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2013年4月17日 ゴールドカード

ビジネスパーソンの味方。“出張、旅行に強いゴールドカード!”

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 ステータスというとプラチナカード、ブラックカードといった豪華なカードに目が行ってしまいますが、一般のゴールドカードでもお得なものがあります。実際ビジネスの現場ではどんなカードが利用されているのか気になるところ。外資系企業勤務Aさん(40歳)に実利性にあふれたゴールドカードを聞きました。

■出張、旅行に強い、この2枚!

出張先で試されるカードの真価

出張先で試されるカードの真価



 仕事柄、海外・国内へと頻繁に出張する人も多いでしょう。Aさんもそんな一人。月に3~4回は飛行機に乗ります。行き先はニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、シンガポール、バンコク、シドニー、国内では大阪、福岡などです。そんなAさんの関心は、旅の移動と宿泊をいかに快適に過すかに尽きます。
 そのポリシーに従って、Aさんが選んだカードは「ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード」と「JALカード CLUB-Aゴールドカード」の二枚。これを徹底的に活用しています。
「よくブラックカード(センチュリオンカード)はすごいといわれます。36万7500円の年会費を払うので、豪華な特典が一杯あるように思われています。その中でも私にとって最も魅力的な特典は、宿泊ホテルのスイートルームへのアップグレード。しかし、私のもっているヒルトンのカードでも上級グレード(エグゼクティブフロア)へのアップグレードはやってくれます。また、アップグレードが出来なかった場合でも、2000円分の朝食券をくれますから、年に6~7回利用すれば年会費の元は取れる計算です」とAさんはいいます。実際に研修旅行でヒルトンを利用したときに、Aさんの同僚はみな普通の部屋に泊まったのですが、彼だけは2倍の広さの立派な部屋を提供してもらい、大いに優越感に浸ったそうです。

■上顧客のためのクラブ組織
 ヒルトンHオーナーズクラブは、上顧客のためのクラブ組織で4つのレベルがあり、ホテルの利用状況に応じてランクが決定します。ちなみに、一般の人は「ブルー」会員ですが、年間4回滞在または10泊以上すると「シルバーVIP」会員、16回滞在または36泊以上すると「ゴールドVIP」会員、28回滞在または60泊以上すると「ダイヤモンドVIP」会員と次第にランクがあがり、それに応じて、ボーナスポイント、ヘルスクラブ利用、客室のアップグレード(空室状況による)またはコンチネンタルブレックファスト無料など特典も充実する仕組みになっています。

■「ゴールドVIP」会員であり続ける奥の手!
 年間20回近くホテルを利用するAさんは当然「ゴールドVIP」会員。快適なホテルライフを満喫しています。しかし、もし次年度以降Aさんがヒルトンを全く利用しなかった場合には、その会員資格はなくなります。資格を持ち続けるためには、毎年ヒルトンに宿泊し続けねばならないのです。
 そんな問題を解決してくれるのがクレジットカードなのです。三井住友カードと提携する「ヒルトンHオナーズVISAゴールドカード」(年会費13,650円)を持てば、「ゴールドVIP」の資格を永久にもち続けることができます。つまり、翌年に全く利用しなくてもクレジット機能をつけることで、永久に「ゴールドVIP」の待遇が約束されるのです。

■JALマイレージバンク(JMB)
 もう一枚Aさんが利用しているカードはJALカード CLUB-Aゴールドカードです。国内、海外と両方に出かけることが多いAさんは、どうしてもJALに搭乗する機会が増えます。そのため上顧客のステータスを獲得しました。
JALには、JMB「FLY ON プログラム」というのがあり、「JMBクリスタル」「JMBサファイア」「JGCプレミア」「JMBダイヤモンド」の4つのステータスが用意されています。

「JMBクリスタル」:30,000FLY ONポイント(うちJALグループ便15,000FLY ONポイント)以上、または30回(うちJALグループ便15回以上のご搭乗)以上かつ10,000FLY ONポイント以上の利用
「JMBサファイア」:50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回以上のご搭乗)以上かつ15,000FLY ONポイント以上の利用
「JGCプレミア」(JALグローバルクラブ会員対象):80,000FLY ONポイント(うちJALグループ便40,000FLY ONポイント)以上、または80回(うちJALグループ便40回以上のご搭乗)以上かつ25,000FLY ONポイント以上の利用
「JMBダイヤモンド」:100,000FLY ONポイント(うちJALグループ便50,000FLY ONポイント)以上、または120回(うちJALグループ便60回以上のご搭乗)以上かつ35,000FLY ONポイント以上の利用

※期間は1月~12月の12ヵ月間(暦年)

 毎年50回以上利用するAさんは、現在「JMBサファイア」会員です。
「JMBサファイア以上になると、JALに乗るときに国内線、国際線にかかわらず、広いラウンジを利用できます。これはチェックインした後の待合室のすぐ隣りにあって、そこでビールを飲んだり仕事をしたり、ゆっくりくつろぐことができます。それだけでなく、会員の特典として、座席のいいところを優先的に取れます」
さらに、「JALグローバルクラブ」の会員であれば、搭乗回数が減って会員資格を失うといったことはなく、会員である限り「JMBサファイア」会員相当以上の特典を得られます。そのうえ、家族も同じ特典を受けることもできます。
 仕事やレジャーで旅行が多い人は、このように航空会社やホテルが用意する会員制度とゴールドカードの特典を組み合わせると、利用頻度に左右されることなく上質なサービスを受け続けることができます。

※記事内容は制作された時点での情報です。その後サービス等が変更されている場合がありますので、最新の情報につきましては公式サイト等でお確かめください。

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