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年会費無料で高還元率を誇るリクルートカードと楽天カード。どちらも人気の高いクレジットカードですが、「どちらを選ぶべきか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。それぞれに独自の魅力があり、上手に使い分けることで最大限のメリットを享受できます。
この記事では、両カードの詳細な比較から最適な使い分け方法、さらには2枚持ちの戦略まで、あなたのライフスタイルに合った最適解を見つけられるよう詳しく解説していきます。
【基本スペックの比較】リクルートカード vs 楽天カード

まず、両カードの基本的なスペックを比較してみましょう。どちらも年会費無料でありながら、それぞれ特色のあるサービスを提供しています。
リクルートカードは基本還元率1.2%という年会費無料カード最高水準の還元率を誇ります。一方、楽天カードは1.0%の還元率ながら、楽天経済圏での圧倒的な使いやすさが魅力です。どちらも一般的なクレジットカード(還元率0.5%程度)と比較すると、非常に優秀な性能を持っています。
項目 | リクルートカード![]() | 楽天カード![]() |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
基本還元率 | 1.2% | 1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
入会特典 | 最大6,000円分 | 通常5,000円分 |
貯まるポイント | リクルートポイント | 楽天ポイント |
ポイント有効期限 | 最後の獲得から12ヶ月 | 最後の獲得から12ヶ月 |
リクルートカードの入会特典は新規入会で1,000円分、初回利用で1,000円分、そして携帯電話料金の支払い設定で4,000円分の合計最大6,000円分となっています。一方、楽天カードは通常5,000円分ですが、定期的に8,000円分に増額されるキャンペーンも実施されています。
両カードともポイント有効期限は実質無期限で、新たにポイントを獲得するたびに期限が延長される仕組みになっています。これにより、日常的にカードを使っていればポイントが失効する心配はありません。
>リクルートカードのポイント還元率を見る
【シーン別】リクルートカードと楽天カードはどっちがいい?

ここからは、具体的な使用シーンごとにどちらのカードがお得かを詳しく見ていきましょう。あなたの生活パターンに合わせて、最適なカード選択の参考にしてください。
日常の買い物・固定費支払い:リクルートカードが優勢
コンビニでの買い物、スーパーでの食材購入、公共料金や携帯電話料金などの固定費支払いなど、日常生活の基本的な支出においてはリクルートカードが優位です。どこで使っても1.2%の還元を受けられるため、支出の管理もシンプルになります。
例えば、一般的な世帯の月間支出を基に計算してみると、その差は歴然です。総務省の家計調査によると、二人以上の世帯の平均的な支出は以下の通りです。
月間支出例と年間獲得ポイント比較
- 食費:77,000円(年間924,000円)
- 光熱費:21,000円(年間252,000円)
- 通信費:16,000円(年間192,000円)
- その他日用品:15,000円(年間180,000円)
これらをすべてクレジットカードで支払った場合の年間獲得ポイントは、リクルートカードなら18,576ポイント、楽天カードなら15,480ポイントとなり、その差は3,096ポイント(約3,100円相当)になります。
ネットショッピング:楽天市場なら楽天カード圧勝
ネットショッピングの利用頻度と利用サイトによって、最適なカードは大きく変わります。楽天市場を頻繁に利用するなら、楽天カードの優位性は圧倒的です。
楽天市場での楽天カード利用時は、基本の3倍ポイント(3.0%還元)が適用されます。さらに、SPU(スーパーポイントアッププログラム)や各種キャンペーンを活用することで、還元率を10%以上にまで引き上げることも可能です。
楽天市場でのポイント倍率例
- 楽天会員:+1倍
- 楽天カード利用:+2倍
- 楽天市場アプリ利用:+0.5倍
- 楽天モバイル契約:+4倍(ダイヤモンド会員なら+3倍)
- その他サービス利用でさらにアップ
一方、Amazonやその他のECサイトをメインに利用する場合は、リクルートカードの1.2%還元の方が安定してお得です。楽天カード以外のサイトでは基本の1.0%還元となるため、リクルートカードに軍配が上がります。
電子マネー利用:使う電子マネーで選択が変わる
電子マネーの活用においては、使用する電子マネーの種類によって最適なカードが変わります。この分野は特に複雑で、詳細な理解が必要です。
リクルートカードは月間30,000円まで、以下の電子マネーチャージでポイントが付与されます。
リクルートカード対応電子マネー
- Visa/Mastercard:nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCA(すべて1.2%還元)
- JCB:nanaco、モバイルSuica(0.75%還元)
楽天Edyを楽天カードでチャージする場合は0.5%還元となるため、リクルートカードで楽天Edyにチャージし、楽天Edyで支払うことで1.2%+0.5%の合計1.7%還元を実現できます。これは非常に効率的なポイント獲得方法です。
旅行・宿泊:サービス別で使い分け
旅行関連の支出では、利用するサービスによって最適なカードが決まります。
利用シーン | おすすめカード | 還元率・特典 | 補足メリット |
---|---|---|---|
国内旅行 | リクルートカード![]() | ・じゃらん予約:宿泊2%還元 ・カード決済:1.2%還元 ➡ 合計 3.2%還元 ・さらに定期的に10%還元プランあり ➡ 最大 11.2%還元 | ・じゃらんを頻繁に利用する人は特に有利 |
海外旅行 | 楽天カード![]() | ・楽天トラベル予約:2%還元 ・カード決済:1%還元 ➡ 合計 3%還元 | ・海外旅行傷害保険が手厚い (傷害・疾病治療費用 最大200万円) ※リクルートカードは最大100万円 |
>出張で最強のクレジットカード2枚を見る
美容・エステ:リクルートカード専用領域
美容院、ネイルサロン、エステサロン、マツエクサロンなどの利用では、リクルートカードが圧倒的に有利です。Hot Pepper Beautyでの予約・来店で2%、カード決済で1.2%の合計3.2%還元が受けられるためです。
美容に関する支出は月1万円を超える方も多く、年間で考えると大きな差になります。月15,000円の美容代をHot Pepper Beauty経由で支払った場合、年間5,760ポイントが獲得できる計算になります。
リクルートカードと楽天カードのポイントの使いやすさを徹底比較!
貯めたポイントをいかに有効活用できるかは、カード選択の重要な要素です。両カードのポイント活用法を詳しく見てみましょう。
楽天ポイント:圧倒的な使いやすさ
楽天ポイントは「準現金」と呼べるほど使いやすいポイントです。全国の楽天ポイント加盟店は500万店舗を超え、コンビニ、ドラッグストア、飲食店、ガソリンスタンドなど、生活のあらゆる場面で利用できます。
楽天ポイントの主な使い道
- 楽天市場・楽天トラベルでの支払い
- 楽天ペイでの決済(全国500万店舗以上)
- 楽天Edyチャージ
- 楽天証券での投資信託購入
- 楽天カード利用料金への充当
- 楽天モバイルの料金支払い
特に楽天ペイは、QRコード決済が使える店舗なら基本的に利用可能で、実質的に現金と同じ感覚で使えます。また、楽天証券での投資信託購入に充てることで、ポイントを増やすことも可能です。
リクルートポイント:交換で使い道が広がる
リクルートポイント単体での使い道は限定的ですが、Pontaポイントやdポイントとの等価交換により、活用の幅が大きく広がります。
リクルートポイントの活用法
- リクルートサービス(じゃらん、Hot Pepper系、ポンパレモール等)での利用
- Pontaポイントに交換してローソンやau PAY等で利用
- dポイントに交換してd払いやドコモサービスで利用
- Amazonでの直接利用(リクルートIDとの連携が必要)
特に注目すべきは、ローソンでの「お試し引換券」への交換です。200円相当の商品が100ポイントで交換できるなど、通常よりもお得にポイントを活用できる場合があります。
リクルートカードと楽天カードの2枚持ち戦略!最強の組み合わせ活用法

「楽天カード リクルートカード 2枚持ち」が最強と言われる理由は、それぞれの長所を活かした使い分けができるからです。年会費無料という共通点により、維持コストを気にせず併用できるのも大きなメリットです。
効果的な使い分け戦略
最も効率的な2枚持ち戦略は、以下のような使い分けです。
リクルートカードを使う場面
- 公共料金・携帯電話料金の支払い
- 食材・日用品の購入(楽天ポイント非加盟店)
- 電子マネー(nanaco、楽天Edy)チャージ
- じゃらんでの国内旅行予約
- Hot Pepper Beauty系サービス利用
楽天カードを使う場面
- 楽天市場・楽天トラベルでの買い物・予約
- 楽天ポイント加盟店での支払い
- 海外旅行時の決済
- その他、楽天サービス利用時
この使い分けにより、年間で数万円相当のポイント差を生み出すことが可能です。例えば、楽天市場で月3万円、その他の支出で月7万円使う場合、適切な使い分けにより年間で約5,000円相当多くのポイントを獲得できます。
2枚持ちの具体的メリット
2枚持ちすることで得られる具体的なメリットは以下の通りです。
メリット | 内容 |
---|---|
ポイント最大化 | 各カードの得意分野を使い分けることで還元率を向上。 例:楽天市場=楽天カードで3%以上、固定費=リクルートカードで1.2% |
リスク分散 | 1枚に問題(不正利用・システム障害・利用停止など)があっても、もう1枚をバックアップとして利用可能 |
異なる国際ブランドの選択 | リクルートカードをVisa、楽天カードをMastercardにするなど、複数ブランドを持つことで決済対応範囲が拡大。特に海外利用で有効 |
限度額の実質拡大 | 2枚の利用限度額を合計できるため、高額出費にも対応しやすくなる |
おすすめしない場合とその理由

「リクルートカード おすすめしない」という検索がされる背景には、確かにデメリットも存在するからです。どちらのカードも優秀ですが、すべての人に最適というわけではありません。
リクルートカードをおすすめしない場合
以下のような方にはリクルートカードは向いていません。
タイプ | 特徴 | 理由 |
---|---|---|
ポイント管理を簡単にしたい人 | ・リクルートポイントの交換手続きが面倒に感じる | 楽天カードなら楽天ポイントを直接利用でき、管理がシンプル |
楽天サービスのヘビーユーザー | ・楽天市場での年間支出が50万円以上 ・楽天経済圏を日常的に利用 | SPU効果により還元率が大幅にアップし、リクルートカードよりお得になる可能性 |
電子マネーを多用しない人 | ・電子マネーチャージをほとんど使わない | リクルートカードの強みを活かせず、0.2%の差だけではメリットが薄い |
楽天カードをおすすめしない場合
一方、楽天カードが向いていない場合もあります。
タイプ | 特徴 | 理由 |
---|---|---|
楽天サービスを全く使わない人 | ・楽天市場や楽天トラベルを利用しない | 楽天カードの最大の強みであるSPU効果を活かせず、基本還元率1.2%のリクルートカードの方が有利 |
シンプルに高還元率を求める人 | ・複雑なキャンペーンや条件に縛られたくない ・どこでも同じ高還元を狙いたい | リクルートカードなら常時1.2%還元でシンプルかつ安定 |
楽天からのメール配信が苦手な人 | ・宣伝メールや広告が多いと感じる | 楽天カードはメール配信が多めのため、ストレスを避けたい人はリクルートカード向き |
楽天Edyとリクルートカードの組み合わせ

上級者向けの活用法として、「楽天Edy リクルートカード チャージ」の組み合わせは特に注目すべき戦略です。
楽天Edyチャージ戦略の詳細
リクルートカード(Visa/Mastercard)で楽天Edyにチャージすることで、以下のメリットが得られます。
- チャージ時:リクルートカードで1.2%還元
- 利用時:楽天Edyで0.5%還元(楽天ポイント設定の場合)
- 合計:1.7%の高還元率を実現
月間30,000円のチャージ上限を活用すれば、年間で6,120円相当のポイントを獲得できます。さらに、楽天Edyは全国78万箇所以上で利用できるため、実用性も非常に高いです。
楽天キャッシュへの新戦略
2023年7月から、楽天Edyを楽天キャッシュに交換できるようになったことで、さらに活用の幅が広がりました。
新しい活用フロー
- リクルートカードで楽天Edyにチャージ(1.2%還元)
- 楽天Edyを楽天キャッシュに交換
- 楽天キャッシュで楽天ペイ決済(全国500万店舗で利用可能)
この方法により、楽天Edy加盟店だけでなく、楽天ペイが使える幅広い店舗で高還元率を実現できます。
【年代・ライフスタイル別】リクルートカードと楽天カードの推奨戦略

あなたの年代やライフスタイルによって、最適なカード戦略は変わります。具体的なパターン別におすすめの選択を提案します。
20代・学生:楽天カード単体がおすすめ
20代や学生の方には、まず楽天カード1枚から始めることをおすすめします。理由は以下の通りです。
- ネットショッピング(楽天市場)の利用頻度が高い
- ポイント管理がシンプルで分かりやすい
- 楽天ペイでキャッシュレス決済に慣れることができる
- 入会特典が大きく、すぐに恩恵を実感できる
学生の場合、クレジットカードの審査の申込み条件が幅広く、楽天カードアカデミーという学生専用カードも用意されています。
30代・共働き世帯:2枚持ち戦略が最強
30代の共働き世帯では、2枚持ち戦略が最も効果的です。支出が多様化し、それぞれの得意分野を活かせるためです。
推奨使い分け例
- 妻:楽天カードをメインに、楽天市場での日用品購入、楽天トラベルでの旅行予約
- 夫:リクルートカードで固定費支払い、電子マネーチャージ、じゃらんでの出張予約
この戦略により、世帯全体で年間数万円相当のポイント最適化が可能です。
40代・50代:リクルートカード中心の安定戦略
40代・50代では、複雑なポイント戦略よりも安定した高還元を求める傾向があります。この世代にはリクルートカード中心の戦略がおすすめです。
- 固定費が安定しており、リクルートカードの恩恵を最大化しやすい
- Hot Pepper Beauty系サービスでの美容・健康投資が増加
- 複雑なキャンペーンに振り回されず、安定した還元を重視
必要に応じて楽天カードを2枚目として持ち、楽天トラベルでの旅行予約時のみ使用するという戦略が効果的です。
具体的な活用事例とシミュレーション

実際の活用事例を基に、具体的な獲得ポイントをシミュレーションしてみましょう。
事例1:楽天ヘビーユーザーの場合
月間支出内訳
- 楽天市場:50,000円
- その他ネット通販:20,000円
- 固定費:30,000円
- 食費・日用品:40,000円
戦略:楽天カード+リクルートカード
- 楽天市場:楽天カード利用で3%還元(SPU考慮) = 1,500ポイント/月
- 固定費・その他:リクルートカード利用で1.2%還元 = 1,080ポイント/月
- 月間合計:2,580ポイント(年間30,960ポイント)
楽天カードのみの場合
- 楽天市場:3%還元 = 1,500ポイント/月
- その他:1%還元 = 900ポイント/月
- 月間合計:2,400ポイント(年間28,800ポイント)
差額:年間2,160ポイント(約2,160円相当)お得
事例2:電子マネー活用派の場合
戦略:リクルートカード+楽天Edy活用
- 楽天Edyチャージ:30,000円/月 × 1.2% = 360ポイント/月
- 楽天Edy利用:30,000円/月 × 0.5% = 150ポイント/月
- その他支出:50,000円/月 × 1.2% = 600ポイント/月
- 月間合計:1,110ポイント(年間13,320ポイント)
この戦略により、電子マネー利用分だけで年間6,120円相当のポイントを獲得できます。
まとめ:あなたにとって最強のカード戦略

リクルートカードと楽天カードの比較検討を通して、以下の結論が導き出されます。
単体利用なら
- 安定した高還元を求める方:リクルートカード(1.2%)
- 楽天サービス利用者:楽天カード(楽天市場で3%以上)
- シンプルなポイント活用を望む方:楽天カード
2枚持ちなら
年会費無料の両カードを併用し、シーン別に使い分けることで最大限のメリットを享受できます。特に以下の組み合わせが効果的です。
- 楽天市場・楽天トラベル:楽天カード
- 固定費・日常支出:リクルートカード
- 電子マネーチャージ:リクルートカード
- 美容・宿泊予約:リクルートカード
最終的な選択指針
どちらか迷った場合は、まず楽天市場の利用頻度で判断することをおすすめします。月2万円以上楽天市場を利用するなら楽天カード、それ未満でシンプルな高還元を求めるならリクルートカードが最適です。
ただし、両カードとも年会費無料のため、「まずは両方発行して実際に使い比べてみる」というのも有効な戦略です。入会特典だけでも1万円以上の価値があり、その後の利用で自分のライフスタイルに合った最適解を見つけることができるでしょう。
クレジットカードは長期間使用するものです。目先のキャンペーンに惑わされず、あなたの生活パターンに最もフィットするカード選択を心がけることが、長期的な満足度向上につながります。
※カード会社の最新審査基準は非公開となっており、申込み結果は個人の信用状況によります。改定が行われることもあるので、カード会社公式サイトで最新情報を確認しましょう。
・本記事の情報は一般的な情報提供を目的としており、個別の投資や金融商品の推奨を行うものではありません
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