Square、決済プラットフォームのAPIを日本でも開放
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Squareは5月9日、「E コマース API」と「POS API」を含む6つのAPI群を日本でも利用できるよう開放したと発表した。
レジや決済、販売管理のソフトウェアなど、商売に必要なツールを一つ一つ探すことは、個人で商売を営むような事業者にとって楽な作業ではないという。Squareは、事業規模の大小や、実店舗かオンラインストアかに関係なく、どの事業者にとってもこれらのツールがまるで一つのプラットフォームのように連携し、流れるように使えることが理想と考えている。
このたび提供されるAPIを活用すると、明朗な決済手数料と最短翌営業日入金、堅牢なセキュリティが特長のSquare の決済を、オンラインストアに組み込めるようになるほか、iOSまたはAndroidベースのPOSシステム(販売時点情報管理)と自由に連携させることができる。
事業者は、実店舗とオンラインストアの、売上、在庫、顧客情報をひとつの管理画面でまとめて確認でき、販売チャネルによらず事業全体の動向を一目で把握することができる。
■E コマース APIの特徴
・E コマース API を使うことで、オンラインストアを持つ加盟店は、オンライン決済もSquareで受け付けることができる。既に実店舗でSquare を活用している加盟店は、見慣れた管理画面で対面販売とオンラインストアの売上をまとめて把握することが可能。なお、売上が最短翌日に振り込まれるオンライン決済は、Squareが国内唯一(2017/5/9現在)。
・Squareの決済プラットフォームは、事業者にとっての利便性を追求する一方、信用業界のセキュリティ標準とされるPCI-DSS に準拠しクレジットカード情報は堅牢なシステムに守られている。Eコマース API も、オンラインストアに簡単なコードを組み込むだけで実装できる簡便さがある一方で、加盟店とそのお客様の両方を守るために何重ものセキュリティ対策が施されている。
・SquareのE コマース API は、 グローバルに展開する5つのe コマースプラットフォーム「Weebly ( ウィーブリー) 」「Ecwid ( エクウィッド) 」「Wix ( ウィックス) 」「WooCommerce(ウーコマース)」「Magento(マジェント)」と既に連携している。これらのプラットフォームを使えば、事業者は洗練されたデザインのオンラインストアを自社開発することなく構築でき、堅牢なセキュリティを誇るSquare の決済を簡単に利用できる。今後は、日本のショッピングカート事業者やe コマースプラットフォームとも順次連携していく予定だという。
■POS APIの特徴
・POS API を使えば、iOS またはAndroid で動くタブレットPOS とSquare のカード決済をシームレスに連携できる。POS レジは業種や事業規模によって必要とされる機能が大きく異なる。例えば、大手流通企業では購買者属性の記録や高度な受発注システムとの連携など、POS に求められる機能は業種や事業規模によってさまざまです。POS API は、それらのカスタマイズされたPOSや超高機能POS と、小型で手頃なクレジットカードリーダー「Square Reader(スクエアリーダー)」を使ったカード決済をシームレスに連携させることができる。
ちなみに、Squareは4月10日、新たに「ブラウザ決済」を提供開始し、インターネットに繋がるパソコンさえあれば事業者がその場でかんたんにクレジットカード決済を受け付けられるようにしている。
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