楽天カードが海外で使えない原因は不正検知!出発前15分の事前申請と手数料3.63%への改定

楽天カードが海外で使えない原因は不正検知!出発前15分の事前申請と手数料3.63%への改定

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旅行先のレストランで楽天カードが弾かれた。ホテルのチェックインで決済が通らない。日本では問題なく使えているのに。

結論から言うと、最も多い原因は不正検知システムによる一時停止です。楽天カードは24時間365日の監視を行っており、普段と違う国での利用は不正利用のパターンとして検知されます。

そしてこれは出発前の手続きで防げます。楽天カードは公式に、渡航予定を事前申請する窓口を用意しています。この記事では、出発前にやっておくこと・現地で止まったときの対処・見落としやすい手数料の改定まで、公式情報にもとづいて整理しました。調査日は2026年8月27日です。

目次
  1. 結論|楽天カードが海外で使えない最大の原因は不正検知による一時停止
    1. 出発前の事前申請で回避できる|楽天e-NAVIのチャットサポートから
    2. 申請時に聞かれる4項目|渡航先・渡航期間・緊急連絡先を用意しておく
    3. 事前申請しても止まることがある|公式が明記している
  2. 海外SIMに差し替えると3Dセキュアが通らない|見落とされやすい落とし穴
    1. 現地でネット決済ができなくなる|ホテルや交通機関の予約に影響する
    2. 出発前に3Dセキュアの登録と連絡先を確認する
  3. 楽天カードの海外事務手数料が2025年3月から3.63%に|2.20%は古い情報
    1. 10万円使うと約3,630円の手数料|還元率では取り返せない
    2. 為替レートは「現地で使ったときのレート」ではない
  4. 海外で楽天カードが使えないその他の原因|枠・期限・端末
    1. 利用可能枠が足りない|出国前に確認し、必要なら一時増枠する
    2. 有効期限が渡航中に切れる|出発前に必ず券面を見る
    3. 現地の端末やブランドの問題|暗証番号は必ず覚えておく
  5. 現地で楽天カードが止まったときの対処|アプリでお知らせを確認する
    1. 楽天カードアプリと楽天e-NAVIの上部を見る|重要なお知らせが出ている
    2. フィッシングに注意|公式のメール送信元ドメインを覚えておく
    3. 身に覚えのない請求や二重請求は帰国後に申し立てできる
  6. 出発前にやっておく5つの準備|これで海外トラブルの大半は防げる
    1. キャッシング枠は出発前に設定する|現地では手続きできない
    2. ブランドの違うカードを2枚持つ|1枚が止まっても行動できる
  7. 楽天カードが海外で使えないことに関するよくある質問
    1. 楽天カードで海外決済ができないのはなぜですか?
    2. 楽天カードを海外で使えるようにするにはどうすればいいですか?
    3. 楽天カードの海外ロックはどうやって解除しますか?
    4. 楽天カードで海外利用を制限することはできますか?
    5. 事前申請すれば海外で確実に使えますか?
    6. 海外SIMに変えると楽天カードが使えなくなりますか?
    7. 楽天カードの海外事務手数料はいくらですか?
    8. 海外での請求額が思ったより高いのはなぜですか?
    9. 身に覚えのない請求や二重請求があった場合はどうすればいいですか?
    10. 海外で暗証番号のロックがかかったらどうなりますか?
  8. まとめ|楽天カードを海外で使うなら出発前の15分が決め手
  9. この記事の情報について
このサイトの運営者情報
岩田昭男(上級カード道場 編集長)

同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。

主な著書としては、「Suica一人勝ちの秘密」(中経出版・現カドカワ)「信用格差社会」(東洋経済新報社)「信用偏差値」(文春新書)「クレジットカード・サバイバル戦争」(ダイヤモンド社)「ドコモが銀行になる日」(PHP)「キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)、また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。

ウエブは、「岩田昭男の上級カード道場」、まぐまぐでメルマガを毎月二回発行。

記事の信頼性
クレジットカード研究歴30年以上の専門家が監修
累計50冊以上のクレジットカードムックを監修
各カード会社の公式情報を2025年10月時点で確認
定期的に情報を更新(最終更新:2025年11月17日)
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結論|楽天カードが海外で使えない最大の原因は不正検知による一時停止

楽天カードの公式FAQは、次のように説明しています。

「弊社では、カード番号の悪用、紛失盗難カードや偽造カードの不正利用を未然に防止することを目的とし、不正検知システムを導入しております。安心してカードをご利用いただくために、会員様のカードのご利用が過去の不正利用のパターンと類似した場合や第三者利用の可能性があると判断した場合などには、カードのご利用を保留にさせていただくことがございます」

海外での利用はこの「過去の不正利用のパターン」に該当しやすいのが実情です。普段は日本国内でしか使われていないカードが、突然海外で使われれば、システムは不正を疑います。

出発前の事前申請で回避できる|楽天e-NAVIのチャットサポートから

楽天カードは公式に事前申請の窓口を用意しています。FAQには次のように明記されています。

「高額なカードのご利用や海外でのご利用予定がある場合、事前にチャットサポートへご連絡いただくことで、当日のご利用をスムーズに行うことができます」

申請の手順は、楽天e-NAVIのチャットサポートページで、問い合わせ内容から「ご利用の事前申請」を選び、詳細を入力するだけです。利用予定日の1カ月前から申請できます。

この窓口は電話ではなくチャットなので、営業時間を気にせず入力できます。楽天e-NAVIにログインし、チャットサポートのページで問い合わせ内容を選ぶだけです。

なお公式は、この事前申請を高額利用と海外利用の両方について案内しています。国内で高額な買い物をする予定がある場合も、同じ窓口から申請できます。

申請時に聞かれる4項目|渡航先・渡航期間・緊急連絡先を用意しておく

公式は、申請時に確認される内容も明示しています。

  • ご利用予定日
  • ご利用内容
  • 渡航先(海外利用の場合)
  • 渡航期間(海外利用の場合)
  • 緊急連絡先(海外利用の場合)

航空券の予約が取れた時点で申請しておくのが最も効率的です。渡航先と期間が確定していれば、申請は数分で終わります。1カ月前から可能なので、出発直前に慌てる必要はありません。

なお公式は「※具体的な金額基準はセキュリティ上ご案内できません」としています。「いくらから止まるのか」は公開されていないため、金額の大小にかかわらず申請しておくのが安全です。

緊急連絡先は、渡航中に連絡が取れる番号を用意してください。日本の携帯番号のまま海外SIMに差し替える予定なら、その番号では連絡が取れません。ホテルの番号や同行者の番号など、実際につながる手段を伝えておくと確実です。

事前申請しても止まることがある|公式が明記している

重要な注意点があります。公式は「※ご連絡をいただいた場合でも、弊社の判断により、カードのご利用を保留にさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください」と明記しています。

事前申請は「絶対に止まらない保証」ではありません。あくまで検知の可能性を下げる手続きです。したがって海外では必ず複数の支払い手段を用意する必要があります。

具体的には①ブランドの違うクレジットカードを2枚 ②現地通貨の現金 ③デビットカードまたはプリペイドカードのいずれかを組み合わせてください。1枚のカードに依存した状態で渡航するのは、現地で身動きが取れなくなるリスクがあります。

海外SIMに差し替えると3Dセキュアが通らない|見落とされやすい落とし穴

これは公式が明記しているのに、ほとんど知られていない重要な注意点です。

楽天カードのFAQは次のように警告しています。「インターネットでお買い物をされる際に本人認証サービス(3Dセキュア)により、SMSメッセージによるワンタイムパスワードでの本人認証が求められる場合がございます。海外渡航時にSMS非対応のSIMカード(海外SIMなど)に差し替えるとSMSメッセージは受信できませんのでご注意ください」

現地でネット決済ができなくなる|ホテルや交通機関の予約に影響する

海外SIMやeSIMに切り替えると、日本の電話番号宛のSMSが受け取れません。3Dセキュアの認証はSMSのワンタイムパスワードで行われることが多いため、現地でのネット決済が一切できなくなります。

影響が大きいのは、旅行中に発生するオンライン決済です。ホテルの追加予約、鉄道やバスのチケット購入、現地ツアーの申し込み、配車アプリの支払いなど、旅先ではネット決済の機会が意外と多くあります。

対策は、日本のSIMを維持したままローミングを使うか、デュアルSIM対応端末で日本の番号を残すことです。物理SIMを抜いて海外SIMに差し替える方式が最も危険です。eSIMなら日本の回線を残したまま現地回線を追加できます。

出発前に3Dセキュアの登録と連絡先を確認する

楽天カードの3Dセキュアは楽天e-NAVIのセキュリティページ「本人認証サービス(3Dセキュア)の登録」から登録します。未登録のままだとネット決済でエラーになるため、出発前に確認してください。

あわせて登録している電話番号とメールアドレスが最新かを確認します。機種変更で番号が変わっている場合、ワンタイムパスワードは届きません。

なお楽天カードは、SMSが届かない場合の対処として「SMSの受信をWi-Fi回線で行われている場合は、携帯電話回線(4G、5G)に切り替えての受信をお試しください」とも案内しています。海外のホテルWi-Fiに接続したままだと届かないことがあるため、この点も覚えておいてください。

楽天カードの海外事務手数料が2025年3月から3.63%に|2.20%は古い情報

使えるかどうかとは別に、必ず知っておくべき改定があります。楽天カードの公式サイトは、海外事務手数料の変更を明示しています。

国際ブランド2025年2月まで2025年3月より
Visa2.20%3.63%
Mastercard2.20%3.63%
JCB2.20%3.63%
American Express2.20%3.63%

全ブランドで2.20%から3.63%へ、1.43ポイントの引き上げです。ネット上には2.20%と記載したままの記事が多く残っているため、注意してください。

10万円使うと約3,630円の手数料|還元率では取り返せない

金額で見ると影響がはっきりします。海外で使った金額に対して、事務手数料は次のようにかかります。

海外での利用額旧料率2.20%新料率3.63%差額
30,000円660円1,089円+429円
50,000円1,100円1,815円+715円
100,000円2,200円3,630円+1,430円
200,000円4,400円7,260円+2,860円

楽天カードの還元率は1%なので、10万円使って得られるポイントは1,000円分です。一方、事務手数料は3,630円かかります。還元では手数料を取り返せません。

海外での支払いが多くなる旅行では、海外事務手数料の低いカードを別に用意するという選択肢も検討する価値があります。カードの組み合わせ方はクレジットカード最強の2枚の記事で解説しています。

為替レートは「現地で使ったときのレート」ではない

誤解されやすい点も公式が説明しています。「海外でご利用になった場合の換算レートは、現地でご利用になった際のレートではありませんのでご留意ください」「為替レート(円)は各国際ブランドごとの決済為替レートが適用されます」

つまり実際に円換算されるのは、加盟店から売上データが届いた時点のレートです。買い物をした日と換算日にズレがあるため、その間に為替が動けば請求額も変わります。円安が進んでいる時期は、想定より高くなることがあります。

さらに公式は「新料率の適用開始日は、加盟店様からの売上データ送信遅延や処理手続き方法などによりお客様のクレジットカードご利用日と必ずしも一致するものではありません」とも注記しています。明細の確認は帰国後にまとめて行うのが現実的です。

海外で楽天カードが使えないその他の原因|枠・期限・端末

不正検知以外にも、確認すべき原因があります。楽天カードの公式サポートが挙げている項目を、海外という条件に沿って整理します。

利用可能枠が足りない|出国前に確認し、必要なら一時増枠する

旅行ではホテル、航空券、買い物が重なり、利用額が普段の何倍にもなります。楽天カードの公式サイトも「予想外の出費や海外キャッシングのご利用に備えて、出国前にご利用可能額を確認しておきましょう。一時的に増枠することのできるサービスもございます」と案内しています。

特に注意すべきがホテルのデポジット(保証金)です。チェックイン時に宿泊料金とは別に一定額の与信枠が確保されるため、実際の請求額より多く枠を消費します。連泊するとその分だけ枠が圧迫されます。

利用可能額は楽天e-NAVIの「ご利用可能額の照会」で確認できます。なお公式は「ご利用可能額への反映は、引き落とし完了後 通常約2〜4営業日のお時間がかかります」としているため、出発直前の入金では枠が戻らない可能性があります。余裕をもって確認してください。

有効期限が渡航中に切れる|出発前に必ず券面を見る

見落とされがちですが、長期滞在中に有効期限が切れるケースがあります。楽天カードの公式サポートは「有効期限が過ぎているカードはご利用いただけません」と明記しています。

更新カードは「有効期限満了月の前月下旬〜当月初旬頃にお届け」されますが、海外にいる間は受け取れません。留学や長期出張の予定がある場合は、出発前にカード会社へ相談してください。

また公式は「カードの再発行を行っている場合は、有効期限内でも以前のカードはご利用いただけません」とも説明しています。渡航前に再発行手続きをした場合、古いカードを持って行っても使えません。新しいカードが手元にあることを確認してから出発してください。

現地の端末やブランドの問題|暗証番号は必ず覚えておく

海外ではICチップと暗証番号(PIN)による決済が主流の国が多くあります。日本ではサインで済んでいても、現地では暗証番号を求められます。

暗証番号が分からないと決済できません。楽天カードでは、楽天e-NAVIでの照会(セキュリティコードが必要)と、自動音声専用ダイヤルでの照会(ハガキ郵送)が用意されています。ハガキは日本の登録住所に届くため、渡航前に確認しておく必要があります。

さらに暗証番号を複数回間違えるとロックがかかります。公式によると、ICチップを読み取る方式でロックした場合は解除できず、カードの作り直しが必要です。旅先でこれが起きると打つ手がありません。あいまいなまま何度も試さないでください。

現地で楽天カードが止まったときの対処|アプリでお知らせを確認する

止まってしまった場合、まずやるべきことは決まっています。

楽天カードアプリと楽天e-NAVIの上部を見る|重要なお知らせが出ている

楽天カードは不正検知時の連絡方法を公式に説明しています。「不正を検知した場合、以下の3つの方法でご連絡させていただきます。いずれかの方法で、利用内容のご確認をお願いいたします」とし、その1つ目として「アプリ・楽天e-NAVI 上部に重要なお知らせが表示されます」を挙げています。

ホテルのWi-Fiでアプリを開けば、その場で確認できます。本人の利用だと確認できれば、公式は「ご本人による利用か確認できるまで、決済を一時的に停止しております。身に覚えのあるご利用の場合は改めて決済をお願いいたします」と案内しています。

確認が済んだら、もう一度同じ決済を試してください。多くの場合、これで通ります。何度も試すのではなく、まずアプリを開くのが正解です。

フィッシングに注意|公式のメール送信元ドメインを覚えておく

海外で決済が止まった直後は、「カードが停止されました」という偽メールに引っかかりやすい状態です。楽天カードは公式のメール送信元ドメインを公開しています。

  • @mail.rakuten-card.co.jp(主なドメイン)
  • @ad02clickmailer.jp(一部のメール)
  • @bounce.rakuten-card.co.jp(一部のメール)

公式も「怪しいSMSやメールにお気をつけてご確認ください」と注意喚起しています。メールやSMSのリンクからログインしないでください。確認は楽天カードアプリか、ブックマークした楽天e-NAVIから行います。

海外では通信環境が不安定で、判断も鈍りがちです。「リンクは踏まず、アプリから確認する」という原則を、出発前に決めておいてください。

身に覚えのない請求や二重請求は帰国後に申し立てできる

楽天カードは「海外での楽天カードのご利用について、ご利用覚えのない請求があった方」への案内も用意しています。二重請求については「現地のカード会社に対して、請求取消の申し立てをいたしますので、下記楽天カードコンタクトセンターにご連絡ください」としています。

公式が挙げている二重請求の例は「加盟店でカードご利用情報処理時、端末機の故障や障害などにより、複数回カードご利用情報処理の操作をされたが、署名は一回しかしていない」というケースです。海外では端末の不調が起きやすく、実際に発生します。

レシートは必ず保管してください。申し立ての際に、実際の利用回数と金額を証明する材料になります。キャンセルしたはずの支払いが後日請求されるケースについても、公式が案内を用意しています。

出発前にやっておく5つの準備|これで海外トラブルの大半は防げる

ここまでの内容を、出発前のチェックリストとして整理します。

やること手段所要時間の目安
1. 渡航予定を事前申請する楽天e-NAVIのチャットサポート「ご利用の事前申請」5分
2. 3Dセキュアを登録する楽天e-NAVIのセキュリティページ5分
3. 利用可能額を確認する楽天e-NAVI「ご利用可能額の照会」1分
4. 有効期限と暗証番号を確認するカード券面/楽天e-NAVI3分
5. 日本のSIMを残す方法を決めるローミングまたはeSIMの併用端末設定

合計15分程度で、現地でカードが止まるリスクを大きく下げられます。特に1番と5番は、知らないと対策できない項目です。

キャッシング枠は出発前に設定する|現地では手続きできない

楽天カードの公式サイトは「海外キャッシングを使えば海外のATMから現地通貨を引き出せます。現金が必要になった時に備えて、事前にキャッシング枠の設定をしておくと便利です」と案内しています。

キャッシング枠の設定には審査があり、すぐには反映されません。現地に着いてから申し込んでも間に合わない可能性が高いため、出発前に済ませておく必要があります。

なお、キャッシングは利息が発生します。現地通貨が必要な場面に備えた保険と考え、優先度は現金や複数枚のカードより低く見ておくのが妥当です。使った場合は帰国後に繰り上げ返済すれば利息を抑えられます。

なお、海外ATMでキャッシングを利用する際も暗証番号が必要です。暗証番号が分からないままでは引き出せません。キャッシング枠の設定とあわせて、暗証番号も出発前に確認しておいてください。

ブランドの違うカードを2枚持つ|1枚が止まっても行動できる

最も効果的な備えがこれです。事前申請をしても「弊社の判断により、カードのご利用を保留にさせていただく場合がございます」と公式が明記している以上、1枚では不十分です。

VisaとMastercardのように、ブランドを分けて2枚持てば、加盟店の違いにもカード会社の判断にも対応できます。同じブランドで2枚持っても、ブランド側の障害では両方止まります。

加えて現地通貨の現金を少額持つことも重要です。空港からホテルまでの移動費、チップ、屋台など、カードが使えない場面は必ずあります。カードが止まったときの緊急用としても機能します。

2枚目は別のカード会社のものを選ぶとさらに安全です。同じ会社の2枚だと、会社側の判断で両方が止まる可能性があります。発行会社もブランドも分けておけば、片方が止まってももう片方で行動できます。

渡航先によっては国際ブランドの加盟店数が結果を左右します。ブランド選びの判断基準は楽天カードの国際ブランドはどれがいい?Visa・Mastercard・JCBを比較で整理しています。

楽天カードが海外で使えないことに関するよくある質問

楽天カードで海外決済ができないのはなぜですか?

最も多いのは不正検知システムによる一時停止です。楽天カードは24時間365日の監視体制でモニタリングを行っており、「過去の不正利用のパターンと類似した場合や第三者利用の可能性があると判断した場合」に利用を保留にします。海外での利用はこのパターンに該当しやすくなります。ほかに、利用可能枠の超過、有効期限切れ、暗証番号ロック、3Dセキュアの認証不成立が原因になります。

楽天カードを海外で使えるようにするにはどうすればいいですか?

出発前にチャットサポートで事前申請してください。楽天カードの公式FAQは「高額なカードのご利用や海外でのご利用予定がある場合、事前にチャットサポートへご連絡いただくことで、当日のご利用をスムーズに行うことができます」と案内しています。楽天e-NAVIのチャットサポートで「ご利用の事前申請」を選び、渡航先・渡航期間・緊急連絡先などを入力します。利用予定日の1カ月前から申請可能です。

楽天カードの海外ロックはどうやって解除しますか?

まず楽天カードアプリまたは楽天e-NAVIの上部を確認してください。不正検知で停止した場合、公式は「アプリ・楽天e-NAVI 上部に重要なお知らせが表示されます」としています。本人の利用だと確認できれば、「身に覚えのあるご利用の場合は改めて決済をお願いいたします」と案内されており、もう一度決済を試せば通ることが多くあります。メールやSMSのリンクからではなく、必ずアプリから確認してください。

楽天カードで海外利用を制限することはできますか?

楽天e-NAVIの各種設定から確認できます。不正利用対策として、利用に関する設定を見直すことは有効です。ただし制限をかけたまま渡航すると、現地で使えなくなります。渡航前には設定状況を必ず確認してください。セキュリティ目的で自分でオフにしていたことを忘れているケースもあります。設定の詳細は楽天e-NAVIのセキュリティページで確認できます。

事前申請すれば海外で確実に使えますか?

確実ではありません。楽天カードの公式FAQは「ご連絡をいただいた場合でも、弊社の判断により、カードのご利用を保留にさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください」と明記しています。事前申請は検知の可能性を下げる手続きであり、保証ではありません。ブランドの違うカードを2枚、現地通貨の現金もあわせて用意してください。

海外SIMに変えると楽天カードが使えなくなりますか?

店頭決済は使えますが、ネット決済でエラーが出る可能性があります。楽天カードは「海外渡航時にSMS非対応のSIMカード(海外SIMなど)に差し替えるとSMSメッセージは受信できませんのでご注意ください」と明記しています。3Dセキュアのワンタイムパスワードが受け取れないためです。日本のSIMを残したままローミングを使うか、eSIMで日本の回線を併用してください。

楽天カードの海外事務手数料はいくらですか?

2025年3月から3.63%(税込)です。楽天カードの公式サイトによると、Visa・Mastercard・JCB・American Expressのすべてで、2025年2月までの2.20%から3.63%に引き上げられました。10万円分を海外で使うと約3,630円の手数料がかかります。ネット上には2.20%と記載したままの情報が多く残っているため注意してください。

海外での請求額が思ったより高いのはなぜですか?

換算レートと事務手数料の両方が影響します。楽天カードは「海外でご利用になった場合の換算レートは、現地でご利用になった際のレートではありません」と明記しており、加盟店から売上データが届いた時点のレートが適用されます。買い物をした日と換算日にズレがあるため、その間に円安が進めば請求額は増えます。さらに3.63%の事務手数料が加算されます。

身に覚えのない請求や二重請求があった場合はどうすればいいですか?

楽天カードコンタクトセンターに連絡してください。公式は二重請求について「現地のカード会社に対して、請求取消の申し立てをいたしますので、下記楽天カードコンタクトセンターにご連絡ください」と案内しています。端末の故障や障害で複数回処理されたケースが例として挙げられています。レシートは必ず保管し、実際の利用回数と金額を証明できるようにしてください。

海外で暗証番号のロックがかかったらどうなりますか?

方式によって対応が変わります。楽天カードの公式サポートによると、磁気ストライプを読み取る方式でロックした場合は翌日に自動解除されます。一方、ICチップを読み取る方式でロックした場合は解除できず、カードの作り直しが必要です。海外ではICチップと暗証番号による決済が主流のため、あいまいなまま何度も試すのは絶対に避けてください。旅先で作り直しはできません。

まとめ|楽天カードを海外で使うなら出発前の15分が決め手

この記事の要点を整理します。すべて2026年8月27日時点で楽天カードの公式情報を確認した内容です。

確認すること答え
最も多い原因不正検知システムによる一時停止
防ぐ方法楽天e-NAVIのチャットサポートで「ご利用の事前申請」(1カ月前から可)
申請時に必要な情報利用予定日・利用内容・渡航先・渡航期間・緊急連絡先
事前申請の効果保証ではない。公式も「保留にする場合がある」と明記
海外SIM差し替えるとSMSが届かず3Dセキュアが通らない
海外事務手数料2025年3月より3.63%(従来2.20%)
換算レート現地利用時ではなく、売上データ到着時のレート
止まったとき楽天カードアプリ/楽天e-NAVI上部のお知らせを確認し、再決済
暗証番号ロックICチップ方式は解除不可。カードの作り直しが必要

出発前にやることは5つ、合計15分程度です。事前申請、3Dセキュアの登録、利用可能額の確認、有効期限と暗証番号の確認、日本のSIMを残す設定。この15分で、現地での大半のトラブルを防げます。

楽天カード全般のトラブルは限度額を超えたときメルカリで使えないときの記事も参照してください。カード全般の切り分け手順はクレジットカードが使えない原因の記事にまとめています。

この記事の情報について

調査日:2026年8月26日

本記事に記載した年会費・還元率・特典・手数料などの内容は、上記の調査日時点で各カード会社および関係機関の公式サイトを確認して記載しています。これらの条件は予告なく変更されることがあります。申し込みや手続きの前に、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

監修:岩田昭男(クレジットカード評論家・キャッシュレス研究家)

参照した一次情報:

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の申し込みを勧誘するものではありません。審査結果や還元額を保証するものでもありません。ご契約は各社の規約をご確認のうえ、ご自身の判断でお願いいたします。