ポイントルールの変更という逆風下でも、楽天カードは着実に成長中[2023年12月期3Q]
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楽天グループ 売上は10.1%の増加
楽天グループがQ3/23(2023年6月-9月)の連結決算を発表しました。当期損益はモバイル事業の不振を受け685億円の赤字となりましたが、売上は5184億円と前年同期比で474億円増、+10.1%の成長となりました。売上をセグメント別にみると、インタネットサービス+13.9%、フィンテックが+13.6%に増加し、グループ全体の成長を押し上げました。
なお、フィンテックセグメントには、楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天ペイメント(主に楽天ペイ、楽天ポイント、楽天Edy)などの金融サービスが含まれます。
■楽天グループの売上収益推移
カード発行枚数は着実に成長中
フィンテックの中でも、キャッシュレス決済の中心となる楽天カードの動きをみていきます。楽天カード発行枚数は、2023年9月時点で2954万枚となり、3000万枚まであとわずかとなりました。楽天独自の調査によると、『2022年度のクレジットカード取扱高の各社シェア』では楽天カードのシェアは23%で1位とのことです。
下図は、近年の楽天カード発行枚数の推移を示したものです。前年同月期と比較すると、Q3/23(2023年9月末)までの1年間に203万枚増やし+7.4%伸長しています。
最近は増加率がややゆるやかになっているものの、これまでも何度となくポイントルールの変更が行われましたが着実に推移しているようです。
楽天カード ショッピング取扱高
カード枚数の増加に伴い、カードショッピング取扱高も前年同月比で0.8兆円増え、増加率は+17.4%と飛躍。1枚当たりの平均利用額は上昇傾向にあるようです。twitterで更新のお知らせをしています
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