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2020年9月23日 岩田昭男が探る

おしえて!岩田先生!① 「マイナポイント」って何ですか?

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マイナンバーカードに登録した決済サービスで買い物をすると最大5000円分が還元されるマイナポイント。マイナポイントという名称からか「マイナポイントというポイントがあるの?」「マイナンバーカードで決済できるの?」と制度を正しく理解していない声も耳にします。

今から準備しても十分お得が享受できる、この政府事業。マイナポイントとはどういった仕組みなのか、どういったお得があるのか、誰でも3分で理解できるよう岩田先生が解説します。

“キャッシュレスの生き字引” 岩田先生
消費生活ジャーナリスト。クレジットカード&電子マネーの研究で、30年以上業界を取材し執筆活動を行う。くわしくはこちら

最大5000円が還元されるポイント事業

マイナポイントとはどんな事業ですか?

マイナンバーカードを普及させるために国がつくった事業です。
マイナンバーカードに登録した決済サービスを使ってチャージや買い物をすると利用分の25%、最大5000円分が戻ってきます。


テレビCMで“子どもももらえる”って言ってましたけど、あれ本当ですか?

マイナンバーカードを持っていれば誰でもOKです。赤ちゃんも大丈夫。
「未成年者のマイナポイントについては、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申込みすることができます(マイナポイント利用規約第5条)」とあります。
 
子どもの分は代わりに保護者が申し込めばいいのです。
だから、家族人数×5000円の還元が受けられますよ。


でも、マイナンバーカードは持ってないな。通知カードしか…。

それならマイナンバーカードを今から申請すればいいでしょう。どの自治体もやや混雑しているようですが、この事業は2021年3⽉31⽇までなので時間はありますから。
マイナポイントの登録は先着4000万名までと制限が設けられていますが、8月30日時点で登録者数は393万4857人なのでまだまだ余裕があります。

マイナンバーカードをつくったところで、今後使うかなあ。

特別定額給付金の申請がオンラインでできたり、来年3月から健康保険証として使えたりと、今後なにかと便利になると思いますよ。運転免許証に・・・という話もありますね。
どちらにせよ通知カードは5月に廃止されたので、マイナンバーカードの重要度が高まることは間違いありません。


===マイナンバーカードの申し込み方法===

 
「スマートフォン」「パソコン」「郵便」を利用して申請ができます。どの場合にも通知カードの下についている個人番号カード交付申請書が必要です。23桁の申請IDが記載されている紙です。

スマートフォン、パソコンの場合は、交付申請書にあるQRカードまたは申請用WEBサイトにアクセスして申請書ID、メールアドレスを入力します。次に顔写真、申請情報。すべて完了すればメールが届きます。

不備が見つかった場合は、その旨の連絡があるので指示に従って修正し再送信します。その後、しばらく(かなり?)経つと自治体より交付通知書が手元に届くので、それを持参して役場でマイナンバーカードを受け取ります。

郵便の場合は個人番号カード交付申請書に必要事項を記入、写真を貼付し同封されていた送付用封筒に入れて郵送します。

もし、交付申請書の部分が見当たらない場合は、ダウンロードができるので、それを使って手続きします。15歳未満の子どもの申請は、保護者が代わりに行います。
 
おすすめはスマホでの登録です。スマホで撮った画像がそのまま使えて便利です。

決済サービスを登録しよう

マイナンバーカードが手に入ったら、あとは決済すればいいだけか・・・。

いえいえ、マイナンバーカードで決済はできませんよ。
自分で「Suica」「nanaco」「PayPay」などお気に入りの決済方法を一つ選んで、マイナンバーカードに事前登録する必要があります。
決済サービスとマイナンバーカードを紐づけることで、ようやく決済利用分の25%のマイナポイントがもらえるのです。


===利用できる決済サービス 一例===

 
●ゆうちょPay
●au PAY/au PAY カード
●d払い/dカード
●PayPay
●LINE Pay
●メルペイ
●J-Coin Pay
●FamiPay●nanaco
●Suica
●WAON/イオンカード
●dカード/d払い/
●au PAY カード/au PAY/
●三井住友カード
●JNB Visaデビット
 
くわしくはこちら
 
そうなのか。でも、マイナポイントはどうやって還元されるのだろう?

通常の決済と同じ方法です。便宜上、還元されるポイントをマイナポイントと呼んでいますが、実際は決済サービスが提供するポイントが還元されます。
つまりマイナポイント事業分として「Suica」ならJRE POINT、「nanaco」ならnanacoポイント、「PayPay」ならPayPayボーナスが利用後にポイント加算あるいは残高加算されるということです。
 
ポイント付与のタイミングは一律ではありませんが、前払い式はチャージ時に付与されることが多いようです。ですからお得が実感しやすいと思いますよ。


あー、なるほど。これでようやく仕組みがわかったぞ。じゃあ、最後の関門はマイナポイントの登録だけだな。

そうです。実際は「マイナポイントの予約」と「決済サービスの登録」です。ですが、ワンストップで終えられるのでご安心を!

時間がかかるといやだなあ。

大丈夫。私は2分ぐらいで完了しましたよ。
必要なのは「マイナンバーカード」「数字4桁の暗証番号」「利用したい電子マネー(または決済ID/クレカ)」です。
 
ただし暗証番号は3回連続して間違えるとロックがかかり、役所に行って解除してもらわなければなりません。きちんと確認してから入力しましょう。

 

===「マイナポイント予約」と「決済サービスの登録」===

 
<マイナポイントの予約>
マイナポイントのアプリをダウンロードします。次にスマホでマイナンバーカードを読み取り、4桁のパスワードを入力。再度、マイナンバーカードを読み取り、「発行」をタップすれば予約が完了。
 
<決済サービスの登録>
予約が完了すると決済サービスを登録するため「申込へ」をタップします。スマホでマイナンバーカードを読み取り、4桁のパスワードを入力。次に利用したい決済サービスを選択し、利用規約にチェック。決済サービスID、セキュリティコード(決済サービスIDと同じの場合もある)を入力し、再度4桁のパスワードを入力しマイナンバーカードを読み取れば完了します。
 
くわしくはこちら
 
予約や登録もスマホでできますか?

できますよ。スマホでの手続きが簡単で便利だと思います。PC、施設にある端末などでも登録はできますけど。
実は、簡単と言いましたが、私はマイナンバーカードの読み取りで何度かエラーを出してしまいました。もしうまく読み取れなかったら、こちらを参考にするといいですよ。→こちら

上乗せキャンペーンも利用しよう!

なんかできそうな気がしてきた!どうせなら家族分を一緒に申請して5000円×4名で2万円分をもらおうと思います。

それはいいですね。それなら上乗せキャンペーンも絶対利用するべきですよ。家族分でお得は2万円以上になるでしょう!
 
ただし、決済サービスは一度登録したら取り消しも変更もできません。くれぐれも慎重に選ぶことが大切です。

===上乗せキャンペーン 一例===

[コード決済]
ゆうちょPay … 1500円相当のゆうちょPayポイント
au PAY/au PAY カード … 最大1000円相当のau PAY 残高
d払い … 最大2500円相当のdポイント(期間・用途限定)
メルペイ … 最大1000円相当のメルカリポイント(期間限定)
J-Coin Pay … 500円の残高
FamiPay … 先着10万名に500円相当のFamiPayボーナス

[電子マネー/クレカ]
Suica … 1000円相当のJRE POINT
WAON/イオンカード … 最大2000円相当のWAON
dカード … 500円分のdポイント(期間・用途限定)
au PAY カード … 最大1000円相当のau PAY残高
三井住友カード … 抽選で100名に1万ポイント
JNB Visaデビット … 現金100円プレゼント
 
※実施期間や詳しい内容については公式サイトにてご確認ください。

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