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2023年6月29日 O2O/スマホ

カードがなくてもスマホで出入金!「スマホATM」スタート!【2023年版】

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更新日:2023年6月27日
 

目次

スマホATMって何?
スマホで現金を引き出す方法
「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」のATMは使える? 利用可能なアプリとATM
「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」の残高をATMで引き出す方法
利用前に確認しておきたいこと
まとめ

スマホATMって何?

スマホでATMの出入金が行える新しいサービス「スマホATM」が始まったのは2017年3月のこと。

当時は「じぶん銀行(現 auじぶん銀行)アプリ 」×「 セブン銀行ATM」という限定的な組み合わせでしたが、今では使えるアプリが増え、多くの方が利用できるサービスに成長しています。

最近では銀行口座残高だけでなく、決済アプリの残高を引き出せるサービスも始まりました。

操作は難しくない? どの銀行アプリで使えるの? 「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」のATMでも引き出せるーー? など紹介していきます。

スマホで現金を引き出す方法

「スマホ」と「ATM」とは何とも異色の組み合わせ。まずは、気になる操作方法からみていきましょう。

ここでは「auじぶん銀行アプリ」 ×「 セブン銀行ATM」で現金を引き出す方法を紹介しますが、他のアプリでも手順はほぼ同じです。

スマホATMで気をつけたいのは、「スマホ画面」と「ATM画面」の両方を確認しながら手続きを行うことです。途中で操作がわからなくなったら、もう一方の画面を確認してみましょう。そちらに指示が出ていることがあります。


 
【手順 01】セブン銀行のATMで操作開始

ATMの[スマートフォンでの取引]、アプリの「スマホATM」ボタンを押します。どちらが先でも問題ありません!

 
【手順 02】「出金」を選択し、金額を入力する

アプリで「金額を指定して出金」を選び、次に出金する金額を入力します。1万円でいいという人は[クイック出金]でOKです!

【注意点】
ATMロックををかけていると次に進めないのでロックを解除しましょう。

 
【手順 03】QRコードをアプリで読み取る

ATM画面に表示されたQRコードをアプリのカメラで読み取ります。

【注意点】
カメラが無効だと立ち上がりません。その場合は、[設定]>[プライバシーとセキュリティ] でカメラを有効にしましょう。

 
【手順 04】「企業番号」を入力する

アプリに届く4桁の番号をATMに入力します。

 
【手順 05】「暗証番号」を入力する

4桁の暗証番号をATMに入力します。

【注意点】
暗証番号は自分が設定したキャッシュカードなどで利用する4桁の番号。忘れてしまった場合は、アプリ上で再設定ができます。

 
【完了!】

現金が受け取れます。

「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」のATMは使える?
利用可能なアプリとATM

残念ながら、「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」のATMは、スマホでの引き出しに対応していません。また、これらの専用アプリを使って(クレジットカードなしで)出金することもできません。

スマホATMが利用できる“アプリ”と“ATM”は以下のとおりです。あくまでも、ネット銀行が中心のサービスと言えるでしょう。

なお、ATM利用時にはプラスチックカードと同じように手数料がかかります。

■「銀行アプリ」×「対応するATM」と手数料
利用アプリ 対応ATM(出入金手数料)
セブン銀行 ローソン銀行 イオン銀行 ゆうちょ銀行
auじぶん銀行
(個別に無料回数あり)
 110円 110円 × ×
PayPay銀行
(毎月1回は無料。
3万円以上はどちらも0円)
165円 165円 × ×
 住信SBIネット銀行
(個別に無料回数あり)
 110円 110円 × ×
 GMOあおぞら銀行
(個別に無料回数あり)
入)   0円
出)110円
× × ×
 ゆうちょ銀行  × × × 0円
 イオン銀行 × ×  0円 ×
 セブン銀行
(19:00~7:00の入金は110円)
 0円  × × ×
上記以外にも、「au PAY」「d払い」「Kyash」など、スマホを使って決済アプリの残高が出金できるサービスもあります。

「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」の残高をATMで引き出す方法

「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」はアプリもATMもスマホATMに対応していないと言いましたが、こうしたメガバンクの残高をスマホで引き出したいという人もいるでしょう。

そんな場合は、スマホATMに対応する銀行の口座を使い、そこにメガバンクから振り込んで利用する手もあります。(持ってない人は新規に開設する必要があります)


三菱UFJ銀行であれば、相性がいいのは「auじぶん銀行」です。

「三菱UFJ銀行(ダイレクト)」から「auじぶん銀行」に必要な額を振り込み、「auじぶん銀行」のアプリを利用すれば現金が引き出せます。

しかも、両銀行間の振込手数料は無料。ATMの引き出しにかかる手数料も最低月2回無料です。

一方、三井住友銀行(SMBCダイレクト)に関しては、スマホATMが利用でき、かつ、振込が無料になるネット銀行はありません。通常通り、手数料(165円~)がかかってしまいます。

この点を踏まえたうえで、コンビニのATMを利用するなら「住信SBIネット銀行」との組み合わせがおすすめです。スマート認証NEOに登録すれば、月5回までATMから無料で出金できます。

ゆうちょ銀行との連係もいいでしょう。ゆうちょ銀行なら、店舗内のATMが終日無料で利用できます。

スマホATM対応銀行への振込手数料がかかってしまう分、ATM利用コストは節約したいところです。

利用前に確認しておきたいこと

最後に、スマホATMが簡単といっても陥りやすい落とし穴があります。特に注意したいのは、「サービス利用設定(申し込み)」と「暗証番号の確認」です。

① スマホATM利用前に「サービス利用設定(事前の申し込み)」を行う
初めてスマホATMを利用するときは、アプリと本人確認情報を紐づけるため、以下の手続きが必要になります。

各アプリ上にある「スマホATM」をタップすれば、自動的に手続きができます。

スマホATM利用前に必要な手続き

●auじぶん銀行→[スマホ認証サービス]の申込
●PayPay銀行→[カードレスATM]の初期設定
●住信SBIネット銀行→[スマート認証NEO]の登録
●GMOあおぞら銀行→[スマホATMを利用する]をON
●ゆうちょ銀行→[ATM生体認証]の申込
●イオン銀行→[スマッとATM]利用登録
●セブン銀行→[位置情報へのアクセス]許可

行うことは、利用規約のチェックや確認番号等の入力、SMSによる本人確認などです。

② 「暗証番号」を確認しておく
現金を引き出すためには暗証番号が必要です。

ここで求められる番号は、ATM利用時に使う4桁の暗証番号(キャッシュカードと同じ場合がほとんど)。

もし記憶にない場合は、事前にアプリ上で再設定しておきましょう。

 

まとめ

「スマホ」と「キーケース」だけで気軽に外出する人も増えているように思います。ですが、外出先でクレカ決済ができなかったり、現金が必要になってしまうこともあるでしょう。

そんなときに便利なのがスマホATMです。ネット銀行から付与されるATM入出金手数料無料サービスを上手く利用すればコストもかかりません。

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