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クレジットカードを申し込む際に必ず選択する必要がある国際ブランド。JCB・VISA・Mastercardの3つは日本で最も利用者が多い主要ブランドですが、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。
「PayPayカードではどのブランドを選ぶべき?」「楽天カードでJCBとVISAならどちらがおすすめ?」「審査の通りやすさに違いはある?」など、具体的な疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、JCB・VISA・Mastercardの詳細な比較から、あなたのライフスタイルに最適なブランド選択方法まで、実用的な情報を網羅的に解説します。カード選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。
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クレジットカードの国際ブランドとは?国際ブランドの役割と重要性

国際ブランドとは、世界中でクレジットカード決済を可能にする決済システムを提供する会社のことです。クレジットカードに印刷されているロゴマークが、そのカードがどの国際ブランドの決済システムを利用しているかを示しています。
現在、世界には多数の国際ブランドが存在しますが、特に影響力が大きいのが以下の5つです。
主要5大国際ブランドの概要は以下のとおりです。
- VISA(ビザ):アメリカ発祥で世界最大のシェアを誇る
- Mastercard(マスターカード):VISAに次ぐ世界第2位のシェア
- JCB(ジェーシービー):日本発祥で国内シェア第2位
- American Express(アメリカン・エキスプレス):高級カードとして有名
- Diners Club(ダイナースクラブ):世界初のクレジットカードブランド
この中でも、JCB・VISA・Mastercardの3つは日本国内で圧倒的なシェアを占めており、多くのクレジットカード利用者がこの3つから選択しています。
各国際ブランドの加盟店でのみカード利用が可能となるため、ブランド選択は非常に重要な決定となります。例えば、VISA加盟店でMastercardのカードは使用できませんが、実際には多くの店舗が複数ブランドに対応しているため、日常利用で困ることは少ないでしょう。
JCB・VISA・Mastercardの完全比較表

3大国際ブランドの基本情報を分かりやすく比較表にまとめました。
項目 | JCB | VISA | Mastercard |
---|---|---|---|
発祥国 | 日本 | アメリカ | アメリカ |
世界シェア | 約1% | 約60% | 約25% |
日本国内シェア | 約28% | 約50% | 約20% |
海外加盟店数 | 約3,500万店 | 約8,000万店 | 約8,000万店 |
国内加盟店数 | 約330万店 | 約330万店 | 約330万店 |
海外利用しやすさ | △(アジア中心) | ◎(全世界) | ◎(全世界) |
国内利用しやすさ | ◎ | ◎ | ◎ |
年会費無料カード | 多数あり | 多数あり | 多数あり |
プロパーカード | あり | なし | なし |
主な強み | 国内特典充実 | 世界最大ネットワーク | ヨーロッパに強い |
※シェアは日本クレジット協会および各社公表データより(2024年時点)
上記の比較表から分かるように、各ブランドには明確な特徴があります。海外利用を重視するならVISAかMastercard、国内での特典やサービスを重視するならJCBが有力な選択肢となります。
JCBの特徴とメリット・デメリット

JCBの基本情報
JCBは1961年に設立された日本発祥の唯一の国際ブランドです。正式名称は「Japan Credit Bureau」の略で、現在は株式会社ジェーシービーが運営しています。
JCBの主なメリット
JCBを選ぶ主なメリットは以下のとおりです。
特徴 | 内容 |
---|---|
国内特典の充実度 | テーマパーク(ディズニー・USJ)優待、国内ホテル割引、レストラン優待など、日本人向けサービスが豊富 |
日本語サポート | 海外旅行先でも24時間365日日本語対応。ハワイ・グアム・台湾・韓国などにJCBプラザ設置、観光案内や緊急対応が可能 |
独自付帯サービス | JCBスマートフォン保険、オリジナルシリーズパートナー店でのポイント優遇など、他ブランドにはない独自特典 |
JCBの主なデメリット
一方で、JCBには以下のようなデメリットもあります。
デメリット | 内容 |
---|---|
海外利用の制限 | 海外加盟店数が少なく、特にヨーロッパ・アフリカ・南米では利用不可の店舗が多い。海外旅行や出張時は他ブランド併用推奨 |
オンライン対応不足 | 一部海外のECサイトやサブスクで非対応。Netflix・SpotifyなどVISA/Mastercard限定サービスも存在 |
JCBがおすすめな人
以下のような方にJCBは特におすすめです。
- 海外旅行をほとんどしない国内メインの利用者
- ディズニーランドやUSJをよく利用する方
- 日本企業のサービスを重視する方
- メインカードとは別にサブカード として持ちたい方
VISAの特徴とメリット・デメリット

VISAの基本情報
VISAは1958年にアメリカで設立された世界最大の国際ブランドです。正式名称は「Visa Inc.」で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。
VISAの主なメリット
VISAを選ぶ主なメリットは以下のとおりです。
特徴 | 内容 |
---|---|
世界最大の加盟店ネットワーク | 200以上の国と地域、約8,000万店で利用可能。海外旅行でも安心して使える |
オンラインサービス対応率 | 海外EC・サブスク・アプリ内課金などで最も高い対応率を誇る |
カード種類の豊富さ | 年会費無料からプラチナ・ブラックまで幅広い選択肢。自分に合ったカードを探しやすい |
VISAの主なデメリット
VISAの主なデメリットは以下のとおりです。
デメリット | 内容 |
---|---|
プロパーカードが存在しない | VISA自体はカードを発行していないため、独自の特典はなく、サービス内容は発行会社に依存 |
ブランド独自の優待が少ない | 決済機能(VISAタッチなど)が中心で、エンタメ・グルメなどの優待はJCBのように充実していない |
VISAがおすすめな人
以下のような方にVISAは特におすすめです。
- 海外旅行や海外出張が多い方
- オンラインショッピングやサブスクサービスをよく利用する方
- 初めてクレジットカードを作る方
- メインカードとして便利に使えるカードが欲しい方
Mastercardの特徴とメリット・デメリット

Mastercardの基本情報
Mastercardは1966年にアメリカで設立された国際ブランドで、世界第2位のシェアを誇ります。本社はニューヨーク州にあり、VISAと並んで世界中で広く利用されています。
Mastercardの主なメリット
Mastercardを選ぶ主なメリットは以下のとおりです。
特徴 | 内容 |
---|---|
ヨーロッパでの利用に強い | ヨーロッパ地域では加盟店が多く、VISAより使いやすい場合もある |
Priceless体験プログラム | 世界各地のコンサート・スポーツ・グルメなど特別な体験を提供 |
コストコで利用可能 | 日本国内のコストコで使えるのはMastercardのみ。利用者に必須のブランド |
Mastercardの主なデメリット
Mastercardの主なデメリットは以下のとおりです。
デメリット | 内容 |
---|---|
加盟店数がVISAよりわずかに少ない | 世界的にはほぼ同等だが、一部地域やオンラインサービスではVISAのみ対応の場合あり |
プロパーカードが存在しない | Mastercard自体はカードを発行しておらず、独自特典は限定的で発行会社のサービスに依存 |
Mastercardがおすすめな人
以下のような方にMastercardは特におすすめです。
- ヨーロッパ旅行や出張が多い方
- コストコを頻繁に利用する方
- Priceless体験に興味がある方
- VISAの代替として2枚目のカードを検討している方
利用シーン別最適ブランド選択ガイド

あなたのライフスタイルや利用目的に応じた最適なブランド選択方法をご紹介します。
海外利用重視の場合
海外での利用を重視する方の最適な選択は以下のとおりです。
渡航先・利用シーン | 最適なブランド | 理由 |
---|---|---|
アメリカ・アジア方面 | VISA | 発祥の地アメリカでは圧倒的な加盟店数。アジア圏でも対応率が非常に高く安心 |
ヨーロッパ方面 | Mastercard | ヨーロッパではMastercardの加盟店が多く、VISAより使いやすい場面もある |
多方面に旅行 | VISA+Mastercard併用 | 2枚持ちでほぼ全世界カバー。どちらか使えない場合のリスクヘッジにも有効 |
国内利用重視の場合
国内での利用をメインとする方の選択指針は以下のとおりです。
利用スタイル | おすすめブランド | 理由 |
---|---|---|
テーマパーク・国内旅行 | JCB | ディズニーランド・USJ優待、国内ホテル・レストラン割引など国内特典が充実 |
オンラインショッピング中心 | VISA または Mastercard | 海外EC・サブスク対応率が高い。特にVISAは世界で最も対応率が高い |
実店舗利用中心(国内) | どのブランドでも可 | 日本国内の店舗では3ブランドほぼ共通で利用可能。年会費や特典内容で選ぶのが得策 |
特定店舗利用重視の場合
特定の店舗やサービスをよく利用する方向けの選択基準は以下のとおりです。
ショッピングサービス | おすすめブランド | 理由 |
---|---|---|
コストコ | Mastercard | 日本国内のコストコはMastercardのみ利用可能 |
Amazon・楽天 | どのブランドでも可 | いずれも利用可能。Amazon Mastercard、楽天カードなど発行カード特典で選ぶのがおすすめ |
ZOZOTOWN | Mastercard推奨 | 全ブランド利用可能だが、ZOZOCARD(Mastercard)はポイント還元率が高い |
人気クレジットカード別最適ブランド選択

主要なクレジットカードにおける国際ブランド選択のポイントをご紹介します。
PayPayカードの場合の特徴と選び方
PayPayカードでは、VISA・Mastercard・JCBの3ブランドから選択可能です。
各ブランドの特徴は以下のとおりです。
PayPayカード × VISA
- 海外利用やオンラインサービス利用が多い方におすすめ
- PayPay加盟店以外でも幅広く利用可能
- 初めてのクレジットカードとしても最適
PayPayカード × Mastercard
- コストコを利用する方には必須
- ヨーロッパ旅行が多い方にもおすすめ
- Priceless体験に興味がある方に最適
PayPayカード × JCB
- 国内利用メインで特典を重視する方におすすめ
- ディズニーランドやUSJをよく利用する方に最適
- 海外利用が少ない方には問題なし
項目 | 詳細 |
---|---|
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国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
申込条件 | ・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生除く) ・本人または配偶者に安定した継続収入がある方 ・本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 |
本会員 年会費 | 無料 |
家族カード 年会費 | 無料 |
ETCカード 年会費 | 550円(税込) |
ポイント名 | PayPayポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | – |
国内旅行保険 | – |
海外旅行保険 | – |
ショッピング保険 | – |
付帯電子マネー | – |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay、QUICPay
※Google Payのタッチ決済はVisa・Mastercardのみ対応。JCBは今後対応する予定 |
発行までの期間 | 通常1週間で到着
※カード番号は最短即日 |
特典 |
|
クレジットカードの系統 | 流通系 |
カードランク | 一般カード |
楽天カードの場合の特徴と選び方
楽天カードでは、VISA・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドから選択可能です。
3大ブランドの楽天カードでの特徴は以下のとおりです。
楽天カード × VISA
- 最も汎用性が高く、どこでも安心して利用可能
- 楽天市場以外でのネットショッピングでも便利
- メインカードとして最適な選択
楽天カード × Mastercard
- コストコでの楽天ポイント還元を狙いたい方におすすめ
- ヨーロッパ旅行での利用にも適している
- VISAとは異なるブランドを持ちたい方に最適
楽天カード × JCB
- 国内での楽天サービス利用がメインの方におすすめ
- JCB独自の優待も楽しみたい方に最適
- 海外利用が少ない方には問題なし
項目 | 詳細 |
---|---|
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国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
申込条件 | 18歳以上の方 |
本会員 年会費 | 無料 |
家族カード 年会費 | 無料 |
ETCカード 年会費 | 550円(税込み) |
ポイント名 | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.0%〜 |
交換可能マイル | ANA、JAL |
国内旅行保険 | – |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 |
ショッピング保険 | – |
付帯電子マネー | 楽天カードタッチ決済 楽天Edy:機能をつけるには別途発行手数料330円(税込み)必要 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Pay |
発行までの期間 | 1週間〜10日程度 |
特典 |
|
クレジットカードの系統 | 流通系 |
カードランク | 一般カード |
※※キャンペーン内容は時期により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください
イオンカードの場合の特徴と選び方
イオンカードでは、VISA・Mastercard・JCBの3ブランドから選択可能です。
各ブランドの特徴は以下のとおりです。
イオンカード × VISA
- イオン以外でも幅広く利用したい方におすすめ
- 海外旅行先でも安心して利用可能
- オンラインショッピングでも便利
イオンカード × Mastercard
- コストコとイオンの両方でお得に利用したい方におすすめ
- ヨーロッパ旅行でも利用したい方に最適
イオンカード × JCB
- 国内のイオン系列店舗での利用がメインの方におすすめ
- JCB独自の優待も活用したい方に最適
項目 | 詳細 |
---|---|
最新の券面画像 | ![]() |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
申込条件 | 18歳以上(高校生は卒業年度の1月1日以降申込み可能) |
本会員 年会費 | 無料 |
家族カード 年会費 | 無料 |
ETCカード 年会費 | 無料 |
ポイント名 | WAON POINT、電子マネーWAON |
ポイント還元率 | 0.5% |
交換可能マイル | JAL |
国内旅行保険 | – |
海外旅行保険 | – |
ショッピング保険 | 年間50万円まで |
付帯電子マネー | イオンiD |
スマホ決済 | Apple Pay、イオンiD |
発行までの期間 | 最短30分で審査(カードは審査後1~2週間程度で届く) |
特典 |
|
クレジットカードの系統 | 流通系・銀行系 |
カードランク | 一般カード |
その他の人気カードの特徴と選び方
その他の人気カードでの選択ポイントは以下のとおりです。
カード名 | 選択可能ブランド | おすすめブランド | 理由 |
---|---|---|---|
三井住友カード![]() | VISA / Mastercard | VISA | VISAとの関係が深く、特典やサービスが充実しやすい |
dカード![]() | VISA / Mastercard | VISA | ドコモユーザーはd払いとの相性が良い |
エポスカード![]() | VISAのみ | VISA | ブランド選択不可。マルイでの優待が魅力 |
審査の通りやすさに国際ブランドは影響する?

クレジットカードの審査における国際ブランドの影響について、正確な情報をお伝えします。
基本的に審査への影響はなし
結論から言うと、国際ブランドの選択がクレジットカードの審査結果に直接影響することは基本的にありません。審査を行うのはカード発行会社であり、国際ブランドは決済システムの提供のみを行っているためです。
審査に影響する主な要因は以下のとおりです。
- 申込者の年収・勤務先・勤続年数
- 信用情報機関の登録内容
- 他社借入状況
- 過去のクレジットヒストリー
これらの要因は国際ブランドの選択とは無関係です。
例外的なケースの説明
ただし、以下のような例外的なケースでは、わずかながら影響がある可能性があります。
ケース | ブランド影響 | 内容 |
---|---|---|
プロパーカードの場合 | あり | JCBやAmerican Expressのプロパーカードは、ブランドが直接審査を行うため独自基準が適用される可能性あり |
提携カードで特別な取り決めがある場合 | まれにあり | 発行会社とブランドの間で特別契約があると、審査基準に微細な違いが生じる可能性。ただし稀なケース |
審査が不安な方へのアドバイス
審査に不安がある方は、国際ブランドよりも以下の点を重視することをおすすめします。
- 年会費無料のカードを選ぶ
- 流通系カード(楽天カード、イオンカードなど)を選ぶ
- 初回は利用限度額を低めに設定する
- 同時に複数のカードに申し込まない
よくある質問と回答

クレジットカードの国際ブランド選択に関してよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 複数のブランドを持つメリットは?
A1. 複数のブランドを持つメリットは大きく3つあります。
利用可能店舗の拡大
万が一、1つのブランドが使えない店舗やサービスがあっても、別のブランドで決済可能です。特に海外では、一部の店舗で特定ブランドのみ対応の場合があります。
リスクヘッジ
1枚のカードが磁気不良やICチップエラーで使用不能になっても、別ブランドのカードで対応できます。
各ブランドの特典を享受
JCBの国内優待、Mastercardのコストコ利用、VISAの海外利用など、それぞれの特典を最大限活用できます。
Q2. 年会費や手数料にブランド別の違いはある?
A2. 国際ブランドによる年会費や手数料の違いはほとんどありません。
年会費や各種手数料は、カード発行会社が決定しているため、同じカード会社の同グレードカードであれば、どのブランドを選んでも基本的に同額です。
ただし、以下のような例外があります。
プロパーカードの場合
JCBプロパーカードやAmerican Expressプロパーカードは、ブランド独自の年会費設定となります。
特定ブランド限定カードの場合
一部のカードで、特定ブランドのみ年会費が異なる場合があります。申し込み前に必ず確認することをおすすめします。
Q3. タッチ決済の対応状況はブランドで違う?
A3. タッチ決済の対応状況には、ブランド間で若干の違いがあります。
各ブランドのタッチ決済対応状況は以下のとおりです。
VISA
「Visaのタッチ決済」として広く普及しており、コンビニ、スーパー、ファストフード店などで幅広く利用可能です。
Mastercard
「Mastercardコンタクトレス」として、VISAと同程度の普及率を誇ります。対応店舗数もVISAとほぼ同等です。
JCB
「JCBコンタクトレス」として提供されていますが、海外での対応店舗はVISA・Mastercardと比べて少ない状況です。ただし、国内では問題なく利用可能です。
Q4. ポイント還元率はブランドで変わる?
A4. ポイント還元率は基本的にカード発行会社が決定するため、国際ブランドによる違いはありません。
同じカード会社の同グレードカードであれば、VISA・Mastercard・JCBのどれを選んでも基本還元率は同じです。
ただし、以下のような例外があります。
ブランド独自の優待店
各ブランドが独自に提携している優待店では、そのブランドのカードのみポイント倍率がアップする場合があります。
特定加盟店での優遇
例えば、コストコではMastercardのみ利用可能なため、Mastercardブランドのカードでないとポイントが貯まりません。
Q5. 学生や主婦でも3ブランドから自由に選べる?
A5. はい、学生や主婦の方でも基本的に3ブランドから自由に選択可能です。
国際ブランドの選択は申込者の職業や属性に関係なく、カード発行会社が提供している範囲で自由に選べます。
ただし、以下の点にご注意ください。
カード会社による制限
一部のカード会社では、特定の属性の方に対して選択可能ブランドを制限している場合があります。
学生専用カードの場合
学生専用カードでは、選択可能ブランドが限定されている場合があります。申し込み前に確認することをおすすめします。
Q6. 海外キャッシングの利便性にブランド差はある?
A6. 海外キャッシングの利便性には、ブランド間で明確な差があります。
各ブランドのATMネットワークの特徴は以下のとおりです。
VISA
「PLUS」ネットワークを利用し、世界中で最も多くのATMから現地通貨を引き出すことができます。
Mastercard
「Cirrus」ネットワークを利用し、VISAと同程度の充実したATMネットワークを持っています。
JCB
「Cirrus」ネットワークまたは「PLUS」ネットワークを利用しますが、対応ATM数はVISA・Mastercardと比べて少ない傾向があります。
海外での現金調達を重視する方は、VISAまたはMastercardがおすすめです。
2024年最新の国際ブランド動向

2024年現在の国際ブランドを取り巻く最新動向をお伝えします。
デジタル決済の普及拡大
各国際ブランドは、デジタル決済技術の向上に注力しています。
主な動向は以下のとおりです。
動向 | 内容 |
---|---|
タッチ決済の普及加速 | コロナ禍で非接触需要が高まり、JCB・VISA・Mastercardすべてでタッチ決済対応カードが標準化 |
スマートフォン決済の強化 | Apple Pay、Google Pay、QR決済などとの連携拡大。特にVISA・Mastercardは対応サービスが豊富 |
セキュリティ技術の向上 | 3Dセキュア2.0導入でオンライン決済の安全性が大幅に向上 |
海外展開の動向
各ブランドの海外展開状況に変化が見られます。
ブランド | 地域展開の特徴 | 内容 |
---|---|---|
JCB | アジア圏での拡大 | 韓国・台湾・タイなどで加盟店数を増加中。アジア旅行に強み |
VISA・Mastercard | 新興国進出 | アフリカ・南米などでの加盟店拡大を加速。新興国旅行での利便性向上 |
サステナビリティへの取り組み
環境配慮への取り組みも各ブランドで進んでいます。
主な取り組みは以下のとおりです。
- リサイクル素材を使用したカードの発行
- デジタルカードの普及推進
- カーブンニュートラルへの取り組み強化
これらの動向を踏まえ、将来性も含めてブランド選択を検討することをおすすめします。
まとめ:あなたに最適な国際ブランドの選び方

JCB・VISA・Mastercardの3大国際ブランドについて詳しく解説してきました。最後に、あなたに最適なブランド選択のための決定フローをご紹介します。
利用目的別推奨ブランド
海外利用重視の方
- アメリカ・アジア方面 → VISA
- ヨーロッパ方面 → Mastercard
- 多方面 → VISA + Mastercard の2枚持ち
国内利用重視の方
- エンタメ・旅行重視 → JCB
- オンライン重視 → VISA
- コストコ利用 → Mastercard
初心者の方 最初の1枚は迷わずVISAを選ぶことをおすすめします。世界最大のネットワークで、どこでも安心して利用できます。
2枚持ちの最適な組み合わせ
クレジットカードを複数枚持つ場合の推奨組み合わせは以下のとおりです。
- VISA + JCB:海外利用と国内特典の両方をカバー
- VISA + Mastercard:世界中どこでも幅広く利用可能
- Mastercard + JCB:コストコ利用と国内特典を重視
最終チェックポイント
ブランドを決定する前に、以下の点を最終確認してください。
- よく利用する店舗・サービスでの対応状況
- 年会費や特典内容の比較
- 将来の利用計画(海外旅行予定など)
- 既に持っているカードとの重複回避
適切な国際ブランドを選択することで、クレジットカードライフがより便利で豊かになります。この記事の情報を参考に、あなたに最適な選択をしてください。
※各カード会社の最新審査基準は非公開となっており、申込み結果は個人の信用状況によります。改定が行われることもあるので、カード会社公式サイトで最新情報を確認しましょう。
参考情報
・本記事の情報は一般的な情報提供を目的としており、個別の投資や金融商品の推奨を行うものではありません
・カードの審査結果、ポイント還元率、年会費等は各カード会社の判断により決定されます
・最新の情報については、必ず各カード会社の公式サイトでご確認ください
・本記事の情報による損失について、当社では一切の責任を負いかねます