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2022年12月2日 ポイント・マイル

【キャッシュレス決済ランキング TOP7】2022年に注目されたカードはコレ!

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2022年もあとわずか。今年も新規カードの発行や終了、サービスの改善や改悪などいろんなことが起こった。今年1年を振り返って注目を集めたカード、そして来年に向け引き続きブレークしそうなカードを上級カード道場が独自の視点で選んでみた。

第1位 三井住友カード(NL)


■ 選出理由
大手カード会社のクレカは安心感はあるが面白みに欠け、還元率が低めー。
このカードはそんな大手発行クレカの常識を覆し、2021年発行以来、ずっと注目され続けてきた。

基本となる還元率は0.5%だが、セブン- イレブン、ローソンなど対象コンビニやマクドナルドで最大5%のポイント還元、選んだお店でポイントが0.5%アップなど、日常的に使う店舗でしっかり還元が得られる仕組みをつくったカード。

家族ポイント、学生ポイント、付帯する旅行傷害保険を好きな保険に変更可能など、新しいサービスを次々生み出し独自性も際立っている。

今後の注目は、2024年春に予定されているVポイントとTポイントの統合。巨大共通ポイントとして生まれ変わり、どんなサプライズが飛び出すか期待が膨らむ。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
0.5% 0.25%
スマートフォンアプリ「Vポイント」、Visaプリぺ、かぞくのおさいふ
0.5%

最大5%
※タッチ決済

セブン-イレブン・マクドナルド・ドトールコーヒーショップなど
(2022年12月現在)

0%
楽天Edy、WAON、nanaco、モバイルおよびApple PayのSuicaとPASMOなど
年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 永年無料  Visa、Mastercard 海外旅行傷害保険(最高2000万円/利用付帯)
■ おすすめポイント
✓ 対象コンビニ・ドラッグストア・ファストフードなど日常使いする店舗でポイントアップ
✓ 海外旅行傷害保険が利用付帯
✓ Vポイントは、スマホアプリを使いVisaのタッチやiDで決済可能
■ 岩田氏コメント

Visaのタッチは混んでいる店舗でとても重宝します。これを広めた功績は大きいですね。
「三井住友カード(NL)」くわしくはこちら

第2位 ペイディ


■ 選出理由
メールアドレスと携帯番号だけであと払いができるサービスを、一気にメジャーに押し上げたアプリ。

Visaマークのネットショップでは決済画面でペイディを選ぶだけ。実店舗ではリアルカードを出すだけで決済ができる。毎月の支払(請求)ごとに手数料が発生するが、口座振替にすれば3回あと払いさえも分割手数料無料で利用できる。

特筆すべきは、AmazonやApple利用時の優遇。Amazonでは最大5%のポイント還元を提供し、Apple Storeでは専用プランが設けられており、利用限度額が引き上がる。しかも口座振替・銀行振込に限り最大36回まで分割手数料は0%だ。

クレジットカードのように利用に応じてポイントは付かないが、抽選でキャッシュバックが当たるなどのキャンペーンを行っている。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 無料  Visa
■ 岩田氏コメント

2021年ペイパルが3000億円でペイディを買収したのは記憶に新しいところ。急速に利用先を増やしていますね。
「ペイディ」くわしくはこちら

第3位 エポスカード


■ 選出理由
個人の属性に寄らず、利用・支払い実績に基づいて限度額を拡大させるなど、独自性の高い与信システムで「すべての人が必要な時に必要なサービスが受けられる」ことを可能にしたカード。

ポイント還元率は0.5%とまあまあの水準だが、ポイント対象外となりやすいチャージや公共料金の支払いでも、200円=1Pが付与される点は心強い。

公共料金をカード払いにすると、ゴールドカードのインビテーションがもらいやすくなる点に注目。インビテーションを使ってゴールドカードにグレードアップすれば、年会費は永年無料になり、マルイでの支払いは還元率が1%になるなどお得度が一気に高まる。

毎年4回、「マルコとマルオの7日間」10%オフのセールを定期的に開催するほか、エポスカード会員限定の「エポトクプラザ」では、レストランやアミューズメント施設で5%~50%割引やポイントアップするなど、外出がお得で楽しくなるサービスを提供している。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
0.5% 0.5%
楽天Edy
モバイルSuica
0.5%

1%~

エポトクプラザ

年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 永年無料  Visa 海外旅行傷害保険(最高500万円/自動付帯)
■ おすすめポイント
✓ レストラン、カフェ、ホテルなど1万店舗で優待がある
✓ 最短即日発行が可能!
✓ 「マルイ」「モディ」「マルイのネット通販」で年4回10%OFF
✓海外旅行保険が自動付帯
■ 岩田氏コメント

公共料金の支払いで年会費無料のゴールドカードが手に入るかもしれないのですから、狙わない手はないですね。
「エポスカード」くわしくはこちら

第4位 PayPayカード ゴールド


■ 選出理由

ポイント還元率がカード利用で最大1.5%、PayPayあと払い利用で最大2%。匹敵するものが見当たらないほど、ポイントのたまりやすさで群を抜くカード。

カード利用で“最大”1.5%とあるのは、ポイント対象外や還元率が低下するサービスがあるため。ポイント対象外となるサービスは、PayPay決済、PayPay残高チャージ、nanacoクレジットチャージ、Tマネーチャージなど。

Yahoo!ショッピング(ふるさと納税除く)やLOHACOの決済では還元率は1%に低下するが、Yahoo!ショッピング・LOHACOの指定支払い特典で+3%、ストアポイントで+1%、Yahoo!プレミアム特典で+2%(付与上限5,000円相当/月)の加算があり、最大7%の還元が可能だ。

※「利用特典」くわしくはこちら

ポイント還元率を表にまとめるとこんな感じになる。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
1.5% 0%
PayPay残高
nanaco
Tマネー
1.5%

1%
Yahoo!ショッピング(ふるさと納税除く)・LOHACO

年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 1万1000円  Visa、Mastercard、JCB 海外旅行傷害保険
(最高1億円/自動付帯)
国内旅行損害保険
(最高5000万円/利用付帯)ほか
“PayPayあと払い”の利用時には、PayPaySTEP(0.5%~1.5%)に0.5%を上乗せでき、最大2%のポイントが付与される。PayPayあと払いはPayPay残高へのチャージが不要。利用分は翌月まとめてカード利用分と一緒に口座引き落としされ、手数料はかからない。

さらに、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーを対象に通信料などの決済で最大10%が付与される特典もある。

この高い還元率がいつまで続くかという懸念はあるが、現時点ではお得度抜群のカードといえる。

■ おすすめポイント
✓ カード決済で最大1.5%
✓PayPayあと払いで最大2%
✓ <ソフトバンクやワイモバイルのユーザー限定>通信料など最大10%還元
✓ Yahoo!プレミアムの特典(ポイントアップ、割引、雑誌読み放題 など)がすべて使える
■ 岩田氏コメント

このお得がいつまで続けられるのか気になりますが、今のうちにポイントをがっつり貯めるのがよさそうですね。
「PAYPAYカード ゴールド」くわしくはこちら

第5位 楽天銀行デビットカード

■ 選出理由

デビットカードの還元率はクレカに劣るのが一般的だが、楽天銀行デビットカードは還元率1%といううれしい例外。クレカを使いたくない層に対し、即時決済でクレカ同様のお得を提供している点が秀逸。

楽天銀行の口座があれば16歳から保有でき、審査不要で即日発行ができる。通常の還元率は1%だが、楽天市場での利用時には2%にアップする。

たまった楽天ポイントは1P=1円としてデビットカードの支払いへ充当できる。楽天銀行アプリで利用状況が随時確認でき、残高管理がラクになる。

国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3つから選択可能。JCBに限り、パンダデザインが用意されているほか、海外ATMから現地通貨を引き出した際にポイントがつくなどのちょっとしたメリットも。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
1% 0%
電子マネー
プリペイドカード
1%  2%
楽天市場
年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 永年無料  Visa、Mastercard、JCB
■ おすすめポイント
✓ デビットカードなのに還元率は1%
✓ 海外での買い物、現地通貨の引き出しが可能
✓ ポイントはデビットカードの支払いに充当できる
■ 岩田氏コメント

デビットカードで1%の還元があれば、クレジットカードを使いたくない人の新たな選択肢になりますね。
「楽天銀行デビットカード」くわしくはこちら

第6位 三菱UFJカード


■ 選出理由

2022年7月、セブン‐イレブン、ローソンの利用で最大5.5%相当のポイント還元を発表し、コンビニ還元率の高さで一躍注目を集めたカード。還元を受けるための条件はなく、IC取引、タッチ決済、Apple PayでのQUICPayなど、どれを使っても最大5.5%が付与される。さらに「楽Pay」に登録すると、+5%相当の加算もある。

国際ブランドはVisa、Mastercard、American Express、JCBから選べる。

MUFGカードアプリを使えば、月ごとの明細が把握しやすく、利用状況の確認に役立つ。また、「Moneytree」と連携すれば、銀行口座や他社ポイントの表示もでき一括管理できる。

 

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
0.5% 0%
楽天Edy、
モバイルSuicaなど
0.5%

最大5.5%
※タッチ決済

セブン-イレブン・ローソン

年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 初年度無料
次年度以降1375円(年1回の利用で無料)
 Visa、Mastercard
American Express
JCB
海外旅行傷害保険(最高2000万円/利用付帯)
ショッピング保険(年間100万円)
■ おすすめポイント
✓ 対象コンビニで5.5%還元!
✓ 年1回の利用で次年度の年会費無料
✓ アプリは「Moneytree」と連携が可能
■ 岩田氏コメント

対象コンビニで5.5%還元とは三井住友カード(NL)を上回る還元率。IC取引も対象になるので、タッチ決済をし忘れても高ポイントが得られますね。
「三菱UFJカード」くわしくはこちら

第7位 JCB カード W


■ 選出理由
JCBオリジナルシリーズの中でも、突出した還元率のよさで人気を集めるカード。月間の利用額1000円(税込)につきOki Dokiポイントが通常の2倍、2ポイントたまり還元率は1%。リボ払い専用カードでなく、一般のクレジットカードなので手数料の心配なく安心して使えるのが魅力。

Amazon、セブン‐イレブン、スターバックスカードへのオンライン入金など、パートナー店舗で利用すると還元率は2%~5.5%へと跳ね上がり、Oki Dokiポイントがみるみるたまる。

残念ながら申し込めるのは39歳以下に限定されているが、一度保有できれば更新してずっと使い続けられる。たとえ40歳以上の人も、子どもや配偶者が本会員であれば、家族会員になってカードを利用することはできる。

■ カードスペック
ポイント還元率
通常 チャージ 公共料金 その他
1% 0%
楽天Edy
モバイルSuica
nanaco
1% 2%
Amazon
セブン‐イレブン
5.5%
スターバックスオンライン入金
※ポイントアップ登録が必要
年会費 国際ブランド 付帯サービス 
 永年無料  JCB 海外/国内旅行傷害保険(最高3000万円/利用付帯)
ショッピングガード保険(年間100万円)
■ おすすめポイント
✓ JCBオリジナルシリーズの中でもポイントが貯まりやすいカード
✓ Amazon、セブン‐イレブンは2%、スターバックスカードへのオンライン入金は5.5%還元
✓ 海外で購入した商品への補償
■ 岩田氏コメント

JCBのオリジナルシリーズなのに、この還元率の高さ。申し込み年齢条件にあえば絶対お得ですね。
「JCB カード W」くわしくはこちら

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