムカード時代へ突入! ●プレミアムカードの審査を通る3つの近道!
twitterで更新のお知らせをしています
新規の記事を更新時、Twitterでお届け。取材時のこぼれ話や日常生活のちょっとしたおトク情報などをもつぶやいております。この機会に岩田昭男をフォローしていただければと思います。