クレジットカード最強の2枚の組み合わせは?

2枚のクレジットカード

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※保険の適用条件や補償内容は各カード会社により異なります。
※年会費・手数料等の情報は記事作成時点のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
※ポイント還元率は利用条件により異なります。詳細は各カード会社の公式サイトでご確認ください。

「クレジットカードは1枚で十分」…そう思っていませんか?

実は、クレジットカードは“2枚持ち”が効率よくお得を積み上げられる方法です。

「管理が面倒そう」「なんとなく1枚だけ使ってる」
そんな方は、知らないうちにポイントや特典のチャンスを損しているかもしれません。

この記事では、シンプルに使えて最大限の恩恵を受けられる、最強の2枚組み合わせをわかりやすくご紹介します!

買い物のシーン別に特化したカードを使い分けるだけで、ポイント還元・優待・保険まで、驚くほど差がつくことも。

「無駄なく、でも手間もかけたくない」そんなあなたにこそ知ってほしい内容です。ぜひ最後までチェックして、あなたにとっての“最強の2枚”を見つけてください!

クレジットカード最強の2枚の組み合わせ一覧

クレジットカード2枚の組み合わせでおすすめは以下の8つです。

  • 楽天カード×JCB CARD W
  • 三井住友カード(NL)×JCB CARD W
  • PayPayカード×楽天カード
  • 楽天カード×楽天カード
  • リクルートカード×JCB CARD W
  • 三井住友カード(NL)×楽天カード
  • JCB CARD W×エポスカード
  • 三井住友カード(NL)×リクルートカード

組み合わせごとの特徴やメリットを、以下で詳しく紹介するので参考にしてください。

楽天カード×JCB CARD W

1つ目の組み合わせは、楽天カード×JCB CARD Wです。

カード名楽天カードJCB CARD W
券面画像楽天カードJCB CARD W
国際ブランド・Visa
・Mastercard
・JCB
・American Express
JCB
申込条件18歳以上の方・18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方
・18歳以上39歳以下の高校生を除く学生
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード550円(税込)
※条件達成で無料
無料
ポイント・マイルポイント名楽天ポイントOki Dokiポイント
ポイント還元率1.0%〜1.0%〜
交換可能マイルANA、JALANA、JAL、デルタ航空
付帯保険国内旅行保険
海外旅行保険最高2,000万円最高2,000万円
ショッピング保険年間100万円
※海外のみ
決済サービス付帯電子マネー楽天EdyQUICPay
※別途申込必要
スマホ決済Apple Pay、Google PayApple Pay、Google Pay
発行までの期間通常1週間〜10日程度で到着通常1週間程度でカード発送
※カードレスは最短即日
おすすめの特徴
  • おすすめな理由年会費がかからない
  • Amazon&楽天市場などで高還元
  • 新規入会ポイントが高額カードブランドを使い分けられる
  • 国内・海外でも使いやすい

楽天カードとJCB CARD Wはどちらも年会費無料のカードで、18歳以上であれば学生でも発行できる場合があります(審査により決定されます)。どちらのカードもポイント還元率は1.0%と高水準です。

楽天カードは楽天市場でいつでもポイント2倍以上、SPUと呼ばれる楽天関連のサービスを利用するなどして条件を達成すると、最大還元率は16.5倍になります。新規入会キャンペーンで高額なポイントが獲得できるのも楽天カードのメリットです。

一方、JCB CARD WはAmazonやセブン-イレブンでポイント4倍、その他にもスターバックスなどのパートナー店があり、最大ポイント還元率は21倍です。そのため、楽天カードは楽天市場、JCB CARD WはAmazonなど、利用する店舗を分ければ効率的にポイントが貯まります。

JCB CARD WはJCBブランドしか発行できませんが、楽天カードはVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4つから国際ブランドを選べるため、異なる国際ブランドを発行できる点も嬉しいメリットでしょう。

楽天カードとJCB CARD Wにはどちらとも海外旅行保険が付帯しているほか、JCB CARD Wは海外で適用できるショッピング保険も付帯しています。国際ブランドの併用と合わせて、2枚持ちすると国内・海外のどちらでも使いやすい組み合わせです。

三井住友カード(NL)×JCB CARD W

カード名三井住友カード(NL)JCB CARD W
券面画像三井住友カード(NL)JCB CARD W
国際ブランドVisa、MastercardJCB
申込条件18歳以上の方
(高校生を除く)
18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード初年度:無料
2年目以降:550円(税込)
※年1回以上の利用で無料
無料
ポイント・マイルポイント名VポイントOki Dokiポイント
ポイント還元率0.5%〜1.0%〜
交換可能マイルANA、ブリティッシュ・エアウェイズ、フライングブルーなどANA、JAL、デルタ航空
付帯保険国内旅行保険
海外旅行保険最高2,000万円最高2,000万円
ショッピング保険年間100万円
※海外のみ
決済サービス付帯電子マネー
※別途申込で三井住友カードWAON、PiTaPaカード発行可能
QUICPay
※別途申込必要
スマホ決済Apple Pay、Google Pay、iD、Samsung Wallet(VISA限定)、Visaのタッチ決済Apple Pay、Google Pay
発行までの期間通常最短3日
※カード番号は最短即日
通常1週間程度でカード発送
※カード番号は最短即日

2つ目の組み合わせは、三井住友カード(NL)×JCB CARD Wです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • コンビニ&Amazonなどで高還元
  • 最短即日利用可能
  • セキュリティ性が高い
  • ハイステータスカードを目指せる

三井住友カード(NL)、JCB CARD Wはどちらとも年会費無料です。通常利用時のポイント還元率は、JCB CARD Wが1.0%、三井住友カード(NL)が0.5%なので、JCB CARD Wをメインカードとして利用すると良いでしょう。

三井住友カード(NL)は、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど大手コンビニや、マクドナルドなど全国展開するコンビニや店舗でタッチ決済をすると還元率5.0%、スマホのタッチ決済を利用すると還元率7.0%まで上がります。学生の場合、LINE payやサブスクサービスでもポイント特典があり、最大還元率は10%です。

JCB CARD Wはセブン-イレブンでポイント4倍(還元率2.0%)なので、コンビニでは三井住友カード(NL)のタッチ決済を利用した方がお得でしょう。JCB CARD Wは、Amazonやスターバックスなどがパートナー店でポイント倍率が最大21倍です。店舗によって三井住友カード(NL)と使い分けると、効率的にポイントが貯められます。

また、三井住友カード(NL)とJCB CARD Wはどちらとも、最短即日のカード番号発行に対応しています。ネットショッピングなど一部の店舗でカード決済できるので、急ぎの方にもおすすめです。後日発行されるプラスチックのカードはどちらともカード番号が記載されていないナンバーレスカードで、セキュリティ面でも優れています。

三井住友カード(NL)はVisa、Mastercardブランドが選べ、JCB CARD WはJCBブランドなので、国際ブランドの併用もできるうえ、海外旅行保険が付帯しているので国内・海外問わず利用できるのもメリットです。2枚とも上位カードにゴールドカード、プラチナカード、ブラックカード(JCBカードのみ)が用意されているため、将来的にハイステータスなカードも目指せます。

PayPayカード×楽天カード

カード名PayPayカード楽天カード
券面画像PayPayカード楽天カード
国際ブランドVisa、Mastercard、JCBVisa、Mastercard、JCB、American Express
申込条件・日本国内在住の満18歳以上の方(高校生除く)
・本人または配偶者に安定した継続収入がある方
・本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方
18歳以上の方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード550円(税込)550円(税込)
※条件達成で無料
ポイント・マイルポイント名PayPayポイント楽天ポイント
ポイント還元率1.0%〜1.0%〜
交換可能マイルANA、JAL、ユナイテッド航空
付帯保険国内旅行保険
海外旅行保険最高2,000万円
ショッピング保険
決済サービス付帯電子マネー楽天Edy
スマホ決済Apple Pay、QUICPayApple Pay、Google Pay、楽天カードタッチ決済
発行までの期間通常1週間で到着
※カード番号は最短即日
通常1週間〜10日程度で到着

3つ目の組み合わせは、PayPayカード×楽天カードです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • Yahoo&楽天関連サービスで高還元
  • スマホ決済が便利になる
  • カードブランドを自由に選べる
  • セキュリティ性が高い

2枚とも年会費無料のカードで、通常ポイント還元率は1.0%です。貯めているポイントを基準にしてどちらかをメインカードにすると良いでしょう。PayPayカードは最短即日でカード番号が発行され、ネットショッピングで使用できるため、急いでいる人にもおすすめです。

また、PayPayカードは条件達成(200円以上30回 &10万円以上利用)で、翌月の還元率が+0.5%されます。PayPayカードはQRコード決済のPayPayにチャージできる唯一のカードでもあります。PayPayに登録して利用してもポイントが貯められるため、PayPayユーザーなら1枚はPayPayカードにすると良いでしょう。

さらに、PayPayカードはYahoo!ショッピングとLOHACO(ロハコ)ではいつでも5.0%還元、LYPプレミアム会員であればさらに+2.0%の合計7.0%です。楽天カードは楽天市場でいつでも2.0%、最大16.5%なので、使い分けるとPayPayポイントと楽天ポイントが効率的に貯まります。

PayPayカードはVisa、Mastercard、JCBから、楽天カードは3つに加えてアメリカン・エキスプレスも選べます。PayPayカードに海外旅行保険は付帯していませんが、楽天カードで補えます。相互に補完できる部分があるため、相性の良い2枚です。

楽天カード×楽天カード

4つ目の組み合わせは、楽天カード×楽天カードです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • 楽天ポイントを集中的に貯められる
  • 複数のカードブランドを持てる
  • カード管理が簡単

楽天カードは2枚持ちができます。カード特典は同じなのでお得感は少ないかもしれません。しかし、同じカードを2枚持つメリットがあります。

仕事用、プライベート用などに使い分けしつつ、楽天ポイントを効率的に貯められたり、ひとつの会員サイトでそれぞれのカードの明細を確認できるなどがその一例です。また、1枚目と2枚目の国際ブランドを違うものにすることで、利用できる店舗数も増えます。

楽天カードはゴールドカードやプレミアムカードなど、上位ランクのカードが用意されているので、一般カードの特典に物足りなさを感じた場合には、どちらか1枚をアップグレードすれば解決できるでしょう。ただし、ゴールドカードの2枚持ちや、プレミアムカードの2枚持ちはできません。

楽天カードで2枚持ちできる組み合わせの関係は、以下のとおりです。


1枚目のカード
2枚目のカード
楽天カード楽天PINKカード楽天ゴールドカード楽天プレミアムカード
楽天カード
楽天PINKカード×
楽天ゴールドカード××
楽天プレミアムカード××

しかし、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードはカード特典が被るだけで特にメリットはないため、基本的には問題ないでしょう。

楽天ポイントを効率的に貯めたい人や、明細管理を楽にしたい人は、楽天カードの2枚持ちがおすすめです。

リクルートカード×JCB CARD W

カード名リクルートカードJCB CARD W
券面画像リクルートカードJCB CARD W
国際ブランドVisa、Mastercard、JCBJCB
申込条件18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方
(高校生を除く)
18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード無料
※Visa、Mastercardは発行手数料1,100円(税込)
無料
ポイント・マイルポイント名リクルートポイントOki Dokiポイント
ポイント還元率1.2%〜1.0%〜
交換可能マイルANA、JAL、デルタ航空
付帯保険国内旅行保険最高1,000万円
海外旅行保険最高2,000万円最高2,000万円
ショッピング保険年間200万円年間100万円
※海外のみ
決済サービス付帯電子マネーQUICPay
※別途申込でカード発行
スマホ決済Apple Pay、Google Pay(JCBのみ)Apple Pay、Google Pay
発行までの期間通常1週間程度で発行、発行後1週間程度で到着通常1週間程度でカード発送
※カード番号は最短即日

5つ目の組み合わせは、リクルートカード×JCB CARD Wです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • ポイント還元率がトップクラス
  • リクルート関連サービス&Amazonなどで高還元
  • 複数のカードブランドを持てる

リクルートカードは通常ポイント還元率が1.2%と、クレジットカードのなかでも最高水準の還元率です。できるだけ多くのポイントを貯めたい人は、1枚をリクルートカードにして、固定費や雑費の支払いなど、日常利用に使うメインカードにすると良いでしょう。

リクルート関連のサービスであるじゃらん、ホットペーパービューティーで還元率最大4.2%になる特典がありますが、少し使いづらいかもしれません。そこで2枚目をJCB CARD Wにすることで、リクルートカードの弱点を補完できます。

JCB CARD WはAmazonやコンビニ、ドラッグストア、スターバックスなど、JCBのパートナー店で最大ポイント還元率が21倍になる点がメリットです。日常的な利用は高還元率のリクルートカード、特定の店舗ではJCB CARD Wという使い分けが便利です。

また、2枚のカードは旅行保険やショッピング保険が充実しているほか、リクルートカードでは3つの国際ブランドから選べるので、併用することで国内・海外利用のどちらでも便利でしょう。

三井住友カード(NL)×楽天カード

カード名三井住友カード(NL)楽天カード
券面画像三井住友カード(NL)楽天カード
国際ブランドVisa、MastercardVisa、Mastercard、JCB、American Express
申込条件18歳以上の方
(高校生を除く)
18歳以上の方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード初年度:無料2年目以降:550円(税込)
※年1回以上の利用で無料
550円(税込)
※条件達成で無料
ポイント・マイルポイント名Vポイント楽天ポイント
ポイント還元率0.5%〜1.0%〜
交換可能マイルANAANA、JAL、ユナイテッド航空
付帯保険国内旅行保険
※選べる無料保険で海外旅行保険から切替可能
海外旅行保険最高2,000万円最高2,000万円
ショッピング保険
決済サービス付帯電子マネー
※別途申込で三井住友カードWAON、PiTaPaカード発行可能
楽天Edy
スマホ決済Apple Pay、Google Pay、iDApple Pay、Google Pay、楽天カードタッチ決済
発行までの期間通常最短3日
※カード番号は最短即日
通常1週間〜10日程度で到着

6つ目の組み合わせは、三井住友カード(NL)×楽天カードです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • コンビニ&楽天市場などで高還元
  • 国内・海外どちらでも使いやすい
  • セキュリティ性が高い
  • ハイステータスカードを目指せる

三井住友カード(NL)と楽天カードだと、楽天カードの方が通常ポイント還元率が高いので、日常利用は楽天カードがおすすめです。

三井住友カード(NL)は、大手コンビニやマクドナルドなどでのタッチ決済を利用すると、最大7.0%還元のメリットでお得でしょう。学生限定で、LINE Payのチャージ&ペイで最大3.0%、AmazonプライムやHuluなど特定のサブスクの支払いに使うと10%還元な点もメリットです。

また、三井住友カード(NL)は申込後最短当日中にカード番号が発行され、ネットショップで利用できます。急ぎでオンライン決済に登録できるクレジットカードを探している人にもおすすめです。

一方、楽天カードは日常生活の支払いで活躍するほか、楽天市場でポイントが高還元のカードでもあります。とくに、楽天関連のサービスを利用しているSPU特典でポイント還元率が最大16.5倍までアップしていくので、楽天モバイルや楽天ひかりなど楽天関連のサービスを利用している人におすすめのカードです。

楽天カードの新規入会キャンペーンは、発行&利用で高額なポイントがもらえるのも魅力の一つです。常時開催されているキャンペーンでは、最大5,000円相当の楽天ポイントがもらえます。一気に楽天ポイントを貯めたい人は、1枚持っておくと良いでしょう。

国際ブランド複数から選べる点や、海外旅行保険が充実している点を含め、国内・海外どちらでも使いやすいのも三井住友カード(NL)と楽天カードを組み合わせて使うメリットです。

JCB CARD W×エポスカード

カード名JCB CARD Wエポスカード
券面画像JCB CARD Wエポスカード
国際ブランドJCBVisa
申込条件18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方
(高校生を除く)
日本国内在住の、満18歳以上の方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード無料無料
ポイント・マイルポイント名Oki Dokiポイントエポスポイント
ポイント還元率1.0%〜0.5%〜
交換可能マイルANA、JAL、デルタ航空ANA、JAL
付帯保険国内旅行保険
海外旅行保険最高2,000万円最高3,000万円
ショッピング保険年間100万円
※海外のみ
決済サービス付帯電子マネーQUICPay
※別途申込必要
スマホ決済Apple Pay、Google PayApple Pay、Google Pay
発行までの期間通常1週間程度でカード発送
※カード番号は最短即日
最短即日
※店舗で受け取りの場合
※カード番号は最短即日

7つ目の組み合わせは、JCB CARD W×エポスカードです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • エポスカードの付帯特典が優秀
  • 海外旅行が好きな人に便利
  • セキュリティ性が高い

JCB CARD Wはここまでも紹介したとおり、通常ポイント還元率1.0%、Amazonや大手コンビニ、スターバックスなどのパートナー店で最大21倍のポイント還元になるカードです。海外旅行保険や、国内・海外で適用できるショッピングも付帯しています。

一方、エポスカードは通常還元率が0.5%と低めですが、付帯特典が便利なカードです。エポスカードは全国1万店舗以上で、優待特典を受けられます。レストランやカフェ、レジャー施設、ホテル、レンタカーなどでポイントアップ、割引が受けられるため、1枚持っておくと便利です。

さらに、エポスポイントの海外旅行保険は下記のとおり充実しているほか、海外旅行中のトラブルには日本語サポートデスクが用意されているので、安心して旅行を楽しめます。

項目内容
条件利用付帯
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円
疾病治療費用270万円
賠償責任3,000万円
携行品損害20万円
免責:3,000円
救援者費用100万円

エポスカードにショッピング保険はありませんが、JCB CARD Wにはショッピング保険(海外)が付帯しているのでカバーできます。

どちらのカードもカード番号は審査が完了すれば、最短即日でアプリ上にカード番号が発行されるため、ネットショッピングでの利用が可能です。エポスカードは近くにエポスカードセンターがあれば、審査完了後最短当日中にカードの受け取りができます。

エポスカードはサブカードとして優秀なので、通常ポイント還元率や、パートナー店での還元率が高いJCB CARD Wを組み合わせることで、お得なカードライフを送れるでしょう。

三井住友カード(NL)×リクルートカード

カード名三井住友カード(NL)リクルートカード
券面画像三井住友カード(NL)リクルートカード
国際ブランドVisa、MastercardVisa、Mastercard、JCB
申込条件18歳以上の方
(高校生を除く)
18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方
(高校生を除く)
年会費本会員無料無料
家族カード無料無料
ETCカード初年度:無料2年目以降:550円(税込)
※年1回以上の利用で無料
無料
※Visa、Mastercardは発行手数料1,100円(税込)
ポイント・マイルポイント名Vポイントリクルートポイント
ポイント還元率0.5%〜1.2%〜
交換可能マイルANA
付帯保険国内旅行保険
※選べる無料保険で海外旅行保険から切替可能
最高1,000万円
海外旅行保険最高2,000万円最高2,000万円
ショッピング保険年間200万円
決済サービス付帯電子マネー
※別途申込で三井住友カードWAON、PiTaPaカード発行可能
スマホ決済Apple Pay、Google Pay、iDApple Pay、Google Pay(JCBのみ)
発行までの期間通常最短3日
※カードレスは最短即日
通常1週間程度で発行、発行後1週間程度で到着

8つ目の組み合わせは、三井住友カード(NL)×Jリクルートカードです。

おすすめの特徴
  • 年会費がかからない
  • ポイント還元率がトップクラス
  • リクルート関連&コンビニなどで高還元
  • セキュリティ性が高い

リクルートカードは通常ポイント還元率がクレジットカードのなかでもトップレベルに高いため、日常生活で利用するメインカードとしておすすめです。大手コンビニなど特定の店舗で最大7.0%、学生限定でサブスクサービスで最大10%の三井住友カード(NL)はサブカードとしての利用をおすすめします。

リクルートカードは国内・海外旅行保険が付帯しているほか、三井住友カード(NL)は標準で海外旅行保険が付帯しています。

旅行保険は傷害死亡・後遺障害はどちらか高額な方が、それ以外の項目はカードごとの保険の合計額が上限となるため、2枚を併用するとより高額な金額になり安心して旅行を楽しめます。

また、三井住友カード(NL)はVisa、Mastercard、リクルートカードは加えてJCBブランドも選べるので、市場シェア率が高い国際ブランドを併用して持てる点もメリットです。

もしカードの特典が物足りなく感じた場合、三井住友カード(NL)はゴールドカード、プラチナカードが用意されているので、アップグレードの検討もできます。将来的にハイステータスなカードを目指しつつ、トップクラスのポイント還元率カードを使用したい人は、三井住友カード(NL)×リクルートカードの組み合わせを選んでください。

クレジットカード最強の2枚を持つならメインカードはこれ!

JCB CARD W

JCB カード W 詳細情報
項目 詳細
最新の券面画像 JCB CARD W
国際ブランド JCB
申込条件 18歳以上39歳以下で、本人または配偶者に安定継続収入のある方
18歳以上39歳以下の高校生を除く学生
本会員 年会費 無料
家族カード 年会費 無料
ETCカード 年会費 無料
ポイント名 Oki Dokiポイント
ポイント還元率 1.0%〜
交換可能マイル ANA、JAL、デルタ航空
国内旅行保険
海外旅行保険 最高2,000万円
ショッピング保険 年間最高100万円(海外)
付帯電子マネー QUICPay
※別途申込必要
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay
発行までの期間 通常1週間程度でカード発送 ※ナンバーレスのカード番号・セキュリティコードは即日発行
特典
  • ナンバーレス仕様でカード情報を盗み見される心配がない
  • JCBオリジナルシリーズ(特約店)の利用でポイント最大21倍
  • Oki Dokiランドの経由でネット通販の還元率アップ
クレジットカードの系統 信販系
カードランク 一般カード
今すぐカードを申し込む

JCB CARD Wの主なメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 年会費永年無料
  • ポイントが常に2倍
  • 学生でも発行しやすい
  • パートナー店でポイント最大21倍
  • セキュリティ性が高い

JCB CARD Wは18歳以上39歳以下と発行できる年齢が限定されているカードで、ポイント還元率が一般的なJCBカードよりも常に2倍(1.0%)という点が大きなメリットです。

Amazonやセブン-イレブンでポイント4倍、スターバックスなどパートナー店での利用では、最大21倍のポイントが貯まります。年会費無料かつ、街中の店舗でもパートナー店でもポイントを効率よく貯められるので、メインカードとしての利用がおすすめです。

ナンバーレスで不正利用のリスクが低いほか、学生(高校生を除く)でも発行できるので、はじめてクレジットカードを発行する人にもおすすめします。1度発行できれば40歳以降でも所持し続けられるので、対象年齢のうちに発行しておきましょう。

楽天カード

楽天カード 詳細情報
項目 詳細
最新の券面画像 楽天カード
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB、American Express
申込条件 18歳以上の方
本会員 年会費 無料
家族カード 年会費 無料
ETCカード 年会費 550円(税込み)
ポイント名 楽天ポイント
ポイント還元率 1.0%〜
交換可能マイル ANA、JAL
国内旅行保険
海外旅行保険 最高2,000万円
ショッピング保険
付帯電子マネー 楽天カードタッチ決済 楽天Edy:機能をつけるには別途発行手数料330円(税込み)必要
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay
発行までの期間 1週間〜10日程度
特典
  • 楽天ペイの支払い方法を楽天カードのチャージ払いに設定すると1.5%ポイント還元
  • 楽天市場で楽天ペイを利用すると3%以上ポイント還元
  • 入会特典5,000ポイント
  • 楽天市場でのお買いものポイントが+2倍
  • SPUの利用でポイント最大18倍
  • 楽天ポイントカードの機能が付帯
  • 毎月5と0のつく日は+2倍のポイント還元
クレジットカードの系統 流通系
カードランク 一般カード
今すぐカードを申し込む

楽天カードの主なメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 年会費永年無料
  • 4つの国際ブランドから選べる
  • 新規入会キャンペーンポイントが高額
  • 楽天市場で常にポイント2倍以上
  • SPUで最大ポイント16.5倍
メリット年会費永年無料4つの国際ブランドから選べる新規入会キャンペーンポイントが高額楽天市場で常にポイント2倍以上SPUで最大ポイント16.5倍

楽天カード最大の特徴は、楽天市場でのポイント還元率が高い点です。楽天カードを利用することで常に2倍、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を達成すると、最大で16.5倍まで還元率をアップできます。

通常ポイント還元率も1.0%と年会費無料のカードとしては優秀で、日常生活にも使いやすいのでメインカードとしておすすめです。また、Visa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレスの4つから国際ブランドを選べます。サブカードと異なる国際ブランドを選びやすいのも楽天カードのメリットです。

三井住友カード(NL)

三井住友カード(NL) 詳細情報
項目 詳細
最新の券面画像 三井住友カード(NL)
国際ブランド Visa、Mastercard
申込条件 満18歳以上の方(高校生を除く)
本会員 年会費 無料
家族カード 年会費 無料
ETCカード 年会費 初年度:無料
2年目以降:550円(税込)
※年1回以上の利用で無料
ポイント名 Vポイント
ポイント還元率 0.5%〜
交換可能マイル ANA、ブリティッシュ・エアウェイズ、フライングブルーなど
国内旅行保険
海外旅行保険 最高2,000万円
ショッピング保険
付帯電子マネー
※別途申込で三井住友カードWAON、PiTaPaカード発行可能
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay、iD、Samsung Wallet(VISA限定)、Visaのタッチ決済
発行までの期間 通常最短3日
※カード番号は最短即日
特典
  • 対象コンビニ・飲食店でスマホVisaタッチ決済「Mastercard®タッチ決済」支払いで利用金額200円(税込)につき7%ポイント還元
  • 「家族ポイント」サービス登録で対象のコンビニ・飲食店で通常ポイントに加え利用金額200円(税込)につき”家族の人数”%ポイント最大5%還元
  • ナンバーレス仕様でカード情報を盗み見される心配がない
  • ポイントUPモールの経由で最大+9.5%還元
  • 選んだお店でポイント+0.5%還元
  • 学生はHuluやU-NEXTなどの利用で+9.5%還元
  • SBI証券の投信積立で0.5%還元
クレジットカードの系統 銀行系
カードランク 一般カード
今すぐカードを申し込む

三井住友カード(NL)の主なメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 年会費永年無料
  • 大手コンビニやマクドナルドで高還元
  • 銀行系で社会的ステータスが高い
  • ハイステータスなカードを目指せる
  • セキュリティ性が高い

三井住友カード(NL)の通常ポイント還元率は0.5%と高くありません。しかし、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドなど、全国にあるチェーン店で最大ポイント還元率は最大7.0%です。

銀行系のカードとして社会的ステータスも高めなほか、上位カードとしてゴールドカード、プラチナカードも用意されています。学生でも発行しやすいうえ、ハイステータスなカードを目指せるカードとして、社会人にもおすすめできるメインカードの候補です。

また、三井住友カード(NL)は申込後最短即日でカード番号が発行され、スマホ上で利用できます。後日届くプラスチックのカードはナンバーレスなので、不正利用のリスクが低く、セキュリティ性に優れている点も大きなメリットです。

リクルートカード

リクルートカード 詳細情報
項目 詳細
最新の券面画像 リクルートカード
国際ブランド Visa、Mastercard、JCB
申込条件 18歳以上で本人または配偶者に安定した収入のある方
18歳以上の高校生を除く学生
本会員 年会費 無料
家族カード 年会費 無料
ETCカード 年会費 無料
※Visa、Mastercardは発行手数料1,100円(税込)
ポイント名 リクルートポイント
ポイント還元率 1.2%〜
交換可能マイル
国内旅行保険 最高1,000万円
海外旅行保険 最高2,000万円
ショッピング保険 年間200万円
付帯電子マネー Visa・Mastercard:nanaco、モバイルSuica、楽天Edy、SMART ICOCA
JCB:nanaco、モバイルSuica
スマホ決済 Apple Pay、Google Pay(JCBのみ)
発行までの期間 発行後1週間程度で到着
JCBモバ即は即日発行、1週間程度でカードが到着
特典
  • リクルートのネットサービスの利用で最大3.2%ポイント還元
クレジットカードの系統 流通系
カードランク 一般カード
今すぐカードを申し込む

リクルートカードの主なメリットは以下のとおりです。

メリット
  • 年会費永年無料
  • 通常ポイント還元率が最高水準
  • リクルート関連サービスで最大4.2%還元
  • 付帯保険が充実

リクルートカードは通常ポイント還元率が1.2%です。最高水準のポイント還元率として知名度の高いカードで、年会費無料な点も含めてメインカードに向いています。

じゃらんやホットペッパービューティなど、リクルート関連サービスでもポイント特典があり、最大還元率は4.2%です。

さらに海外最高2,000万円、国内最高1,000万円の旅行保険つき、国内・海外で適用できるショッピング保険は年間200万円です。1枚もっておくだけでポイントが貯まりやすいだけではなく、旅行保険もカバーできるのはリクルートカードの大きなメリットでしょう。

とにかくポイント還元率が高いカードを探している人は、リクルートカードをメインカードに選んでください。

クレジットカード2枚持ちの上手な使い分け方とは

クレジットカードを複数枚所持する場合、以下のように使い分けるとそれぞれのクレジットカードの良さを引き出せます。

  • メインカードとサブカードに分ける
  • 仕事用とプライベート用で分ける

以降で詳しく紹介するので参考にしてください。

メインカードとサブカードに分ける

複数枚のクレジットカードを所持する場合、日常的に使用するメインカードと、ピンポイントで使用するサブカードに分けると便利です。

メインカードを選ぶポイント

日常的に使用するメインカードは、基本的にポイント還元率が高いカードをおすすめします。ポイント還元率が高いカードを使えば、家賃や光熱費、交際費、雑費など、生活で必要になる出費をカード払いにした際に効率よくポイントがたまるでしょう。

クレジットカードのポイント還元率は0.5〜1.0%が一般的です。生活費の支払いを1枚のカードにまとめていると、高額な支払いにより、多くのポイントが貯められるようになります。

毎日お買い物をするお店でポイントボーナスがもらえるカードや、普段から貯めているポイントがもらえるカードなどもメインカードとしておすすめです。

サブカードを選ぶポイント

サブカードは、メインカードと重複しない特典があるカードや、特定のお店でポイント還元率が高くなるカードを選びましょう。クレジットカードは発行元によって、優待特典の種類や、ポイント還元率がアップするお店が異なります。

例えば、いつも利用するスーパーでポイント還元率が高いカードをメインカードで使用している場合、サブカードはたまにいくお店や特定のネットショップでポイント還元率が高くなるものをおすすめします。

また、海外旅行保険が充実しているカード、特定のお店で割引や優待が受けられるカードなど「持っているだけで活用できる特典」があるカードもサブカードとして便利です。

仕事用とプライベート用で分ける

カードごとに用途を決めておくのも、クレジットカード複数枚持ちの上手な使い方です。

クレジットカードは、ネット上の会員サイトで利用明細を確認できます。仕事用とプライベート用で使い分けていると、それぞれの利用明細が混ざることなく、会員サイトで簡単にチェックできます。

とくに、個人事業主や法人の方は、交通費や事務用品などをクレジットカード決済することも多いでしょう。その際に、日常的なプライベートなお買い物でも利用するカードを使っていると、利用明細が混ざってしまい、経費処理の際に仕分けの手間や時間が増えてしまうかもしれません。

仕事に関係する出費でのみ決済するカードを使っていれば、経費処理は楽になるほか、会計ソフトと連携すれば確定申告の手間も簡略化できます。また、カードごとに支払口座を設定できるのも大きなメリットです。

仕事用のカードには事業用の口座を、プライベート用のカードには生活費に使う口座を設定できます。経費処理だけではなく、家計の管理も楽になるでしょう。

クレジットカード最強の2枚の選び方

クレジットカードの種類は膨大なので、2枚持ちするとしても、カード選びに困る人もいるかもしれません。クレジットカードを複数枚所持する際には、以下の基準を持っておくと選びやすくなるかもしれません。

  • メインとサブをどっちにするか決める
  • 国際ブランドを決める
  • ライフスタイルに合わせて決める
  • 年会費の金額で決める
  • ポイント還元率で決める
  • 社会的ステータスで決める

以降でわかりやすく紹介します。

メインとサブをどっちにするか決める

1つ目のポイントは、カードごとの目的によって決める方法です。前述でも紹介したとおり、クレジットカードを複数枚持ちした際には、メインカードとサブカードに分けて使い分けるとそれぞれのカードの特性をうまく活かせます。

しかし、2枚とも同じようなカードだと、2枚持ちする意味がなくなってしまうでしょう。メインカードとサブカードを選ぶにあたっては、カードを保有する目的をはっきりさせておくことが大切です。

メインカードは、カードを発行する目的に合わせて選ぶことをおすすめします。たとえば、クレジットカードを持つ目的が「日常的なショッピングでの利用」ならば、ポイント還元率が高いものを選びましょう。

もし「海外旅行・出張が多いので、海外でも使えるカード」ならば、海外旅行保険やトラブルの際にサポートしてくれるサービスがあるカード、海外でのポイント還元率が高いカードなどがメインカードとしておすすめです。

サブカードは、メインカードにはない特典があり、弱点を補完できるカードがおすすめです。そのため、まずは自分がクレジットカードを発行する目的を明確にして、メインカードを選びましょう。メインカードが決まったあとにサブカードを選ぶと、それぞれ意義のあるカードを選べる可能性が高くなります。

国際ブランドを決める

クレジットカードには必ず「国際ブランド」と呼ばれるマークが付いています。知名度の高い国際ブランドとしてVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブなどが挙げられます。クレジットカード決済する際には、基本的に国際ブランドの加盟店でしか利用できません。

たとえば、自分が所持しているクレジットカードがJCBブランドの場合、カードを使う店舗もJCBブランドに加盟している必要があります。基本的に、街中の店舗やネットショップでは、使える国際ブランドが明記されています。

日本市場におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率は以下のとおりです。

国際ブランドシェア率
Visa50.8%
JCB28.0%
Mastercard17.8%
アメリカン・エキスプレス3.1%
ダイナースクラブ0.3%
銀聯(ユニオンペイ)0.1%

出展:Ipsos |キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表 脱クレカが起きている?QRコード決済利用は躍進

日本国内では、VisaブランドやJCBブランド、Mastercardブランドの普及率が高いことがわかります。一方で、世界的にシェア率が高いのはVisaとMastercardブランドで、日本発祥の国際ブランドであるJCBの普及率は高くありません。

そのため、クレジットカードを複数枚所持する場合は、1枚はVisaかMastercard、2枚目はJCBなどと、別々の国際ブランドにしておくと補完関係になります。

クレジットカードで選べる国際ブランドは、発行元によって決められているので注意しましょう。2枚持ちするのであれば、1枚目と2枚目それぞれで、別々の国際ブランドが選べるカードから探すことをおすすめします。

ライフスタイルに合わせて決める

メインカード、サブカードのどちらとも、自分のライフスタイルに合った特典があるカード選びが大切です。

たとえば、海外旅行・出張に頻繁にいくならば、海外旅行保険や空港ラウンジ特典、海外旅行のサポート窓口などがあるカードをおすすめします。大手ネットショップのAmazonでお買い物をするならAmazonで高還元率のカードを、楽天市場を頻繁に使うなら楽天関連サービスでポイントが貯まりやすいカードを選ぶなども大切です。

日常生活でよく使うお店でポイントが貯まりやすいカードだと、毎日のお買い物をカード払いにするだけでポイントが効率的に貯まっていきます。もしマイルを貯めているなら、マイルに交換できるポイントが貯まるカードがおすすめです。

クレジットカードごとにポイントの貯まりやすさや優待店、付帯保険の内容などは異なるので、自分のライフスタイルに合ったものから選びましょう。

年会費の金額で決める

クレジットカードには、年会費有料のカードと年会費無料のカードがあります。

年会費無料のカードの特徴

年会費無料のカードは維持コストゼロなので、クレジットカードをはじめて持つ方におすすめです。年会費無料のカードでも、カード利用でポイントはもらえます。ポイント還元だけではなく、旅行保険や優待特典が付帯しているカードもあります。

ただし、年会費有料のカードに比べると、特典の内容は限定的なので注意しましょう。

年会費有料のカードの特徴

年会費有料のカードは、年会費無料のカードに比べて特典が豪華な傾向にあります。たとえば、旅行関連の特典だと、旅行保険の内容が充実していたり、空港ラウンジが無料で利用できたりするケースもあります。

年会費有料のカード特典に関しても、各社独自の特典を用意しているため、発行前に確認し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

年会費有料のカードを発行する場合は「年会費以上のベネフィットがあるか」を基準にして選んでみてください。たとえば、年会費1万円のクレジットカードであれば、月額換算すると約840円です。ポイント還元や、付帯保険、優待特典などで840円以上のメリットがあると感じたら発行してみましょう。

ポイント還元率で決める

クレジットカードにおける通常利用時のポイント還元率は0.5〜1.0%が一般的です。ポイント還元率は高ければ高いほどお得です。たとえば、ひと月に10万円のカード利用をする場合、還元率0.5%だと500円相当のポイント還元。還元率1.0%だと1,000円相当のポイントが還元されます。

たった0.5%の違いですが、ひと月、半年、1年、2年とカード利用期間が長いほど、たまるポイントの差は大きくなります。

利用期間
※ひと月の10万円利用と仮定
還元率とたまるポイント数
0.5%1.0%
1ヶ月500円相当1,000円相当
半年3,000円相当6,000円相当
1年6,000円相当1万2,000円相当
2年1万2,000円相当2万4,000円相当

ただし、自分がよく利用するお店で優待ポイントやボーナスポイントがもらえるならば、通常還元率よりも、特典のポイント還元率を優先した方が良い場合があります。

たとえば、楽天カードは、楽天市場で利用するとポイント還元率がいつでも2.0%、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件をクリアすれば最大16.5%になります。(※)

JCB CARD Wは、セブン-イレブンやAmazonで4倍(還元率2.0%)、スターバックスで21倍(還元率5.5%)など、パートナー店でのポイントアップ特典があります。

メインカードは通常ポイントが高いカードを選び、サブカードは特定の店舗でポイント還元率が高くなるカードを選ぶなどすると良いでしょう。

(※)2024年1月現在

社会的ステータスで決める

明確な定義はないものの、クレジットカードのなかには社会的ステータスが高いとされるカードがあります。ステータスは以下のような要素から、総合的に判断される傾向にあります。

  • 発行元・系統
  • カードランク
  • 発行審査の難易度
  • 年会費

クレジットカードは発行元により、大きく分けると以下の系統に分けられます。

系統発行元
銀行系銀行もしくは銀行のグループ会社
信販系クレジットカードやローンなど、主に信販信用信を事業とする信販会社
流通系スーパーや百貨店、小売業者
交通系鉄道会社や航空会社

上記のなかでも、メガバンクをはじめとする銀行グループが発行元となっている銀行系のクレカは、社会的信用の高さからステータスが高いとされています。加えて、どの系統でもカードランクが高くなるほど社会的ステータスが高いと認識されることが一般的です。

クレジットカードにおいて発行されるカードランクは大きく分けて4種類あり、カードランクが高いほど付帯特典が豪華になるほか、一般的に以下のような特典があります。


カードランク
内容
※カードによって異なる場合があります
年会費発行対象限度額の上限
一般カード年会費無料
〜1,000円程度
高校生を除く18歳以上10〜100万円程度
ゴールドカード5,000円〜1万円程度18歳もしくは20歳以上の安定収入がある方50〜300万円程度
プラチナカード3〜5万円程度20歳以上の安定収入がある方300〜500万円程度
※審査によって決まる場合あり
ブラックカード5万円以上招待制500万円〜
※審査によって決まる場合あり

ステータスが高いほど、所持しているだけで社会的地位の証明になるほか、豪華な付帯特典の恩恵を受けられます。ただし、すべてのカードにランクの高いカードが用意されているわけではないので注意しましょう。

将来的にステータスの高いカードを持ちたい場合、メインカードもしくはサブカードのどちらか1枚はゴールドカードやプラチナカードなど、ハイステータスカードが用意されているカードを選んでください。

クレジットカードを2枚持つメリットとは

クレジットカードを2枚持つメリットは以下のとおりです。

  • 使い分けができる
  • メインカードが使えない場合も安心
  • 特典を受けられる
  • 2種類の国際ブランドが使える
  • 効率よくポイントがたまる

使い分けができる

ここまでも何度か紹介してきたとおり、クレジットカードを2枚持つとそれぞれのカードを用途別に分けて使用できます。使い分けの方法もさまざまで、一例を挙げると以下のとおりです。

  • カード決済用と優待特典用
  • 仕事用とプライベート用
  • 国内決済用と海外決済用
  • 異なる2種類のポイントを貯める用

どのような使い分けをするかは人によって異なります。自分のライフスタイルに合ったカードを選び、目的を決めて使い分けると良いでしょう。

クレジットカードを発行する一般的な目的は「カード払いでお買い物をするため」だと思います。そのため、基本的にメインカードは日常的な決済でポイントが貯まりやすいカードがおすすめです。サブカードはメインカードにはない特典が付帯しているカードを選ぶことで、ピンポイントに活躍するカードとして使えます。

使用頻度の高いカードをメインカード、ピンポイントで使うカードをサブカードとして選ぶと、より便利に活用できるでしょう。

メインカードが使えない場合も安心

クレジットカードの複数枚所持におけるメリットは、利用時だけではありません。紛失・盗難時や、カード利用額上限に達したときに、複数枚所持していると安心です。

近年ではクレジットカード決済ができる店舗も増えてきているため、カードを1枚持っていれば、多額の現金を持っていなくてもショッピングが可能です。しかし、紛失したり、盗難にあったりするとカード払いができなくなります。限度額の上限に達した場合も同じです。

サブカードとして2枚目のカードを持っていれば、1枚目のカードが使えなくなった際の緊急用カードとして使えます。また、1枚目のカードを財布のなかに、2枚目のカードはスマホケースのなかに入れておくなど、保管場所を別々にしておけば、紛失・盗難のリスク分散にもなるでしょう。

なお、クレジットカードのほとんどには紛失・盗難保障が付帯しています。カード会社に連絡して利用を停止すれば、不正利用される心配がないほか、万が一不正利用されても一定期間内に連絡すれば保障してもらえます。

このように、クレジットカードを複数枚持つことは、緊急時や紛失・盗難時のリスク低減につながります。

特典を受けられる

クレジットカードごとの付帯特典が利用できるのは、複数枚持ちする大きなメリットのひとつです。一般的にクレジットカードは、他社との差別化を図るため、発行会社や種類によってさまざまなお得な特典が付帯しています。

エンタメ、レジャー、トラベルなど、さまざまなシーンで利用できる特典があるほか、なかには特定のジャンルに特化しているカードもあります。

たとえば、デパートや小売店が発行する流通系のクレジットカードでは発行元と関連のあるデパートや百貨店、スーパーで割引が受けられる特典が利用できるかもしれません。鉄道会社や航空会社が発行する交通系カードには、定期券を一体化できるカードや、マイルが貯まりやすいカードなどもあります。

1枚目は流通系のカードを、2枚目は交通系のカードを選ぶなどすると、まったく違うジャンルの特典を享受できるでしょう。

また、旅行保険もお得です。発行した2枚のクレジットカードに両方の旅行保険が付帯していた場合、傷害死亡・後遺障害保険は2枚のカードのうち、最も高い金額を限度として支払われます。その他の項目では、それぞれの上限を合算した金額が保険金の上限となります。

たとえば、三井住友カード(NL)と楽天カードでは以下のような海外旅行保険が付帯しており、適用された場合の上限は下記のとおりです。

項目三井住友カード(NL)楽天カード保険金の上限
傷害死亡・後遺障害最高2,000万円最高2,000万円最高2,000万円
傷害・疾病治療費用50万円200万円250万円
賠償責任2,000万円3,000万円5,000万円
携行品損害15万円
(免責3,000円)
15万円
(免責各3,000円)
救援者費用100万円200万円300万円

つまり、所持しているクレジットカードが多いほど、旅行保険の上限は高額になり、安心して旅行できるということです。付帯特典を含め、旅行好きな方にとっては2枚持ちにより旅行保険も充実します。

ただし、どちらのカードも「利用付帯」という点にご注意ください。

旅行代金等をそのカードで支払った場合に適用されます。

2種類の国際ブランドが使える

クレジットカードを2枚持ちする際には、それぞれ違うカードブランドを選ぶ一方のカードブランドが使えない場合でも、もう一方で補える可能性があるというメリットがあります。

たとえば、1枚目のカードブランドでJCBを選んだとします。JCBブランド1枚しか持っていない場合、JCB加盟店でしかカード決済ができないので注意が必要です。VisaとMastercardブランドにしか対応していないお店やネットショップだと、JCBブランドのクレジットカードでは決済できません。

しかし、1枚目をJCBブランド、2枚目をVisaブランドにするなどして、複数のカードブランドを持っておくと、万が一どちらか一方にしか対応していない店舗でも安心です。

前述したとおり、日本市場におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率は以下のとおりです。

国際ブランドシェア率
Visa50.8%
JCB28.0%
Mastercard17.8%
アメリカン・エキスプレス3.1%
ダイナースクラブ0.3%
銀聯(ユニオンペイ)0.1%

出展:Ipsos |キャッシュレス決済大規模調査の結果を発表 脱クレカが起きている?QRコード決済利用は躍進

上記はあくまでも日本国内のシェア率であり、2021年における世界市場でのシェア率では、Visaブランドが39%、Mastercardブランドが24%と、2つで半数以上のシェアを占めています。一方で、JCBは日本国内でのシェア率は高いものの、世界市場でのシェア率はそれほど高くないとされています。

JCBは日本発祥の国際ブランドであり、アジア諸国での会員数増加を目指している段階です。そのため、海外旅行・出張でヨーロッパ方面やアメリカ方面に行く機会がある方は、VisaやMastercardブランドを持っておくことをおすすめします。

効率よくポイントが貯まる

2枚のクレジットカードそれぞれで効率的にポイントを貯められるのも、複数枚所持のメリットです。紹介したとおり、一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5〜1.0%ほどです。しかし、カードの特典により、特定のお店ではポイント還元率が数倍になるケースがあります。

この記事で紹介したカードだけでも、それぞれに以下のようなポイント特典があります。

カード名通常ポイント還元率ポイント特典
楽天カード1.0%楽天市場でいつでもポイント2倍、SPU条件達成で最大16.5倍
JCB CARD W1.0%Amazonやセブン-イレブンでポイント4倍、その他パートナー店での利用で最大21倍
PayPayカード1.0%
※条件達成で適用期間中+0.5%
Yahoo!ショッピングとLOHACOはポイント最大5.0%還元、LYPプレミアム会員はさらに+2.0%
Visa LINE Payカード1.0%LINE Payの「チャージ&ペイ」利用で0.5%還元、Visa LINE Payカード(P+)は5.0%還元
リクルートカード1.2%じゃらんやホットペッパービューティーなどでリクルート関連サービスで最大4.2倍
三井住友カード(NL)0.5%セブン-イレブン、ファミリーマート、マクドナルド、USJなどでタッチ決済利用すると5.0%還元、スマホのタッチ決済利用でさらに+2.0%還元
エポスカード0.5%選べる3つの登録したショップで最大3倍、ポイントサイト経由でのショッピングで最大30倍

楽天カードは楽天市場、JCB CARD WはAmazonで利用するなど、それぞれの特典を活用して使い分けるとポイントを効率よく貯められます。

貯めたポイントはそれぞれ特定のネットショップや街中お店で使用可能です。そのほか、ポイントプログラムによっては他社ポイントやマイルに交換もできます。たとえば、JCB CARD Wで貯まる「Oki Dokiポイント」は「楽天ポイント」やJAL、ANAのマイルに交換可能です。

メインカード、サブカードで貯まるポイントの両方が、自分が貯めているポイントに交換できれば、より効率的にポイントが貯まるでしょう。

クレジットカードを2枚持つデメリットとは

クレジットカードを複数枚持つことには、以下のようなデメリットもあります。

  • 管理が面倒
  • 支払額が増える可能性がある
  • 年会費が発生することもある
  • 盗難や紛失のリスクが高まる
  • 特典が分かりにくい

それぞれ、簡潔に紹介します。クレジットカードを複数枚発行しようと考えている方はしっかりと理解しておきましょう。

管理が面倒

複数のクレジットカードを併用していると、管理が複雑になるのがデメリットのひとつです。たとえば以下のような管理が複雑になります。

  • 利用残高・利用明細の管理
  • 支払日の管理
  • 年会費の管理
  • カード自体の管理

複数枚のカードを発行すると、基本的に会員サイトもそれぞれのカードで別々になります。カードを利用するごとに明細が送られてくるわけではありません。そのため、利用残高をしっかり把握するためには自分でチェックする必要があります。

また、カードによって支払日(引き落とし日)も異なるので注意が必要です。「支払日に必要な金額が口座に残っていない」という事態にならないように注意しましょう。支払いが遅れると遅延損害金が発生するほか、信用情報に傷がつき、ローンや他のクレジットカード発行の際の審査に不利な影響を与える可能性があります。

支払額が増える可能性がある

クレジットカードはお買い物の際、カード会社が一旦支払いを立て替え、あとから利用者の口座から引き落とします。手持ちの現金がなくてもお買い物ができる点はメリットですが、使いすぎる可能性があるのはデメリットのひとつです。

クレジットカードの利用限度額はカードによって異なるほか、審査によって個別に設定されます。2枚のカードを使用していると数十万円〜100万円以上の限度額になることも珍しくありません。その結果、散財してしまい、口座残高の金額を超えてしまう可能性もあるため、使い過ぎには注意が必要です。

何にいくら使ったのかをしっかりと把握し、それぞれの利用明細をこまめチェックするように心がけましょう。

カード会社の多くは、会員向けのスマホアプリを提供しています。アプリ上で簡単に利用明細や支払金額、利用枠がチェックできるため、クレジットカードを複数枚併用するならば、スマホアプリをダウンロードしておきましょう。

年会費が発生することもある

年会費有料のクレジットカードの場合は、年会費の管理も必要です。クレジットカードのなかには「年1回以上の利用で翌年度年会費無料」など、特定の条件を達成すると年会費が発生しないカードもあります。

メインカードであれば達成しやすい条件でも、使用頻度が低いサブカードは、条件を達成できず年会費がかかってしまうかもしれません。そのため、使用頻度が少ないならば、サブカードは年会費無料のカードがおすすめです。

また、追加で発行できるETCカードや家族カードの年会費も同じく注意しましょう。年会費は一般的に1年に一度、特定の月に引き落とし日が決められます。忘れた頃に引き落とされるため、どのカードでどのくらいの年会費が発生するかは、事前に理解しておくことが大切です。

盗難や紛失するリスクが高まる

クレジットカードを複数持つと、盗難・紛失のリスクが高まるのもデメリットです。

クレジットカードはコンビニやスーパーなど、金額が比較的少額な場合、暗証番号の入力やサインをせずに決済できる「サインレス決済」が主流です。そのため、盗難・紛失してしまうとカードの不正利用のリスクも高まります。

カード番号やセキュリティコードが知られると、ネットショッピングでも不正利用される可能性もあるでしょう。

紛失・盗難に伴う不正利用のリスクを低減させるには、スマホ上で発行される「デジタルカード」に対応しているカードや、クレジットカードにカード番号が記載されていない「ナンバーレスカード」に対応しているカードがおすすめです。

万が一不正利用された場合には、速やかにカード会社に連絡しましょう。過失がないと判断されれば、一定の期間内の不正利用は保障してくれます。

特典が分かりにくい

複数のクレジットカードを併用していると、特典が有効活用できなくなる可能性があります。一例を挙げると以下のとおりです。

  • カードの特典を把握しきれず無駄にしてしまう
  • 貯まるポイントが分散してしまう
  • 利用額に応じたボーナス特典の獲得が難しくなる

もし、クレジットカードの特典が複雑に感じるのであれば、1枚ずつ発行してみることをおすすめします。まず1枚目を発行し、使い慣れたら2枚目を発行してみてください。1枚ずつ発行すると、1枚目に足りない部分を補える2枚目のカードも見つけやすくなるかもしれません。

クレジットカード2枚持ちに向いている人の特徴

クレジットカードの2枚持ちに向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 頻繁にクレジットカードを使う人
  • ポイントを効率よく貯めたい人
  • 仕事用とプライベート用で分けたい人
  • 管理が面倒に感じない人

なぜ向いているかを、以下で詳しく紹介します。

頻繁にクレジットカードを使う人

頻繁にクレジットカードを使う人はカードの複数枚持ちがおすすめです。1枚だけだと、利用上限に達してしまった場合や、カードを紛失してしまった場合は、お買い物ができなくなってしまいます。

2枚持っていると、どちらか1枚が利用上限に達しても2枚目でカバーできるほか、1枚目が使えなくなったり、紛失したりしても2枚目が役に立ちます。

現金をあまり持ち歩かず、日頃からカード決済する方や、これからキャッシュレス決済メインのライフスタイルに移行しようと考えている方は、クレジットカードの複数枚持ちに向いています。

ポイントを効率よく貯めたい人

ポイントを貯めたい人もクレジットカードの複数枚持ちに向いています。ポイントプログラムは、クレジットカードを所持する大きなメリットです。

毎月の固定費をクレジットカードで支払うだけでも、年間数千円相当のポイントが貯まることも珍しくありません。また、クレジットカードでは、他社カードと差別化を図るため、自社の関連サービスや提携店で利用するとポイントボーナスがもらえる特典を提供していることが多くあります。

自分がよく利用するお店でポイントが貯まりやすいカードを発行しておくと、ポイントを効率的に貯められるでしょう。

現金メインで利用していると、手持ちのお金がなくなると、ATMを使って現金を引き出さなければいけません。ATMでは手数料がかかるので、ATMを利用する度に数百円程度の損をしています。

一方で、クレジットカードは利用すると、少なくとも0.5〜1.0%の還元率でポイントが貯まるのでとてもお得です。使いやすいポイントであれば、街中のスーパーやコンビニで現金同様の利便性で使用できるでしょう。

仕事用とプライベート用で分けたい人

目的ごとにクレジットカードを使い分けたい人にも、カードの複数枚持ちはおすすめです。たとえば、仕事用とプライベート用のクレジットカードを1枚にまとめていると、利用明細の仕分けが面倒です。

とくに確定申告の際に経費とプライベートの支払いが混ざっていると、計算ミスなどの原因にもなります。

クレジットカードを複数枚持ちすると、それぞれのカードを管理する手間が増えますが、会員サイトや専用アプリを活用すれば、管理は難しくありません。

仕事用のクレジットカードを会計ソフトと連携させれば、記帳も楽になり、確定申告の手間も大幅に削減できるでしょう。

管理が面倒に感じない人

デメリットで紹介したとおり、クレジットカードを複数枚持ちすると、1枚だけカードを持つ時よりも管理の手間が増えます。とくに、管理が雑になって、2枚のカードを使いすぎてしまう人は注意が必要です。

利用残高の管理や、年会費の管理、カードの紛失・盗難管理が面倒に感じないのならば、2枚以上のカードを発行してみましょう。

クレジットカードは2枚あると利用上限の金額も大きくなるほか、万が一1枚目が使えなくなっても2枚目でカバーできるため、急な出費にも対応できます。クレジットカード初心者で、最初から2枚のカードを持つことに不安がある人は、まず1枚発行してみてください。1枚目が使い慣れたら2枚目を発行すると良いでしょう。

クレジットカード2枚持ちを効果的に使うには

クレジットカードは2枚持っているだけで基本的には便利です。より効果的に使うには、下記の2つのポイントを意識してみてください。

  • クレジットカードごとに支払うものを決める
  • ポイントアップキャンペーンを上手に利用する

それぞれ詳しく紹介します。

クレジットカードごとに支払うものを決める

クレジットカードを複数枚持ちする場合、それぞれのカードをどのタイミングで使うかを決めておくと便利です。とくに、ポイント還元率が高くなる場所でそれぞれのカードを使用すると、効率的にポイントが貯められます。

たとえば、「楽天市場を利用するときは楽天カードを、Amazonで利用するときにはJCB CARD Wを使う」などがその一例です。

そのほか、以下のような使い分けも、支出管理ができておすすめです。

  • 固定費と変動費に分ける
  • 仕事用とプライベート用に分ける
  • 生活費用と旅行用に分ける
  • ショッピング用とキャッシング用に分ける

使い分けると、どこで何に使ったのかをチェックしやすくなり、管理が楽になるでしょう。

ポイントアップキャンペーンを上手に利用する

2枚持ちのメリットを最大限に活かすには、各社が行っているポイントアップキャンペーンの活用は欠かせません。クレジットカードでは、利用で得られる通常ポイントのほかに、一般的に以下のような特典やキャンペーンでポイントを獲得できます。

  • 新規入会キャンペーン
  • 提携店でのポイントボーナス
  • 期間限定ポイントアップキャンペーン
  • 利用額に応じたポイントボーナス

まず注目すべきは、新規入会キャンペーンです。多くのクレジットカードで、はじめてカードを発行する人に向けて開催されているキャンペーンです。もらえるポイントも時期によって異なるので、より多くのポイントがもらえるタイミングで入会しましょう。

次に注目したいのが、クレジットカードごとの提携点でのポイントボーナスです。通常のカード利用時の数倍以上のポイントが獲得できるので、効率的にポイントが貯められます。期間限定のポイントアップキャンペーンも、提携店でのポイント倍率がアップするのが一般的です。

利用限度額に応じたポイントボーナスは、「年間●●万円利用で▲▲ポイントプレゼント」など、特定の条件達成でポイントがもらえる特典です。不必要な出費を増やす原因にもなるので、無理なく目指すと良いでしょう。

クレジットカード最強の2枚を選んだあとの3枚目はどうする?

クレジットカードは2枚以上の発行も可能です。3枚目を発行したい場合、以下のような点に注目してカードを選ぶと良いでしょう。

  • 2枚とは異なるブランドのカードを選ぶ
  • 2枚とは異なる特典があるものを選ぶ

2枚目を選ぶ際と大きく変わらないため、難しくありません。

2枚とは異なるブランドのカードを選ぶ

3枚目のカードも、他の2枚とは別の国際ブランドを選びましょう。おすすめの組み合わせは、Visa、Mastercard、JCBの3枚です。VisaとMastercardはシェア率が高く、日本・海外問わず使えるお店が多いので、持っていて損はありません。

一方で、日本でも知名度が高い国際ブランドであるアメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは、旅行好きな方や、ハイステータスなクレジットカードを探している人におすすめです。

トラベル特典が充実しているほか、それぞれの国際ブランドではブラックカード級のカードが用意されています。発行は簡単ではありませんが、ハイステータスなカードを目指す人におすすめです。

国際ブランドを分散しておけば、決済できる店舗が増えるだけではなく、カードブランドごとの特典が使えたり、システムトラブルで決済できないときにも臨機応変に対応できたりします。

2枚とは異なる特典があるものを選ぶ

3枚のカードは、それぞれ特徴の異なる特典が付帯したカードを選びましょう。カード特典が重複していると、複数枚持ちの意味が薄れてしまいます。

たとえば、1枚目は日常的な決済用に通常ポイント還元率が高いカード、2枚目はよく利用するお店でポイント還元率が高いカード、3枚目は海外旅行中に便利な特典が付帯しているカード、などで選ぶと良いでしょう。

カード選びに決まりはありません。自分が便利で使い分けが可能だと思った特典が付帯しているカードを3枚目に選んでください。

クレジットカード2枚持ちの注意点

クレジットカードの2枚持ちは便利ですが、以下の点には注意が必要です。

  • 審査が厳しいこともある
  • 年会費がかさむ

以降で紹介します。

審査が厳しいこともある

明確な基準はありませんが、短期間のうちに複数のクレジットカードを申し込むと、審査が厳しくなる可能性があるとされているので注意しましょう。

クレジットカードの申込履歴は「信用情報」として、国が指定している信用情報機関と呼ばれる第三者機関に登録され、履歴は6ヶ月間残ります。

クレジットカード会社は審査の際、申込者の信用情報を照会するため、複数のカードに申し込んでいることが審査の段階で明らかになります。

複数のカードに申し込んでいることが、審査にマイナスな影響を与えるかもしれません。たとえば、「お金に困っているのかもしれない」、「クレジットカードを犯罪行為に利用する可能性がある」などと疑われると、審査に通過しづらいでしょう。

また、キャッシング枠を申し込む場合、所持するカードのキャッシング枠合計が、年収の3分の1を超える場合は「総量規制」と呼ばれる規制に抵触するため、審査を通過できません。

2枚以上のクレジットカードを持ちたい場合は、申し込むタイミングを数ヶ月開け、キャッシング枠は年収の3分の1を超えないように注意しましょう。

年会費がかさむ

年会費有料のカードを2枚持ちすると、維持コストが高くなる可能性があります。たとえば、ゴールドカードを1枚だけ所持する場合、年会費は5,000円〜1万円ほどかかりますが、ポイント還元率やカード特典で年会費分のメリットを享受できるかもしれません。

しかし、ゴールドカード2枚持ちの場合、年会費が1〜2万円と高額になるほか、カード特典が複雑もしくは重複して十分に活用できない可能性があります。そのため、年会費有料のクレジットカードを2枚以上発行する場合には、年会費以上の価値があるかを見極めましょう。

もし年会費以上の価値を見出せないのであれば、サブカードだけ年会費無料にするか、2枚とも年会費無料にしてから決めるのも一つの方法です。一般カードとゴールドカードが同じ系列のカードであれば、会員サイトからアップグレードの申請も可能なケースも多いので、焦って年会費有料のカードを持つ必要はありません。

クレジットカード2枚持ちに関するよくある質問

最後に、クレジットカードの2枚持ちに関するよくある質問を紹介します。

  • クレジットカード最強の2枚にゴールドカードは含ませたほうがいい?
  • 学生におすすめのクレジットカード最強の2枚は?
  • 40代におすすめのクレジットカード最強の2枚は?
  • 50代におすすめのクレジットカード最強の2枚は?
  • クレジットカードは何枚まで審査に通る?
  • クレジットカードは何枚作っても大丈夫?

同じような疑問を持っている方は参考にしてください。

クレジットカード最強の2枚にゴールドカードは含ませたほうがいい?

ゴールドカードを含むか、含ませないかはその人のライフスタイルにもよります。カードによっても異なりますが、一般的なゴールドカードのメリットは以下のとおりです。

  • 社会的ステータスが高め
  • 利用限度額の上限が一般カードより高め
  • 空港ラウンジ無料特典が付帯している
  • 旅行保険、ショッピング保険が充実している
  • 提携店でのポイント特典がアップグレードされている

たとえば、一般カードの利用限度額や、カード特典に物足りなさや不便さを感じるのであれば、メインカードはゴールドカードにした方が良いでしょう。ただし、ゴールドカードは一般的に5,000〜1万円程度の年会費がかかります。

もし年会費無料の一般カードでも問題ないのならば、無理にゴールドカードを含める必要はありません。

学生におすすめのクレジットカード最強の2枚は?

学生におすすめのクレジットカードは以下の組み合わせです。

  • JCB CARD W×楽天カード
  • JCB CARD W×三井住友カード(NL)

いずれのクレジットカードも高校生を除く18歳以上であれば、学生でも発行できるカードです。

JCB CARD Wは、18歳以上39歳以下限定で発行できる若年層向けのクレジットカードで、公式サイトでも学生の発行を推奨しています。年会費無料で海外旅行保険が付帯しているほか、Amazon.co.jpやセブン-イレブン、スターバックスなど学生でも利用しやすい店舗でポイントボーナスがあるのがメリットです。

楽天カードは、高額な新規入会ポイントと楽天市場でのポイントボーナスが魅力的なカードで、はじめてカードを持つ人におすすめします。

三井住友カード(NL)は、セブン-イレブンや大手コンビニなどでポイント還元率最大7%、さらに学生限定ポイント還元率がアップする特典もあります。さらにゴールドカードやプラチナカードも用意されているので、将来的にはハイステータスなカードも狙えるでしょう。学生から社会人にかけて長く利用できるおすすめのカードです。

40代におすすめのクレジットカード最強の2枚は?

40代におすすめな、クレジットカード2枚の組み合わせは以下のとおりです。

  • 三井住友カード(NL)×楽天カード
  • 三井住友カード(NL)×エポスカード

ポイントを重視するなら楽天カード×三井住友カード(NL)がおすすめ、海外旅行保険や社会的ステータスを重視するならエポスカード×三井住友カード(NL)がおすすめです。

楽天カードは楽天市場でポイント還元率が高く、三井住友カード(NL)は大手コンビニや飲食店で効率的にポイントが貯められます。

海外旅行が好きなら、年会費無料で海外旅行保険が充実しているエポスカードをサブカードとして持っておくと便利です。また、エポスカードはVisaブランド、三井住友カード(NL)はMastercardブランドと分けると、海外旅行時に使えるお店も多いでしょう。

三井住友カード(NL)は、ゴールドカードやプラチナカードにもアップグレードできる点も大きなメリットです。特典や利用限度額に不満を感じたら、アップグレードを検討してみましょう。

50代におすすめのクレジットカード最強の2枚は?

50代になると返済能力や返済実績も積み上がっている可能性が高いため、1枚はゴールドカードを含めても良いかもしれません。

  • 三井住友カード ゴールド(NL)×楽天カード
  • JCBゴールド×楽天カード

三井住友カード ゴールド(NL)は、銀行系のカードで社会的ステータスが高いほか、国内の主要空港ラウンジが無料で利用できる特典や海外旅行保険、ホテルやレストランの割引特典なども充実しています。

将来的にプラチナカードも目指せるので、ハイクラスなカード特典を求めている人におすすめです。ポイント還元率が高く、4つの国際ブランドが選べる楽天カードをサブカードに選ぶと良いでしょう。

JCBゴールドは、日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行するゴールドカードで、社会的ステータスが高いほか、カード特典も一般的なゴールドカードと同等レベルに豪華です。将来的にはプラチナカード、ブラックカードも用意されています。

グルメ、エンタメ、トラベルなどさまざまなジャンルの特典が付帯しているハイステータスカードを目指すのであれば、一枚はゴールドカードを選んでみてください。

クレジットカードは何枚まで審査に通る?

クレジットカードの持てる枚数に上限はありません。

ただし、紹介したとおり、短期間に複数のクレジットカードへ申し込むと、印象が悪くなり審査が厳しくなる可能性があります。キャッシング枠の合計が年収の3分の1を超えると総量規制の対象となり、審査に通過できなくなる点にも注意が必要です。

発行できる枚数に上限はありませんが、カードを申し込むタイミングと総量規制に注意しましょう。

クレジットカードは何枚作っても大丈夫?

審査に通れば何枚でもクレジットカードを作れます。しかし、カードの所持枚数が多くなると管理も大変になるため注意が必要です。

カードの使いすぎで、口座残高を超えたカード決済をしてしまうと、家計が苦しくなります。支払日を過ぎると遅延損害金が発生するほか、信用情報に傷がつくので注意しましょう。

カードは多ければ多いほど良いわけではありません。自分にとって無理のない枚数での発行をおすすめします。

まとめ

クレジットカードは審査に通過できれば誰でも2枚以上のカードを持てます。2枚持っておくと、1枚目が利用上限に達した際や、紛失・盗難にあった際など、緊急用のカードとしても便利です。

2枚持ちするなら、1枚目はポイント還元率の高いカードがおすすめです。2枚目は1枚目のカードにはない特典や、特定のお店でポイント還元率が高いカードや、旅行保険など持っているといざという時に便利な特典が付帯しているカードをおすすめします。

年会費無料のカードであれば維持費はかからないため、はじめて2枚持ちする人は紹介したおすすめの組み合わせ2枚から選んでみてください。

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