2024年春、「Tポイント」と「Vポイント」が統合し、日本最大規模の新生「Vポイント」が誕生!
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新ポイント名は『Vポイント』!Tポイントの名称は消滅
SMBCグループの「Vポイント」とCCCグループの「Tポイント」が統合され、2024年春からは、新生『Vポイント』として新たなポイントサービスが開始されます。左:太田 純氏(株式会社三井住友フィナンシャルグループ 執行役社長グループCEO)
右:増田 宗昭氏(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 代表取締役会長 兼 CEO)
現在の会員数は、Tポイントが1億2600万人(有効なID)、一方のVポイントが2000万人で、単純に合算すると合計1億4600万人。日本最大規模のポイントサービスとなります。
新しいロゴデザインは青地に黄色のVマーク。色合いにTポイントの名残こそ感じられるものの、2003年10月に誕生したTポイントの名称は、21年の時を経て消えることになります。
とはいえ、新しいポイントサービスはお得で使いやすいサービスが盛りだくさん。どんなメリットが得られるか、現段階で予定されているサービスを中心に紹介します。
自由度の高さが魅力の新ポイント
新ポイントサービスには、ポイント経済圏という概念はありません。ボーダレスにみんなが自由に使えるポイントへと生まれ変わります。【1】ポイント利用できる店舗が急拡大
国内では、15万店あるTポイントの加盟店と750万店あるVisaの加盟店でポイントが貯まり/使えるようになります。また、国の枠を超え、世界200ヵ国、1億店あるVisa加盟店でも国内と同様に利用できるようになります。もちろんネットショッピングにも使えます。
また、金融サービス、Vポイントアップの利用でもポイントがみるみる貯まります!
■金融サービス 一例
口座 | 給与受取りで毎月200ポイント 年間2400ポイント |
カード | 対象のコンビニ・飲食店で モバイルでのタッチ決済7%還元 |
証券 | カード投信積立で 最大5%還元 |
保険 | 該当商品の 保険料支払いで1%還元 |
Vポイント加算対象店舗 | 還元率 | 条件 |
セイコーマート、セブン‐イレブン、ポプラ、 ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、 バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、 その他すかいらーくグループ飲食店、すき家、 はま寿司、ココス、ドトールコーヒーショップ、 エクセルシオールカフェ、かっぱ寿司 など ※対象外あり |
最大17% | ●家族の利用 ●Oliveサービス利用 ●モバイル決済 ●タッチ決済など |
【2】加盟店でのクレカ利用で還元率最大2%
Tポイントの加盟店でポイントカードを提示し、さらにクレカ払いすると通常1%(0.5%+0.5%)が貯まりますが、与えられた条件を満たせば、1.5%~2%へと還元率がアップします。
【3】クレカ払いなら、加盟店ポイントをあとから申請できる!
Tポイントの加盟店でポイントを得るには、ポイントカードの提示が必須。でも、新ポイントに移行後は、三井住友カード決済だけでも、『決済ポイント』+『加盟店ポイント』がもらえ、ワンオペレーションで二重取りが可能になります。
レジ回りでポイントカードが提示できなかったとしても心配いりません。カード明細からポイント申請すれば、あとから加盟店ポイントをもらうことができます。
【4】ポイントが送金できる
ポイントの残高を送り合えるサービスが利用できるようになります。ポイントで割り勘したり、ポイントを送金したり、ポイントとキャッシュレスが一つになった新たな体験が味わえます。
もらったポイントは世界中のVisa加盟店で利用できます!
【5】家族のお金の見守り機能
子どもに送ったポイントやお金がどのように使われたか、親が見届けることができるようになります。子どもがVisaの加盟店でポイントを使うと親に通知がくるので、お金の行方をしっかり管理できます。
まとめ
ポイントのパイオニアであったTポイントの名称がなくなるのはなんとも寂しく感じますが、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 CEO の増田氏は、「お客さんにとって価値のある名称ということで、Visaを核としたVポイントにした」と名前より利用者目線からの価値の重要性を強調。顧客囲い込みが激化する中、消費行動を企業に誘導される不自由さを感じている人も少なくないでしょう。
その逆を行く、利用者を中心に考えられた自由度の高いポイントがどれだけ受け入れられるのか、どんなサービスが生み出されるのか、今後の行方が期待されます。
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