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2014年2月20日 海外事情/その他

2014年プレミアムカードを徹底予測!(1)/岩田昭男

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クレジットカードの利用額が、過去24ヵ月連続で伸び続けている(対前年同月比)。こんなデータが日本クレジット協会の調査で明らかになった(※)。ここでいう利用額とは“ショッピング信用供与額”だが、2013年はどの月も前年を10%前後上回る勢い。今後も堅調な伸びが期待できそうだ。
このような追い風の中、今後どのようなカードが出てくるか、2014年のカード業界の動向、特にプレミアムカードにフォーカスして予想してみたい。

※日本クレジット協会「クレジットカード動態調査」(2013年11月分集計値)

●「リクルートカードプラス」の衝撃●
予測を立てる前に、クレジットカード業界の“流れ”を解説したい。まずあげたいのが“高還元率競争”だ。ここ数年、多くのカード会社は還元率の高さを競い合い、還元率は上昇傾向にある。中でも衝撃的だったのが還元率2%、「リクルートカードプラス」の出現だ。業界最大級の還元率といっても過言ではないだろう。
これらのカード利用でたまるリクルートポイントは、「ポンパレモール」「じゃらんnet」「Hot Pepper Beauty」「ホットペッパー グルメ」など、リクルート参画サイト内にある商品やサービスに利用できる。

●ポイント競争に「プレミアムカード」も参入!?●
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そんな中2013年秋になって、高いブランド力を持つシティカードが還元率を大幅にアップした新シリーズ「シティ エリートカード」「シティ ゴールドカード」「シティ プラチナカード」を発表した。
還元率は、「シティ エリートカード」が0.77~1.05%、「シティ ゴールドカード」が1.15~1.58%、「シティ プラチナカード」が1.54~2.1%。大手カード会社が発行するカードの還元率はだいたい0.5%程度。どの券種もそれを軽く上回る高さだ。
特に「シティ プラチナカード」に至っては、「リクルートカードプラス」と比較してもまったく引けを取らないほどの還元率。たまったポイントは商品券やH.I.S.海外ツアー代金、各種賞品への交換、さらに楽天スーパーポイントへの移行と、選択肢も幅広い。その上付帯サービスも充実しているので、ステータスとお得さを兼ね備えたクレジットカードと言えるだろう。

・シティ エリートカード
シティ ゴールドカード
シティ プラチナカード

こういったシティカードの戦略は、これからのステータスカードのあり方に、一つの“道しるべ”を示したといっても過言ではないだろう。今後はステータスと言われるカードを発行する大手クレジットカード会社からも、年間利用額によって還元率が大幅に上昇するといったスキームを持ったカードが発行される可能性は大きい。

    ⇒<予測1>高還元率競争がプレミアムカードにもさらに波及


次回はプレミアムカードの“もう一つ”の流れを紹介したい。
2014年プレミアムカードを徹底予測!(2)/岩田昭男

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