最近は「なかなかポイントがたまらない」「ポイントの価値が下がってしまった」という声が増えている。そんななか、「驚異」といってもいいポイント還元率カードがジャックスから登場。現在、人気赤丸急上昇中の「リーダーズカード」だ。
どこで使っても利用合計1000円ごとに15ポイントが付与され、3500ポイントたまったら1ポイント=1円で還元される。
つまり還元率1・5%。これは非常に高い水準だ。通常のクレジットカードでは、ポイント還元率は大体0・5%が普通。リーダーズカードの、どこで利用しても1・5%というのはちょっとお目にかかれない。さらにポイントをアマゾンでのショッピングに使用する場合には、還元率が1・8%にまでアップする。
リーダーズカードは本人・家族カードとも前年度年間利用額が50万円以上で次年度年会費が無料になる。一見ハードルが高そうだが、ジャックス・カード推進部の渡邊修一さんによると「メーンカードにして公共料金、日常の買い物などすべてまとめると年50万円達成は割に簡単です」という。表①は標準的な利用イメージだが、年間50万円という線はまったく無理なくクリアできることがよくわかる。
一般的な還元率0.5%のカードと比べると、年間100万円利用では何と1万3000円も差が出る(Amazon限定デポと交換の場合)。
リーダーズカードをさらに賢くお得に使う方法はないか。ジャックスの渡邊さんは、メーンカードにすることを勧めているが(左表①)、さらに秘策を伝授してくれた。
それは「会社の宴会の幹事になること」。つまり会社の飲み会で代金を一括精算する幹事役を引き受け、リーダーズカードで支払うのだ(左表②)。
たとえば1人5000円程度の会費で10人集まれば、それだけで1回5万円になる。会員の中には月10万円以上利用する人も多いという。この方法、ぜひ試してみたい。
「秘策・幹事作戦」を伝授してくれたジャックス・カード推進部の渡邊修一さん。
リーダーズカードは月間のショッピング利用合計額に対して、1000円ごとに15 ポイントがたまるカードだ。たまったポイントはカード請求時値引き枠「デポジット」と交換することができる。
たとえば5000 ポイント(33 万4000 円利用)なら
❶Amazon 限定デポジット6000 円分、
❷通常デポジット(J デポ)5000 円分のいずれかと交換できる。
❶と交換する場合、ポイント還元率は1.8%、
❷の場合でもポイント還元率は1.5%と高い。
❶❷それぞれのポイント還元イメージは右記表のとおり、カードの請求時にデポジット金額分が値引きされるしくみ。
さらにジャックスのポイントアップモール「JACCSモール」を経由すると、Amazon の利用であれば、リーダーズカードポイントとは別に+0.5%分のJ デポももらえる。
ポイントの交換を❶とする場合であれば、合計で2.3%ものポイント還元を受けられる。
※ポイント原資は、いずれもジャックスが負担
デポジットとはジャックスのポイント交換アイテムのひとつであり、カード請求時の値引き枠のことだ。
デポジット獲得後、デポジットの有効期間内(3カ月)にカードを利用すると、カードの請求時にデポジット金額分を値引きした金額が請求される。
「リーダーズカード」はAmazonでの利用で還元率がアップすることから「提携カード」と思うかもしれないが、実はこれはれっきとしたジャックスの「プロパーカード」なのだ。
「カードホルダーが今何を求めているのか?」。この問いに知恵を絞った結果、「会員へのポイント還元率をできるだけ高める。さらにポイントの交換商品もネットショッピングの値引きサービスとすることで、たくさんの商品の中から会員が本当に欲しいものと交換することができるようにする」という時代にマッチした結論を導き出した。
このアイデアから驚異の高還元率カードが誕生したのだ。
もちろんジャックスは「リーダーズカード」だけではない。高還元でリーダーズカードと双璧の「漢方スタイルクラブカード」、さらに「Ponta」がよくたまる「Pontaプレミアムカード」など、高還元率カードを次々にリリースしている。今後もジャックスの展開にはぜひ注目していきたい。
ブランド |
Visa |
申込資格 | 年齢18歳以上で電話連絡可能な方(高校生を除く) |
年会費(税込) | 本人会員・家族会員/初年度無料 本人会員年会費2,625円・ 家族会員年会費420円 |
次年度年会費無料条件 | 前年度カードショッピング50万円以上利用にて、 本人会員・家族会員の次年度も年会費無料 |
ETCカード | 発行可能 |
家族カード | 発行可能 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円 |
カード盗難保険 | 付帯 |
ネットあんしんサービス | 付帯 |
1952年生まれ。クレジットカード評論家。
クレジットカード分野のオピニオンリーダーとしてすでに20年以上、取材・研究を続けている。近年は電子マネーについても造詣が深く、同分野での活躍も期待されている。