岩田昭男の上級カード道場〜ポイント経済圏、プレミアムカード、カード上級サイト〜

2015年5月19日 ブラックカード

ダイナースクラブ プレミアムカード プレミアムな体験【まとめ】

上級カード道場では、アフィリエイトプログラムを利用し広告収益を得て運営維持を行っています。よって記事中にPRリンクを含みます。 ただし、提携の有無が記事内容およびランキングに何ら影響を与えるものではありません。

ダイナースクラブ プレミアムカード

ダイナースクラブ プレミアムカードは、招待制のカードです。ダイナースクラブカードの利用状況から一定の審査基準を満たしたと判断された方にインビテーションが届けられます。




2 年半にわたってダイナースクラブ プレミアムカードで体験したことを振り返りつつ、その時に書ききれなかったことをまとめてみたい。

 

『ダイナースクラブ プレミアムカード』への入会

『ダイナースクラブ プレミアムカード』への招待状をいただいたのは今から2 年半前のこと。ポストの中に入っていた黒い高級感のある封筒を、今でも鮮明に覚えている。銀色に輝くPremium INVITAION の刻字が目に入り、“選ばれた!”と舞い上がってしまった。当時の年会費は税込で10 万円(現在は13万円+税)。それだけの価値にふさわしい体験をしてみたい、という好奇心に駆られ迷わず申込書を書いて投函した。

 

どうしたら招待状を受け取れるのか。それにはまず『ダイナースクラブ』に入会することが必要だ。『ダイナースクラブ』は、現在、入会の目安となる年齢が引き下げられ27 歳以上になっている。あとは安定的な収入があればいい。以前に比べて条件が緩和されているものの、しっかりした審査基準があることには変わりない。過去にクレジットカードやローンの返済に延滞や未払いがないことは言うまでもない。

 

『ダイナースクラブ プレミアムカード』の審査基準は明らかではないが、個人的な感想を言うなら、職業や年齢、収入、持ち家の有無といった属性だけでなく、どれだけダイナースクラブカードを愛用しているかが重要視されているように思える。高額な買い物やレストランの食事、海外旅行での支払いを『ダイナースクラブカード』に集約してコツコツと実績を積み上げれば、招待状を受け取ることはできるだろう。

 

→「第一回 プレミアムカードがやってきた

お金で買えない体験に価値を感じる

さて、『ダイナースクラブ プレミアムカード』を利用してから、いろいろと貴重な体験をさせてもらった。一番印象に残っているのは、“天上に届かんばかりの歌声”に圧倒されたプラシド・ドミンゴの公演だ。公演後のアフターパーティはダイナースクラブ会員限定。世界のドミンゴを交えワインを片手に夢のような時間が過ぎていった。

 

ダイナースクラブのイベントには、未知との出逢いがある。たとえば「京都・上賀茂神社の“薪能”」では、一般には公開されていない上賀茂神社の本殿を拝観し、夕暮れ迫る境内で薪能を鑑賞させてもらった。そのほか、「醍醐寺の“夜の観桜会”」、「興福寺の“特別拝観”」なども開催されている。どれも世界遺産に登録されている格式ある神社仏閣ばかりだ。少し趣向は違うが、オバマ大統領と安倍首相が会食したことでも有名になった寿司店「すきやばし次郎の“会食会”」も行われている。
こういったイベントが開催できるのは、ダイナースクラブが持つパイプの太さ、そしてコーディネート力によるところが大きいのではないかと思う。一流カードたるゆえんがこのあたりにあるのだろう。

 

人気イベントは希望者が多いので、先着順または抽選になってしまう。抽選は運を天に任せるしかないが、先着順の場合は予約開始時間になったら忘れず電話するよう心がけたい。また、ドミンゴのコンサートではアフターパーティ付きのチケットはポイント交換でのみ入手できた。ポイントをためておくと有利になるイベントは今後もあるかもしれない。

→「第二回 あのドミンゴが目の前に
→「第九回 ダイナースクラブで行くExclusiveなイベント 上賀茂神社の“薪能

プレミアムカードの満足度を高めるコンシェルジュサービス

上級カードの満足度を高めてくれるサービスの一つに、コンシェルジュサービスがある。最大のメリットは、秘書代わりにてきぱきと動いてくれるので、自分本来の仕事に集中できることだ。また、仕事や移動中で電話ができないときも、メールでやり取りができるので時間を有効的に使える。プレミアムカード会員専用サイトであらかじめ下調べしておけば、意思の疎通も図りやすくなるだろう。

 

私が、初めてコンシェルジュサービスを利用したのは、米国へ海外取材に出かけるときだった。急きょ取材が決まったので、チケットの手配を頼むことにした。コールセンターと違い、単に予約するとか、注文するのではなく、自分の希望に合わせて相談しながら、航空便の予約が行える。身内と相談しながらといった感じがあって、とても助かった。ついでに日本食のレストランも探してもらったのだが、こちらもいいお店でおいしくいただくことができた。

どんなことまで応じられるのかは分からないが、人気のエンターテイメントのチケット手配に尽力してくれたり、プライベートジェットの手配ができるらしいという話も聞く。懐は想像以上に深そうに思える。

→「第五回 急な海外出張!『そうだ、コンシェルジュに頼もう』

ゴルフ場は社交場!?

ゴルフを始められたのもこのカードのおかげだ。色々な人のお力添えをいただいたが、まさかコースデビューできるとは思わなかった。初心者でも名門ゴルフ場のプレー代金が半額になるサービスはうれしい。このおかげでゴルフがより身近なものに感じられるようになった。ゴルフ上級者ともなれば、ゴルフ場を社交場のように利用していると聞く。ダイナースクラブのゴルフイベントを利用して仲間作りをしている人もいるらしい。同じカードを持つ安心感が、連帯意識を生むのかもしれない。

→「第七回 ゴルフラウンドデビューを果たす!

プレミアムカードとレギュラーカードの違い

2 年半『ダイナースクラブ プレミアムカード』を利用してきたわけだが、『ダイナースクラブカード』と比較するとサービスは格段にグレードアップしていると感じた。

何と言っても「プライオリティ・パス」や「コンシェルジュサービス」、「銀座ラウンジ」はプレミアムカードが提供している魅力的な特典である。「エグゼクティブダイニング」「ゴルフサービス」はレギュラーカードにもある特典だが、プレミアムカードになると利用できるお店やゴルフコースは増えるし、お得も増える。イベントについては、プレミアムカード会員限定の会食会やレストランウィークの優先予約など、プレミアムカード会員限定のワンランク上のイベントが用意されており、こうしたものを体験できる機会も増える。

→「第四回 ダイナースクラブ 銀座ラウンジ

ダイナースクラブのイベントといっても最初はピンと来なかったが、実際に参加してみると、このカードを持たなければ絶対に味わえなかった「体験」ができて、それが一番の収穫だった。ドミンゴの熱狂、上賀茂神社の薪能など、身体の芯が震える感動というものを初めて味わえた。ダイナースクラブ プレミアムカードがなければ一生経験できなかっただろう。最近、クレジットカードといえばポイント還元率だけが注目を浴びてしまいがちだ。ポイントを集めるのも面白いが、こういった未知の世界への扉を開いてくれるようなサービスにもどんどん目を向けて行きたいと思っている。

※こちらは2013年~2015年までの執筆当時の状況です。現在と異なる場合があることをあらかじめご了承ください。なおカード券面につきましては2016年4月現在のものを使用しています。

 

第九回 ダイナースクラブで行くExclusiveなイベント
上賀茂神社の“薪能




※制作当時の内容に基づき掲載していますが、すべてを確約するものではありません。正確な情報はカード会社の公式サイトにてご確認ください

あわせて読みたい

twitterで更新のお知らせをしています

新規の記事を更新時、Twitterでお届け。取材時のこぼれ話や日常生活のちょっとしたおトク情報などをもつぶやいております。この機会に岩田昭男をフォローしていただければと思います。

ローソン銀行新型ATMとポイントで生活が変わる
アップルペイのすべてがわかる
magmagawards2019専門情報2位

カード比較