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2017年12月7日 プラチナカード

プラチナカードをすぐ手に入れる4つの“奥の手”[改定版]

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更新日:2018年5月15日
(公開日:2016年4月16日)


プラチナカードの基本サービスといえば、コンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、最高1億円の旅行傷害保険、コース料理が1名分無料になるグルメサービスです。プラチナカードに憧れる人は多いのですが、ほとんどが招待制。入手するにはクレジットヒストリーを磨いてカード会社からのインビテーションをひたすら待たなければなりません。そんなプラチナカードを手に入れるための近道をいくつか紹介いたします。


①申し込み制でいきなりプラチナカード・デビュー!

最も簡単な方法は、最近増えてきた申込み制のプラチナカードに申し込むことです。

申し込み制のプラチナカードには「MUFGカード・アメリカン・エキスプレス®・カード」「Orico Card THE PLATINUM」「JCBプラチナ」「三井住友カード プラチナ」「ジャックスカードプラチナ」があります。これらはすべてWebから申し込むことができ、目安として最短3営業日で発行が可能なので、約1週間から2週間ぐらいでカードを受け取ることができるでしょう。

申し込みの際には、氏名や連絡先のほか、住まいの形態、居住年数、ローンの有無、さらに勤務先の名称・規模・勤続年数、年収、無担保借入の残高などを入力します。これらの項目をもとにカード会社が自社で加点して審査(スコアリング)を行います。それと並行し、信用情報機関へ照会してクレジット・ローンの契約状況や利用履歴なども調査されます。所定の審査を通過すれば入手することができます。

中でも「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」「Orico Card THE PLATINUM」は申し込み対象を安定した収入のある20歳以上(学生は不可)としており、ハードルは比較的低めに設定されています。一方、JCB プラチナ、三井住友カード プラチナは年会費が上がるとともに申し込み年齢も上がり、審査は厳しくなります。いくつかおすすめのカードを紹介いたします。


●MUFGカード・アメリカン・エキスプレス®・カード(年会費2万円+税)

安価な年会費でプラチナカードを利用したい人向きのカードです。申し込み対象となる人は20歳以上で本人に安定した収入のあること。学生は申し込めませんが、対象年齢が低めに設定されているので若い人にも門戸が開かれています。所定の審査に通れば、申し込み後最短3営業日でカードが発行されます。海外の航空ラウンジを利用できるプライオリティ・パスは本会員だけでなく家族会員も登録・利用料金無料で利用できます。しかも家族カードの年会費は1名無料です。コンシェルジュサービスは、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(EAJ)に委託しており、24時間、年中無休で利用できます。


●Orico Card THE PLATINUM(年会費2万円)
コストパフォーマンスに優れたオリコのプラチナカードです。特長はポイント還元率の高さ。通常のクレジット利用で1%たまりますが、誕生月の利用で1%、海外での利用で0.5%、iD/QUICPayの利用で0.5%のボーナスポイントが加算されます。また最高100万円の個人賠償責任保険が付帯されている点もレアで魅力的です。申し込み対象者は学生を除く20歳以上の方で本人に安定した収入があることが条件です。申し込み後審査が行われ、その後結果メールが送付されます。カード発行はメール送付から最短で8営業日かかるため、早く入手したい場合は早めに申し込むといいでしょう。家族カードは3名まで年会費が無料です。コンシェルジュサービスはMastercard®コンシェルジュが24時間、年中無休で対応しています。


●JCB プラチナ(年会費2万5000円+税)

国際ブランドであるJCBが発行するプラチナカード。JCBオリジナルシリーズの上位券種のほとんどが招待制である中、申し込み可能な希少性が特長です。今までJCBの利用履歴がない人も、JCBの上位券種がねらえます。申し込みは25歳以上で本人に安定継続収入があること。社会人経験が浅い人も申し込みが可能です。カードの発行は最短3営業日。家族カードの年会費は一枚目無料です。魅力はブランド力とサービスの質の高さ。コンシェルジュサービスはJCB「プラチナ・コンシェルジュデスク」できめ細かく対応しています。


●三井住友カード プラチナ(年会費5万円+税)

三井住友カードの最高級カード。魅力は高いステータスと信用力。業界最高水準の不正使用検知システムで24時間365日モニタリングしているので安心して利用できます。海外での利便性も高く、世界の主要都市にはVJデスクを設置し、観光情報の提供や緊急時のサポートを行っているので出張先、旅行先でも安心です。申し込みは原則として満30歳以上で本人に安定継続収入のある人。前述のカードより少しハードルは高めです。審査に通れば最短3営業日でカードは発行されます。家族カードはすべて年会費無料です。コンシェルジュサービスはツーリストインターナショナルアシスタンスサービスが対応しています。なお、プライオリティ・パスは自動付帯されているわけでなく、選択制。年1回進呈されるメンバーズセレクションで選択すれば無料で利用できます。


●ジャックスカードプラチナ(年会費2万円+税)

気軽に日常使いができるプラチナを利用したい人にぴったりのカードです。魅力はポイントのたまりやすさ。ジャックスカードは高還元率カードとして人気を集めていますが、ほかのジャックス発行のカードに比べても「ジャックスカードプラチナ」は通常還元率1.5%、最高で2.33%の高さを誇ります。もう一つの注目は家族カードです。3枚まで年会費無料で利用できます。家族会員は、本会員同様のプラチナサービスが提供されます。特に海外空港ラウンジが無料で利用できるのはうれしいポイントといえます。家族カードは、カード会員本人と生計を共にする同居かつ同姓の配偶者および18歳以上の子ども(高校生を除く)、および両親が入会できます。


②航空系カードでアメックス・プラチナサービスを手に入れる

プロパーカードのプラチナにこだわらないなら、航空系のカードはねらい目です。「JALカード – プラチナ」は、アメックス、JCBの2券種、「ANAカードプレミアム」は、VISA、JCB、ダイナース、アメックスの4券種。「ANA ダイナース プレミアムカード」を除き、すべて申込制です。


●JALカード – プラチナ(年会費3万1000円+税)
「JALカード – プラチナ」
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード プラチナ(年会費3万1000円+税)
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JAL・JCBカード プラチナ
(年会費3万1000円+税)390-1 JALカードプラチナ(鶴丸)

●ANAカード プレミアム(年会費7万円~15万5000円+税)
「ANAカード プレミアム」
ANA VISAプラチナ プレミアムカード
(年会費8万円+税)
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ANA JCB カードプレミアム
(年会費7万円+税)
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ANAアメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード(年会費15万円+税)
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ANAダイナースプレミアムカード
(年会費15万5000円+税)
カードごとにサービス内容は異なりますが、いずれもプラチナ・コンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、最高1億円の海外旅行傷害保険(一部利用付帯あり)が利用できます。加えて、航空系カードとして入会や継続時にボーナスマイルの積算といったマイルの優遇ほか、ビジネスクラス・チェックインなどのサービスが付帯されています。ただし特典が豪華になる分、プロパー発行のプラチナカードよりも年会費は高めです。


<年会費比較「プロパー発行のプラチナカード」VS「航空系プラチナカード」>

「MUFGカード・プラチナ・アメックス」
→「JAL アメックス プラチナ」(年会費1万1880円UP)

「JCB プラチナ」
→「JAL・JCBカード プラチナ」(年会費6480円UP)

「三井住友カード プラチナ」
→「ANA VISAプラチナ プレミアムカード」(年会費3万2400円UP)

「JCBザ・クラス」
→「ANA JCB カードプレミアム」(年会費2万1600円UP)

「プラチナ・カード®」
→「ANAアメックス・プレミアム・カード」(年会費2万1600円UP)

「ダイナースクラブ プレミアムカード」
→「ANAダイナースプレミアムカード」(年会費2万7000円UP)


中でもおすすめは、ANA アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カードです。アメックス単独発行の「プラチナ・カード®」が招待制なのに対して、こちらは申し込み制なのでインビテーションはいらず、アメックスで履歴を積んでなくても申し込みができます。ただし、Webからは申し込めないので電話での問い合わせが必要です。

年会費は15万円+税と高級ですが、「プラチナコンシェルジュ」「プライオリティ・パス」「ダイニング・アクセス」「フリーステイギフト」とアメックスのプラチナ・カードと同水準の高級サービスに加え、入会・継続時のボーナスマイル、搭乗時のマイル50%増、航空会社のラウンジの利用、ビジネスクラス専用カウンターの利用といったANAの特典が提供されています。ちなみに「JALカード – プラチナ」のアメックスカードは三菱UFJニコスとJALカードの提携カードですが、このカードはアメックス発行のカードです。

③ビジネスカードでセゾンプラチナサービスを堪能

ビジネスカードのプラチナカードに申し込む方法もあります。ビジネスカードは経理業務を効率的にできるサービス、オフィス用品を安価に購入できるサービス、航空チケットのオンライン予約など、ビジネスに欠かせないサービスが付帯されています。決済口座はカードによって異なりますが、個人口座からの引き落としが可能なカードもあります。ビジネスカードは法人や、個人事業主・経営者が対象ですが、個人が申し込めるカードもあります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(年会費2万円+税)

セゾンカードの場合、「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カード」は招待制ですが、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」は申し込み制です。個人事業主または経営者だけでなく個人でも申し込むことができます。学生、未成年者は申し込めません。審査結果メールが到着した日の翌日以降、最短3営業日後にカードが発行されます。ポイントの付与は1000円=1Pと、1000円=1.5P付与されるセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス®・カードに比べ少し低くめに設定されていますが、ビジネスに役立つサービスの優遇、年間の利用額によって次年度年会費の優遇があります。さらに、コンシェルジュサービス、プライオリティ・パス、最高1億円の海外旅行傷害保険(国内旅行傷害保険は最高5千万円)が提供されています。家族カードの発行も可能です。


④条件を満たしてJCBザ・クラスに王手!

プロパーカードでもアメリカン・エキスプレスの「プラチナ・カード」、ダイナースクラブの「ダイナースクラブ プレミアムカード」、JCBの「JCBザ・クラス」は、下位のカードでクレジットヒストリーを積み上げ信用を築き、カード会社からのインビテーションを待つしかありません。とはいえ、一つステップを踏むことで上位券種を目指せるカードもあります。


JCB ゴールド(年会費1万円+税)

JCBだけはちょっとした近道があります。JCBゴールドからJCBザ・クラスまでの間にある「JCBゴールド ザ・プレミア」というカードを経由することで、JCBザ・クラスへのインビテーションが得られやすくなるのです。「JCBゴールド ザ・プレミア」はJCBゴールドの基本サービスに、プライオリティ・パスやJCBプレミアムステイプラン、JCB Lounge 京都利用が加わったもの。JCBザ・クラスに近い高品質のサービスが提供されています。「JCBゴールド ザ・プレミア」は招待制ですが、獲得条件が明確でねらいやすいのがポイント。オリジナルシリーズ対象のJCBゴールドの保有者で、MyJCBのメールアドレスに登録があり、2年連続で年間100万円以上の利用者が対象です。「JCBゴールド ザ・プレミア」の利用で、よりJCBザ・クラスに近づくことができます。



申込み制であっても、カード会社独自の厳正な審査を通過しなければ手に入れることはできません。しかし、すでに審査基準を満たしている人にとっては、下位のカードで一定の期間クレジットヒストリーを磨くことなくプラチナカードを入手することができる近道はいくつかあるので、必要に応じて利用してみてはいかがでしょう。

更新日:2018年5月15日
(公開日:2016年4月16日)


※制作当時の内容に基づき掲載していますが、すべてを確約するものではありません。正確な情報はカード会社の公式サイトにてご確認ください

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