ブラックカード・最高級カード ダイナースクラブ プレミアムカード
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公開日:2022年7月27日
「ダイナースクラブ プレミアムカード」は長い間、ダイナースクラブの最上位カードでとして知られてきました。2021年にその上の「ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード」(入会金55万円/年会費55万円)が誕生し、最上位の座こそ明け渡したものの、依然、招待状がなければ入会できない特別感のあるカードです。
どういったサービスが用意されているのか、「ダイナースクラブカード」とはどういった点が違うのか探ってみます。
プレミアムカード限定 新たに追加される付帯サービス
まず、ダイナースクラブカードには付帯されていない「コンシェルジュサービス」「専用ラウンジ」「ホテルの上位会員資格」などが利用できるようになります。●コンシェルジュサービス
レストランや旅行、各種チケットの手配・予約を24時間・年中無休で行ってくれます。メール対応も可能です。また、銀座プレミアムラウンジ内でも「銀座コンシェルジュサービス」を提供しており、レストランの予約、優待プランの案内などを行ってくれます。
●専用ラウンジ:「ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ」「D’sラウンジトーキョー (大丸東京店11階)」
限定された人のみ入室できるラウンジが無料で利用できます。利用できるラウンジは、銀座と大丸東京店11階にあり、フリードリンクサービス、手荷物の預かり、専用クロークなどのサービスが受けられます。
営業時間 | 定休日 | |
ダイナースクラブ 銀座プレミアムラウンジ | 11時30分~18時まで (最終受付17:45) |
毎週月曜日 12月30日~1月3日 |
D’sラウンジトーキョー (大丸東京店11階) |
こちらから |
[画像:銀座プレミアムラウンジ(上級カード道場撮影)]
●海外空港ラウンジの利用
国内だけでなく、海外空港ラウンジが利用できます。
世界1,300ヵ所以上のラウンジが利用できるプライオリティ・パスのサービス(プレステージ同等)、コンパニオンカードを発行した方は、世界1,000ヵ所以上のラウンジが利用できる「ラウンジ・キー」が使えます。
どちらも利用回数に制限なく、無料で使えます。家族会員も無料です。
空港ラウンジでは、軽い食事や飲み物が提供されるほか、Wi-Fiも利用できます。
●「一休.com」ダイヤモンド会員、「プリファード ホテルズ&リゾーツ」エリート会員
カードを保有することで、「一休.com」ダイヤモンド会員、「プリファード ホテルズ&リゾーツ」エリート会員といった、他社サービスの上位会員資格が自動的に手に入ります。
「一休.com」のダイヤモンド会員になると、タイムセールプランを1時間前倒しで予約できるほか、客室のアップグレードや特別プランのオファー、ホテルクレジット(館内で利用できるマネー)が提供されます。
一方の「プリファード ホテルズ&リゾーツ」エリート会員も同様に、対象ホテル内で、客室のアップグレード、ボトルワインやリゾートクレジットの提供、ダイニング割引などの優待があります。※ホテルによって提供サービスは異なります
●ダイナースクラブ プレミアムメタルカード
オプションとして、人気の金属製カードが手に入れられます。発行手数料は1枚2万円。本会員および家族会員、各1枚まで付帯可能です。
グレードアップする付帯サービス
ここまで、プレミアムカードだけのサービスを紹介しましたが、ダイナースクラブカードの付帯サービスも一段とグレードアップし、提供されます。●プレミアム エグゼクティブ ダイニング
エグゼクティブダイニングは、2名様以上の利用で1名様分のコース料金が無料になるサービス。ダイナースクラブカードでもサービスを提供していますが、プレミアムカードになると対象レストラン数が増え、選択肢が広がります。
●コンパニオンカード
コンパニオンカードは、ダイナースクラブカードに追加できる無料のカードですが、プレミアムカードになると、Mastercard®の最上位グレードである「TRUST CLUB ワールドエリートカード」(通常年会費 143,000円/税込)が無料で付帯できます。
これがあれば、Mastercard加盟店でもカードが利用できるようになるため、利用先が広がります。
さらに、「TRUST CLUB ワールドエリートカード」に付帯するサービス、「ダイニング by 招待日和」「Mastercard限定宿泊プラン」「るるぶモール レストラン割引優待」も利用できるようになります。
●ポイントの付与
ダイナースクラブカードは100円につき1Pですが、プレミアムカードは100円につき1.5Pのダイナースクラブ リワードポイントが付与され、お得度が高まります。
ただし、コンパニオンカードの「TRUST CLUB ワールドエリートカード」利用時は、100円=1Pと付与率が低下するため、ダイナースクラブ プレミアムカードでの決済がおすすめです。
ポイントには有効期限はありません。
ポイント還元率をみてみると、1ポイントの価値は0.4円(※)以上ですから、プレミアムカードが0.6%~、TRUST CLUB ワールドエリートカード0.4%~になります。
※参考:Amazonギフト券、楽天ポイントに交換時
●マイルへの移行が無料
ダイナースクラブカードで貯めたポイントは、「ANA」「デルタ航空」「ユナイテッド航空」「大韓航空」「JAL」のマイルへ移行することができます。
移行については、ダイナースクラブカードは6600円の参加料が必要になりますが、プレミアムカードは参加料無料で移行できます。
■マイルへの移行レートと上限
プログラム名 | 移行比率 ポイント→マイル |
年間移行マイル数 上限 |
ANAマイレージクラブ 全日本空輸 |
1:1 | 4万マイル |
スカイマイル デルタ航空 |
2:1 | 14万マイル |
マイレージ プラス ユナイテッド航空 |
2:1 | 12万マイル |
スカイパス 大韓航空 |
2:1 | 12万マイル |
JALマイレージバンク 日本航空 |
2.5:1 | なし |
●付帯保険
国内旅行傷害保険、海外旅行傷害保険は、カード利用の有無にかかわらず(自動付帯)最高1億円までの補償が受けられます。自動付帯なので、カードをもっているだけで補償が受けれるので安心です。
このほか、ダイナースクラブカードでは付帯しない、「海外航空便遅延費用保険」「外貨盗難保険」「ゴルファー保険」なども、プレミアムカードは付帯しています。
特に、海外航空便遅延費用保険、外貨盗難保険などは、保険金額がすごく高いわけではありませんが、海外で起こりがちな損害を担保してくれるので、役立つ保険といえるでしょう。
プレミアムカードの付帯サービスまとめ
今まで紹介してきた、プレミアムカードのサービス内容をまとめるとこんな感になります。ダイナースクラブカード | ダイナースクラブ プレミアムカード | |
コンシェルジュ | - | コンシェルジュ プレミアム専用デスク トラベルデスク プレミアム旅行デスク |
専用ラウンジ | - | 銀座プレミアムラウンジ D‘sラウンジトーキョー |
海外空港ラウンジ | - | ●プライオリティ・パス ●ラウンジ・キー(コンパニオンカードの場合) |
上位会員資格付与 | - | ●「一休.com」ダイヤモンド会員 ●「プリファード ホテルズ&リゾーツ」エリート会員 |
メタルカード | - | ダイナースクラブ プレミアムメタルカード |
エグゼクティブ ダイニング | プレミアムカード会員限定レストランが使える | |
コンパニオンカード | TRUST CLUB プラチナマスターカード(年会費3,300円→無料) | TRUST CLUB ワールドエリートカード(年会費143,000円→無料) |
ポイント付与 ※いずれもダイナースクラブ リワードポイント |
100円=1P 200円=1P(コンパニオンカード利用時) |
100円=1.5P 100円=1P(コンパニオンカード利用時) |
ダイナースグローバルマイレージ(マイルへの移行) | 毎年6600円 | 無料 |
付帯保険 | 【海外旅行傷害保険】 | |
最高5000万円(自動付帯) 最高5000万円(利用付帯) |
最高1億円(自動付帯) | |
【国内旅行傷害保険】 | ||
最高1億円(利用付帯) | 最高1億円(自動付帯) | |
【海外航空便遅延費用保険】 | ||
- | 最高3万円(自動付帯) | |
【外貨盗難保険】 | ||
- | 10万円(自己負担額:5000円/自動付帯) | |
【ゴルファー保険】 | ||
- | 最高1億円(自動付帯) |
入手の方法は?審査は難しい?
「ダイナースクラブ プレミアムカード」は招待制のため、申込むことができません。まずは「ダイナースクラブカード」に申込んで審査に通り、利用実績を積み上げてインビテーションが送られてくるのを待つのが入手への近道です。では、どれぐらい利用すれば招待状が送られてくるか―。
情報は公開されていないため、あくまでも推測の域を出ませんが、ダイナースクラブカードで年間200~300万円以上の利用を2~3年以上、あたりが最低ラインといったところに感じます。
公式サイトをみると、「新規でダイナースクラブ プレミアムカードの入会をご検討の方は、専用ダイヤルへご相談ください」とあります。ダイナースクラブの世界観が好きでカードをよく使っている!という人は、じっと招待状を待つより、こちらに相談してみるのが早そうです。
まとめ
どんな人に向いているカードなのでしょう?ダイナースクラブカードですから、高級グルメに目がない人、人を接待する機会が多い人はもちろん、海外に行く機会が多い人にとっても利用価値が高いカードといえるでしょう。
というのも、プレミアムカードは有利なレートでポイントをマイルに移行できるからです。
カード利用100円で1.5Pが付与され、ANAの場合は1P=1マイルで移行可能。マイルを特典航空券に交換した場合、1マイルの価値は2円以上にもなるので、還元率は3%以上になります!
前述のとおり、プレミアムカードならマイルへの移行手数料はかかりません。年間移行マイル数に上限はあるものの、非常に魅力的なサービスです。
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※掲載内容等につきましては万全を期しておりますが、すべてを保証するものではありません。正確な情報はカード会社の公式サイトにてご確認ください
※ポイント還元率:カードで利用した金額に対して付与されるポイントを現金に換算して独自に算出