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2018年4月19日 プラチナカード

よく聞く「プライオリティ・パス」ってどんなサービス?

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更新日:2022年8月29日
(公開日:2018年4月19日)

クレジットカードの付帯サービスで「プライオリティ・パス」という文言よく見かけますが、一体どういったサービスで、どういったときに便利なのでしょう。

プライオリティ・パスってどんなサービス

プライオリティ・パスとは、世界143ヶ国、500都市、1200ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるプログラムで、ロンドンに本社を置くコリンソン・グループが提供するサービスです。入会すると会員証が発行され、カウンターでカードを提示するだけでラウンジが利用できます。事前予約はいりません。


ラウンジは、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中南米、中近東、北米と幅広い地域の空港に設けられており、旅行先や出張先の空港でも簡単に見つけられるでしょう。また、大きな空港には複数箇所にラウンジが設けられているので、お気に入りのラウンジを選ぶこともできます。

ちなみに日本国内では、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、福岡国際空港の4つの空港に利用可能なラウンジがあります。
場所 空港名 ラウンジ名
東京 成田国際空港第1ターミナル ・IASS Executive Lounge
・KAL Business Class Lounge
・T.E.I. Lounge
成田国際空港第2ターミナル ・IASS Executive Lounge
・T.E.I. Lounge
名古屋 中部国際空港 ・Centrair Global Lounge
・KAL Lounge
・Star Alliance Lounge
大阪 関西国際空港 ・Botejyu
・KAL Business Class Lounge
福岡 福岡国際空港国際線ターミナル ・KAL Lounge

贅沢な環境で出発までの時間を過ごす

ラウンジ内には、通常、軽食や飲み物、アルコールが無料で提供されるほか、インターネット接続サービスの利用も可能です。出発までの待ち時間をゆっくり過ごしたい人、直前まで仕事をしたい人にとって快適な空間が用意されています。

利用できるラウンジは、航空会社のVIPラウンジやローカル企業が運営するプライベートラウンジがほとんど。こういったラウンジが会員のために開放されているため、さまざまなタイプのラウンジを利用できます。各ラウンジの詳細については公式サイト上で公開されているので、事前に確認しておくと便利です。▶こちらから

3種類のプログラムを用意

プライオリティ・パスは、「スタンダード」「スタンダード・プラス」「プレステージ」の3つのプランが用意されており、それぞれ年会費と利用料金が設定されています。最もグレードの高い「プレステージ」会員は、年会費399米ドルで、利用回数に制限なくいつでも無料でラウンジが利用できます。


 
スタンダード スタンダード・プラス プレステージ
年会費 99米ドル 299米ドル 429米ドル
利用料金
(会員本人)
32米ドル 10回まで無料
その後、32米ドル
無料

クレカ保有で無料利用が可能に

上記の通り、通常プライオリティ・パスは年会費が必要ですが、一部のゴールドカード、また多くのプラチナカードには年会費無料で付帯されています。以下、付帯されているカード名と利用できるプランの一例をご紹介いたします。

<ゴールドカード 一例>※カード付帯サービスの優待内容と同等と考えられるプラン
スタンダード スタンダード・プラス プレステージ
アメリカン・エキスプレス®・カード
アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
※ただし、年2回まで利用料金無料
JCBゴールド ザ・プレミア
楽天プレミアムカード
 

<プラチナカード 一例>※カード付帯サービスの優待内容と同等と考えられるプラン
スタンダード スタンダード・プラス プレステージ
ANAカード プレミアム
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
エポスプラチナカード
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ/JAL JCB・カード プラチナ
JCB プラチナ
JCBザ・クラス
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
セディナプラチナカード
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード®
PRESTIA Visa PLATINUM CARD
三井住友プラチナカード
※メンバーズセレクションで選択制
ラグジュアリーカード
(Mastercard Gold Card/Mastercard Black Card/Mastercard Titanium Card)

プライオリティ・パスがないと空港ラウンジは使えない?

プライオリティ・パスがなくても海外にある空港ラウンジは使えます。航空会社の上級会員やビジネスクラス/ファーストクラス搭乗者は、航空会社の専用ラウンジが利用できます。また、「プラザプレミアムラウンジ」などのローカル企業が運営するプライベートラウンジは、誰でも利用できますが、料金は1回数十ドル以上、利用時間が長くなると70~80ドル近くになってしまうこともあります。残念ながら、どちらも気軽に利用!というわけにはいきません。

これ以外であれば、プライオリティ・パスと同じようなサービスが付帯されているクレジットカードを保有すれば、空港ラウンジは使えます。たとえば「ラウンジ・キー」です。これは、プライオリティ・パスと同じコリンソン・グループが展開するサービスで、世界中にある空港ラウンジが利用できます。会員証はなく、クレジットカードを提示して入室します。「Orico Card THE PLATINUM」ジャックスカードプラチナ」に付帯されています。このほか「ダイナースクラブカード」は、独自のネットワークを使って国内外の空港ラウンジが利用できます。

まとめ

日本国内の空港ラウンジなら、ゴールドカードがあれば無料で利用できますし、カードを保有していなくても1000円程度で利用が可能です。これに比べると海外のラウンジは一気にハードルが上がってしまいます。海外の空港ラウンジでくつろごうと思うと、航空会社の上級会員資格やビジネスクラス以上の利用が必須になります。有料のプライベートラウンジもありますがそれなりの費用がかかるうえ、どの空港にもあるというわけではありません。これを考えるとやはりプライオリティ・パスがあるととても重宝します。たとえ夜間の空港利用であっても、こういったラウンジが利用できると出発までの時間を安心して過ごすことができます。

※ちなみにJAL、ANAの航空会社ラウンジはプライオリティ・パスでは利用できません。(2019年5月9日現在)
※掲載内容等につきましては万全を期しておりますが、すべてを確約するものではありません。正確な情報はカード会社の公式サイトにてご確認ください

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