アプラス、国内初のVisa payWave対応プリペイドカードを7月めどに取扱い開始
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新生銀行およびアプラスフィナンシャルのグループ会社であるアプラスは5月9日、アプラスが発行する「海外プリペイドカード GAICA」(以下、GAICA)について、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下Visa)との提携により、非接触IC決済サービス「Visa payWave」に対応したプリペイドカードを、7月を目途に取り扱い開始すると発表した。
国内での非接触IC決済型プリペイドカードのニーズの高まりを受けて、国内のVisa加盟店でも利用可能な商品設計にしたことから、顧客は国内のVisa加盟店でも利用できるようになる。なお、Visa payWave対応プリペイドカードの発行は、国内では初めてとなる。
Visa payWaveは、電子決済取引における国際的なセキュリティ標準であるEMVに準拠し、かつ、非接触ICカードの国際標準規格であるISO14443 Type A/Bに対応した決済サービスで、日本人に人気の海外 旅行先である米国、オーストラリア、シンガポールなどを含む世界71以上の国と地域の店舗や交通機関で利用が可能だという。
既にVisa payWave利用が浸透しているオーストラリアやシンガポールでは、対面取引のうちVisa payWaveの取引の割合は、それぞれ76%と36%を占めている(VisaNet, 平成28年6月単月のデータを分析)。
新生銀行とアプラスフィナンシャルでは、グループ一体となった顧客基盤の拡大、リテールバンキング業務における外貨サービスの拡充、アプラスにおける新規カード事業の確立などを目指して、アプラスがVisaとのパートナーシップのもとGAICAを発行し、アプラスと新生銀行で平成27年7月から取り扱いを開始する形で海外プリペイドカード事業を展開してきた。
このたび、Visa payWaveに対応することで、顧客は海外はもとより国内でもVisa payWave対応のVisa加盟店において、カード読み取り機にカードをかざすことで決済できるため、安全性に加え利便性が高まるという。また、Visa payWave未対応であってもVisa加盟店であれば日本国内でも利用可能となることから、例えば海外旅行で残ったGAICAの残高を国内のインターネット加盟店を含むVisa加盟店で利用するなど、GAICAの活用方法も広がるとしている(GAICAに円の残高がある場合)。
プリペイドカードは、クレジットカードに比べて、個別与信がなく利用対象者の幅が広いという特徴がある。さらに、GAICAはアプラスの専用ウェブサイトを通じて申し込んだ顧客に対して、円でチャージして海外のATMから現地通貨を引き出す機能などを提供するとともに、新生銀行の「新生総合口座パワーフレックス」(以下、パワーフレックス)の顧客に対して、パワーフレックスの外貨普通預金から外貨を直接チャージできる機能や、帰国後に余った外貨残高を外貨普通預金口座に戻せる機能などを提供している。
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