4券種そろったANAカード プレミアム どのブランドを選ぶ?
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更新日:2019年5月09日
(公開日:2021年3月24日)
最上級のANAカード「ANAカード プレミアム」
空の旅を優雅に、そしてお得にしてくれるのが航空系カード。とりわけ高級感ある黒い券面のANAカード プレミアムは、最高のサービスを提供するカードとしてトラベラーから高い人気を集めています。「ANAカード プレミアム」には「ANA VISA プラチナ プレミアムカード」「ANA JCB カードプレミアム」「ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」「ANAダイナース プレミアムカード」の4種類あります。「ANAダイナース プレミアムカード」は招待制ですが、ほかのカードは申し込むことができます。下位のカードで利用履歴を積んでいない、という人もチャンスがあります。
4種類のカードがあるとどれを選ぶべきか迷ってしまいます。ブランドごとの特長、どういったタイプの人にふさわしいかをまとめてみました。
最高級の航空会社カードはほしいけど、年会費は抑えたい!という人は「ANA JCBカード プレミアム」
年会費が一番安いのはJCBブランドで7万7000円です。といっても、ANAのサービスや海外・国内旅行傷害保険は最高1億円、コンシェルジュ、プライオリティ・パスといった基本サービスはきちんと付帯されており、ANAカード プレミアムのサービスは十分堪能できます。ほかのカードと比較して気を付けたい点は、“2名以上の利用で1名分のコース料金が無料”になるグルメ優待がないこと、家族会員にはプライオリティ・パスが発行されないことです。
また、Diners ClubやVisaブランドに比べ、ショッピングマイルの積算率が若干低めな点も気になるところです。ただし、1000円ごとに通常ポイントとは別に1Pのボーナスポイントが付与され、500P以上ためると1P=3マイルのレートで移行できます。賢く利用すると実質1.6%まで引き上げることが可能です。
グルメ優待やプライオリティ・パスの家族会員の利用は不要という人、ANAカード プレミアムの中で最も維持費がかからないカードにしたいという人、JCBブランドがほしいという人には最適のカードです。
ANA JCBカード プレミアム
提携ブランド | JCB |
年会費 | 7万7000円 |
入会方法 | 申込み制 |
家族会員 | 4400円 |
付帯保険 | 海外および国内旅行傷害保険/最高各1億円 ※自動付帯 |
クレジットP→マイル | 1000円=2P*=13マイル ※2Pのうち1Pはボーナスポイントで500ポイント以上1P単位でマイレージへの移行が可能。移行レートは「1P=3マイル」 |
プライオリティ・パス | 登録、利用無料(対象者は本会員のみ) |
グルメ | JCBゴールド グルメ優待サービス |
コンシェルジュサービス | プラチナ・コンシェルジュデスクの利用(旅行やエンターテイメント、暮らしにおける相談・予約ほか、各種手配/24時間年中無休) |
空港サービス | ●JCB空港ラウンジサービス (同伴者の方1名様分の料金が無料で利用可) |
その他 | ドクターダイレクト24の無料利用 (日本国内にて健康や介護、育児などに関する相談無料) |
年会費を抑えつつもマイルはがっちりためたい、という人は「ANA VISA プラチナ プレミアムカード」
年会費8万円(税別)でマイル積算率1.5%と、マイル積算に対して高いコストパフォーマンスを発揮するのが「ANA VISA プラチナ プレミアムカード」です。JCBブランドより年会費は1万円高くなりますが、マイル積算率は0.2%アップします。また、コース料理が1名無料になるプラチナグルメクーポンの提供、プライオリティ・パスが家族会員にも自動発行される点など、お得度はより高くなります。Visaブランドは世界中で利用できる店舗数が多く、世界で通用する点で安心できるブランドです。国内外での決済、マイルの積算、プライオリティ・パス、グルメ優待、コンシェルジュの利用等、すべてこれ一枚でカバーできるのでクレカを何枚も持ちたくない人におすすめのカードです。
【参考】<ブランド別 ショッピングマイル積算率>
Visa | JCB | American Express | Diners Club | |
積算率 | 1.5% | 1.3% | 1.0% | 1.5% |
ブランド名 | 本会員 | 家族会員 | 備考 | ||
年会費 | 利用料金 | 年会費 | 利用料金 | ||
Visa | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 家族会員は自動発行 |
JCB | 無料 | 無料 | – | – | |
American Express | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 同伴者1名無料 |
Diners Club | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
提携ブランド | Visa |
年会費 | 8万8000円 |
入会方法 | 申込み制 |
家族会員 | 4400円 |
付帯保険 | 海外および国内旅行傷害保険/最高各1億円 ※自動付帯 |
クレジットP→マイル | 1000円=1P=15マイル |
プライオリティ・パス | 登録、利用無料(家族会員:自動発行、同伴者:1名につき利用料金は27USドル) |
グルメ | プラチナグルメクーポンの提供(東京・大阪を中心とした対象の一流レストランにおいて、コース料理が2名以上の利用で会員1名分無料/年2回) |
コンシェルジュサービス | コンシェルジュサービスの利用(トラベルアシスタンス/エンターテイメントインフォメーションほか/24時間年中無休) |
空港サービス | ●手荷物宅配サービス(往復/手荷物2個まで1個500円、3個目以降通常料金より15%OFF) |
その他 | 電子マネー「iD」を標準搭載 |
上質なT&Eを楽しみたいという人は「ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」
「ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」は、招待制のプロパーカード「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード®」と同グレードのカードにもかかわらず、申込みができるレアなカードです。※アメックス単独発行のプラチナ・カード®は申し込みができるようになりました。「プラチナ・カード®」が新たなカード券面とともに、サービスや特典もリニューアル」(追記:2018年11月07日)このカードの特長は、T&Eに重点をおいている点です。実際、カードスペックだけをみると、マイル積算率1.0%、旅行傷害保険は付帯条件があったりと、一見してほかのカードより見劣りする点もありますが、カード更新時に国内ホテル無料宿泊券の贈呈、会員制の一流ゴルフクラブをビジター料金で利用など、ほかにはないアメックスの独自サービスが堪能できる点で大変魅力的といえるでしょう。また、プライオリティ・パスが家族会員だけでなく同伴者1名が無料になるのも、アメックスならではのサービスです。
また、上図でショッピングマイル積算率は1.0%と記載しましたが、ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードをANAグループで利用すると通常の2.5倍、ANAカードマイルプラス提携店でのANA航空券、機内販売では100円につき2マイルが積算されるというお得もあります。T&Eだけでなく、飛行機をひんぱんに利用する人にとっても大きなベネフィットをもたらせてくれるカードです。
ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード |
|
提携ブランド | American Express |
年会費 | 16万5000円 |
入会方法 | 申込み制 |
家族会員 | 無料(4枚まで) |
付帯保険 | 海外および国内旅行傷害保険/最高各1億円 ※利用付帯。自動付帯分は海外のみ5000万円。 |
クレジットP→マイル | 100円=1P=1マイル |
プライオリティ・パス | 登録、利用無料(対象者は本会員、家族会員、同伴者1名まで無料) |
グルメ | ダイニング・アクセスの利用(対象レストランのディナーコースが2~4名以上の利用で1名分無料) |
コンシェルジュサービス | コンシェルジェ・サービス「プレミアム・サービス・デスク」の利用/24時間年中無休 |
空港サービス | ●エアポート送迎サービス (プレミアム・サービス・デスクにて往復国際線航空券、海外パッケージツアー購入者対象。100万円以上は片道無料。100万円未満の場合、優待料金にて利用可) ●手荷物無料宅配サービス(往復/国際手荷物1個) |
その他 | ●カード更新時に国内ホテル無料宿泊券の贈呈 ●プレミア・ゴルフ・アクセス (会員制の一流ゴルフクラブをビジター料金で利用可※原則平日のみ |
サービスの質にこだわり最高級のおもてなしを受けたい、という人は「ANAダイナース プレミアムカード」
4種類のブランドの中で唯一の申込制のカードである「ANAダイナース プレミアムカード」は、ANAのサービスとダイナースクラブの最高峰「ダイナースクラブ プレミアムカード」の特典が堪能できるカードです。年会費は15万5000円+税と最も高く設定されていますが、マイルの積算率は2.0%と最も高く、しかも家族カードは枚数に制限ないうえ、無料でプライオリティ・パスの申込みができます。また、「ダイナースクラブ プレミアムカード」で人気の特典「ダイナースクラブ プレミアム エグゼクティブ ダイニング」、「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」といった豪華体験も味わえます。ラグジュアリーな体験をしたい人にとって、うってつけのカードといえます。
ANAダイナース プレミアムカード
※申し込み可能なカードは「ANAダイナースカード」
提携ブランド | Diners Club |
年会費 | 17万500円 |
入会方法 | 招待制 |
家族会員 | 無料(枚数に制限なし) |
付帯保険 | 海外および国内旅行傷害保険/最高各1億円 ※自動付帯 |
クレジットP→マイル | 100円=1.5P=1.5マイル |
プライオリティ・パス | 登録、利用無料(家族会員も申し込みできる) |
グルメ | ダイナースクラブ プレミアム エグゼクティブ ダイニングの利用(対象レストランでの所定コースメニューが2名以上の利用で1名分無料) ※利用回数の制限なし。ただし同一店舗での利用は半年に一回。多数あるプレミアムカード会員限定の店舗が利用できる。 |
コンシェルジュサービス | プレミアムカード会員専用コンシェルジュデスクの利用/24時間年中無休 |
空港サービス | ●空港送迎タクシーの利用(カード利用50万円で片道、100万円以上で往復無料) ●手荷物宅配サービス(往復/1個) |
その他 | ●ゴルフサービス 伝統と格式のある名門ゴルフ場を会員に代わって予約。 ●銀座プレミアムラウンジの利用 |
まとめ
ANAカード プレミアムには、「ANA VISA プラチナ プレミアムカード」「ANA JCBカード プレミアム」のように年会費を抑えて、空の旅を中心とした特典やサービスに注力しているカードもあれば、「ANAダイナース プレミアムカード」「ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」のように、ゴルフサービス、会員制ラウンジの利用、ホテル宿泊券無料サービスなど、幅広いサービスを提供し、十数万円の年会費を設定しているカードもあります。“どの航空キャリアのカード”にするかと同じぐらい“どの提携ブランド”にするのかということは重要なポイントです。費用とサービスを検討し、自分のスタイルにふさわしいカードを選んで、優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
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