au経済圏で頭角をあらわす金融サービス。auマネ活プランも滑り出し上々![2024年3月期2Q]
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KDDIの2024年3月期の中間決算(2023年4月-9月)が発表されました。
注目ポイントはこの3つ。
①金融事業が2桁成長
②「マネ活プラン」の滑り出し好調
③「au PAY」「au PAY カード」の会員数が増加
金融事業の取扱高、au PAY、au PAY カードの会員数の増減などを確認したいと思います。
グループ全体の中で金融事業は2桁成長
KDDIグループの金融事業は、auフィナンシャルホールディングス傘下の「auじぶん銀行」「auフィナンシャルサービス(主にクレジットカード)」「auカブコム証券」「auペイメント(au PAYなど)」などで構成されています。金融事業を前年同期(2022年4月-9月)で比較すると、営業利益は92.9%増の171億円。決済・金融取扱高は19.3%増の8.1兆円に伸長し、KDDIグループの収益基盤として着実に成長しています。
auマネ活プランは好調な滑り出し。使い放題MAX選択者の3人に1人が加入
2023年9月1日に開始された「auマネ活プラン」は、使い放題MAX選択者の3人に1人が加入するなど滑り出しも好調。金融サービスへの囲い込みも進んでいます。ちなみに「auマネ活プラン」とは、「使い放題MAX」に「金融サービス利用特典」を上乗せした“スマホ向け料金プラン”のこと。au PAY ゴールドカードで支払うと以下の特典が受けられるようになります。
①携帯の利用料金に対するポイント還元率が10%から最大20%に引き上がる(12ヶ月間)
②au PAY ゴールドカードのポイント付与率が1%から1.5%にアップする(上限は月間250P)
③auじぶん銀行やauカブコム証券などでの優遇 など
ただ、目玉である携帯利用料金のポイントアップは12ヶ月間限定なので、その後の継続者数は気になるところです。
「au PAY カード」「au PAY」の会員数が増加
au PAY カード、au PAYの会員数も増加しています。注目はゴールドカードが伸びている点。下図では少し見にくいですが、ゴールドカードのほうが傾斜がやや急になっています。auユーザーにとってより多くのベネフィットが得られる点が好感されているのかもしれません。
■au PAY カード会員数推移(2023年10月)
■au PAY会員数推移(2023年9月末)
出所:KDDI 2024年3月期1Qおよび2Q決算資料(2023年4月-9月)
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