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2013年10月24日 海外渡航者/安心・安全

海外旅行傷害保険は、カード付帯で十分か!?

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 毎月100万~200万人もの日本人が海外へと出国しています。渡航先では、国内では経験したことのないトラブルに巻き込まれないとも限りません。そんなときに加入しておきたいのが海外旅行傷害保険です。
 ご存知の通り、多くのクレジットカードには、海外旅行傷害保険が付帯されています。特にゴールドカード以上になると、“傷害死亡・後遺障害 最高一億円”など、十分すぎる金額が補償されます。これだけあれば十分と思いがちですが、海外旅行中に起こりうるリスクへの備えはこれで万全でしょうか。渡航前には今一度、カード付帯保険の内容を確認し、どんな時にどんな補償が受けられるのか、きちんと点検をしておくことが大切です。その上で必要となれば、一般の海外旅行傷害保険の利用も視野に入れてはいかがでしょう。

●カード付帯の海外旅行傷害保険の補償額とは?●
 カード付帯保険の補償額については、カードの種類によってバラつきがあります。一般的にゴールドカード以上の場合、「傷害死亡・後遺障害」は5000万円~1億円、「治療費用」は200万円~500万円、「救援者費用」は200万円~1000万円。また、旅行中に病気で亡くなった時の補償、「疾病死亡」は付いていません。

 補償については、上を見ればキリはありませんが、海外で治療を受けた場合の費用は、日本よりはるかに高額になるのが気になります。また、海外では思いも寄らないトラブルに巻き込まれる可能性もあり、その際、救助や移送が必要となれば、請求額は高額を通り越して、“巨額”になることもあります。ほんの一例ではありますが、ニューヨークで急性虫垂炎で入院し手術後腹膜炎を併発したケース(8日入院)は7万ドル(1ドル100円換算で700万円),上腕骨骨折で入院手術(1日入院)は1万5千ドル(同150万円)。また、国によっては、医療面での問題からチャーター機での緊急移送が行われ、医療費が数千万円にもおよんだ、というケースも報告されています(※1)。

 ジェイアイ傷害火災保険によると(※2)、海外旅行保険の中では、「治療・救援費用」の保険金支払い件数が最も多く、全体の45.7%を占めており、300万円を超えた高額事故は、世界各地で発生する傾向にあるとのこと。自身のケースと照らし合わせ、カード付帯保険の補償で足りないと感じる場合は、補償額の増額を検討する余地があるかもしれません。

※1 外務省HP
※2 「2012年度 海外旅行保険事故データ」ジェイアイ傷害火災保険調べ

●カード付帯保険に“補償を上乗せ”するには!?●
 補償は厚くしたいけど、せっかくカードに付帯保険があるからこれでいいだろう、と思う人も少なくないでしょう。そんな場合は、今ある補償に上乗せできるオーダーメイド感覚の保険を利用してみるのも一つの方法です。保険の申込みは、手持ちのカード会社のWeb上から行うことができます。カード会社のサイト上にそのようなサービスが用意されていない場合は、

・「新・海外旅行保険【off!】」損害保険ジャパン
・「ネットde保険@とらべる」三井住友海上火災保険
・「シフトアッププラン」エース損害保険
・「t@bihoたびほ」ジェイアイ傷害火災保険

など、保険会社のサイトを経由して申し込めば、簡単に加入することができます。これらの保険は、補償額を増額したり、希望する補償項目を新たに付け加えたりすることができるので、オーダーメイドに近く、保険料もリーズナブルに設計されています。ただし補償額や補償項目については、会社によって異なるため、自分の希望により近いプランを選びましょう。

●カード付帯と一般の海外旅行傷害保険の両方に加入している場合、補償額はどうなる?●
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 とは言え、あらたに保険を申し込む前に“今ある補償内容”、と“これから追加したい補償内容”を整理しておくことは大切です。保険が付帯されているカードを複数持っている場合、一般の海外旅行傷害保険に加入した場合に分けると、補償額はこのように試算されます。


死亡保険金/後遺障害保険金 治療費用/救援者費用/賠償責任/携行品損害ほか
「カード付帯保険」

「カード付帯保険」
合算されず、最も高い保険金額を限度として、支払われます(ただし、個人カードと法人カードの場合は合算されることもある) それぞれ合算され、その金額を限度として、損害額に応じて保険金が支払われます
「カード付帯保険」

「一般の海外旅行傷害保険」
合算されて保険金が支払われます それぞれ合算され、その金額を限度として、損害額に応じて保険金が支払われます

 とにかく大切なことは、渡航前に一度手持ちのカードをすべて取り出し、海外旅行の期間中自分が受けられる補償を把握しておくこと。それを踏まえて、追加の保険を検討することです。

 またその際には、カードに付帯されている保険の適用が、「利用付帯」(旅行代金をカードで支払うなど、一定条件を満たした場合にのみ適用)なのか「自動付帯」(適用条件なし)なのか、あるいは「利用付帯+自動付帯」(カードを利用すれば補償額が増額される)なのか、押さえておく必要があります。仮に手元に利用付帯のカードがあった場合、そのカードで旅行代金を払えば、「治療費用」、「救援者費用」、「賠償責任」、「携行品損害」などの補償額を増額させることも可能になります。ただし、保険適用条件については、知らないうちに内容が変更になっていることもあるので、この点についての注意は必要です。


※記事内容は制作された時点での情報です。その後サービス等が変更されている場合がありますので、最新の情報につきましては公式サイト等でお確かめください。

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