上級カード道場では、アフィリエイトプログラムを利用しアコム社などから委託を受け広告収益を得て運用しているため記事中にPRリンクを含みます。ただし、提携の有無が記事内容およびランキングに何ら影響を与えるものではありません。
※保険の適用条件や補償内容は各カード会社により異なります。
※年会費・手数料等の情報は記事作成時点のものです。最新情報は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
※ポイント還元率は利用条件により異なります。詳細は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
海外旅行を計画している方にとって、クレジットカード選びは旅の快適さを大きく左右する重要なポイントです。現地での支払いがスムーズになるだけでなく、海外旅行保険の付帯やマイルの獲得、さらには緊急時のサポートまで、クレジットカードは海外旅行における必需品となっています。
しかし、数千種類を超えるクレジットカードの中から、自分の旅行スタイルに最適な1枚を見つけることは簡単ではありません。海外利用手数料の違い、保険の補償内容、対応する国際ブランド、さらには年会費とのバランスなど、検討すべきポイントが多岐にわたるからです。
本記事では、2025年最新の情報をもとに、海外旅行に本当に役立つクレジットカードを厳選してご紹介します。手数料を抑えたい方、充実した保険を求める方、マイルを効率的に貯めたい方、学生の方など、それぞれのニーズに合わせた最適なカード選びをサポートします。
さらに、海外でのリスク対策や、カードを安全に使うための実践的なノウハウまで、海外旅行におけるクレジットカード活用の全てを網羅的に解説していきます。
このサイトの運営者情報
岩田昭男(上級カード道場 編集長)
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。
主な著書としては、「Suica一人勝ちの秘密」(中経出版・現カドカワ)「信用格差社会」(東洋経済新報社)「信用偏差値」(文春新書)「クレジットカード・サバイバル戦争」(ダイヤモンド社)「ドコモが銀行になる日」(PHP)「キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)、また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
ウエブは、「岩田昭男の上級カード道場」、まぐまぐでメルマガを毎月二回発行。
記事の信頼性
・クレジットカード研究歴30年以上の専門家が監修
・累計50冊以上のクレジットカードムックを監修
・各カード会社の公式情報を2025年10月時点で確認
・定期的に情報を更新(最終更新:2025年11月17日)
海外旅行でクレジットカードが必須である5つの理由
海外旅行において、クレジットカードは単なる決済手段ではありません。旅の安全性、利便性、お得度を飛躍的に向上させる必携ツールです。ここでは、なぜ海外旅行にクレジットカードが必須なのか、その理由を具体的に解説します。

海外利用手数料は見落としがちですが、長期旅行では大きな差になります。

補償内容は細かく確認して、自分に合った安心を選ぶことが大切よ。
現金よりも圧倒的に安全で便利な決済手段
海外旅行先では、大量の現金を持ち歩くことは盗難や紛失のリスクを高めます。一方、クレジットカードであれば、万が一紛失しても即座に利用停止の手続きが可能です。さらに、不正利用に対しても補償制度が整っているため、実質的な損失を最小限に抑えられます。
日本クレジットカード協会の「海外渡航時のご注意事項」によれば、海外でのクレジットカード利用時には様々なリスクが存在しますが、適切な対策を講じることで安全に利用できます。現金の場合は盗難に遭えば取り戻すことはほぼ不可能ですが、クレジットカードには盗難保険が付帯しているため、被害を最小限に抑えることができます。
また、タッチ決済に対応したカードなら、暗証番号の入力やサインも不要で、スキミングのリスクも低減できます。支払いの際にカードを店員に渡す必要がないため、カード情報の不正取得を防ぐことにもつながります。

海外でのクレジットカード利用時は、事前に利用可能なカードを確認しておくことが重要です。

カード会社のサポートサービスも確認しておくと安心ですわね。
現地通貨への両替コストを削減できる
海外で現金が必要な場合、従来は空港や両替所で日本円を現地通貨に両替する必要がありました。しかし、両替には為替手数料が上乗せされ、場所によっては10%以上のコストがかかることもあります。
クレジットカードで支払う場合、海外利用手数料は平均1.6%から3.85%程度に抑えられます。さらに、海外キャッシング機能を利用すれば、現地ATMで直接現地通貨を引き出すことができ、両替所を利用するよりも有利なレートで現金を入手できる場合が多いのです。

海外キャッシング利用時の手数料を事前に確認することが重要です。

ATM利用時の限度額に注意して、計画的に引き出すことが大切よ。
海外旅行保険が自動的に付帯される
クレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯しているものが多く、別途旅行保険に加入する必要がない場合もあります。これにより、保険料を節約しながら、万が一の病気やケガ、携行品の損害に備えることができます。
海外での医療費は日本と比べて高額になることが多く、アメリカで盲腸の手術を受けた場合、200万円以上かかることもあります。クレジットカードに付帯する海外旅行保険があれば、こうした高額な医療費もカバーできる可能性があります。
保険の付帯条件には「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。自動付帯はカードを持っているだけで保険が適用されますが、利用付帯は旅行代金の一部をそのカードで支払うことが条件となります。複数のカードを組み合わせることで、補償額を合算することも可能です。

保険の適用範囲や免責金額を事前に確認することが重要です。

保険が適用される条件をしっかり把握しておくことが大事よ。
信用の証明として機能する
海外では、クレジットカードの所持が支払い能力の証明として重視されます。特に、ホテルのチェックイン時やレンタカーの借り受け時には、デポジット(保証金)としてクレジットカードの提示を求められることが一般的です。
クレジットカードがない場合、現金でのデポジットが必要となり、チェックアウトまで大金を預けなければならないこともあります。また、一部の高級ホテルやレンタカー会社では、クレジットカードがないと利用そのものを断られるケースもあります。
三井住友カードの「海外旅行でクレジットカードを持っていくメリット」でも、クレジットカードが信用の証として機能することが詳しく解説されています。

デポジットの金額を事前に確認し、必要なクレジット枠を確保しておくことが重要です。

クレジットカードの種類によっては、特典が異なるから、選び方にも気をつけてね。
ポイントやマイルが貯まってさらにお得
海外旅行では、航空券、ホテル、レストラン、ショッピングなど、様々な場面で支出が発生します。これらの支払いをクレジットカードにまとめることで、効率的にポイントやマイルを貯めることができます。
貯まったポイントは次回の旅行費用に充てることができ、マイルは航空券への交換や座席のアップグレードに利用できます。特に、航空会社系のクレジットカードなら、フライトマイルとショッピングマイルの両方が貯まり、より効率的にマイルを獲得できます。
さらに、提携店舗での利用でポイント還元率がアップするカードもあり、計画的に利用すれば年間で数万円分のポイントを獲得することも可能です。現金払いでは得られないこのメリットは、クレジットカードならではの大きな魅力です。
海外旅行におすすめの最強クレジットカード10選を徹底比較
ここからは、海外旅行に最適なクレジットカードを厳選して10枚ご紹介します。それぞれのカードの特徴、メリット、デメリットを詳しく解説していきます。

提携店舗での利用を優先し、還元率を最大化する戦略が重要です。

マイルの有効期限も忘れずに、計画的に使うことが大切なのよ。
JCB CARD W 海外利用手数料最安クラスの年会費無料カード
JCB カード W
JCBオリジナルシリーズ特約店なら最大21倍の高還元率を実現。
Oki Dokiランド経由でネット通販の還元率もアップします。
・18歳以上39歳以下の高校生を除く学生
家族カード:無料
ETCカード:無料
海外旅行保険:最高2,000万円(利用付帯)
ショッピング保険:年間最高100万円(海外)
※別途申込必要
※ナンバーレスのカード番号・セキュリティコードは最短即日発行
- ナンバーレス仕様でカード情報を盗み見される心配がない
- JCBオリジナルシリーズ(特約店)の利用でポイント最大21倍
- Oki Dokiランドの経由でネット通販の還元率アップ
参考記事:JCB CARD Wの口コミ・評判
JCB CARD Wは、39歳以下限定で申し込めるJCBのプロパーカードです。年会費が永年無料でありながら、基本還元率が1.0%と高く、海外利用手数料も1.6%と業界最安水準を誇ります。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | JCB |
| ポイント還元率 | 1.0%から10.5% |
| 海外利用手数料 | 1.6% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短5分でカード番号発行 |
このカードをおすすめする最大の理由は、海外利用手数料の安さです。一般的なクレジットカードの海外利用手数料が2.0%から3.85%であることを考えると、1.6%は圧倒的な低コストです。頻繁に海外旅行に行く方にとって、この手数料の差は長期的に見れば大きな節約につながります。
また、世界各地に設置されている「JCBプラザ」では、日本語での観光案内、レストラン予約、緊急時のサポートなどが受けられます。主要都市には「JCBプラザ ラウンジ」もあり、無料ドリンクサービスや荷物の一時預かりなども利用できます。
ただし、注意点としてJCBブランドは、VisaやMastercardと比べると加盟店数が少ない地域があります。特にヨーロッパや南米では使えない店舗も多いため、VisaやMastercardのカードと併用することをおすすめします。
実際の利用者からは次のような声が寄せられています。
「アジア圏への出張が多いのですが、JCB CARD Wの手数料の安さに助けられています。年会費無料なのにポイントも貯まりやすく、JCBプラザのサポートも心強いです。ただ、ヨーロッパではサブカードとしてVisaも必須ですね」
参考記事:出張で最強のクレジットカード2枚
参考記事:出張におすすめのクレジットカード

39歳以下の制限がありますので、年齢を確認して申し込みましょう。

海外利用手数料が安いけれど、利用先の加盟店もチェックしておくと安心ね。
三井住友カード(NL) ナンバーレスで安心の高セキュリティカード
三井住友カード(NL)
年会費永年無料で基本還元率0.5%のVポイントが貯まります。
SBI証券の投信積立でも0.5%のポイントが貯まります。
家族カード:無料
ETCカード:初年度無料、2年目以降550円(税込)※年1回以上の利用で無料
海外旅行保険:最高2,000万円
ショッピング保険:なし
※別途申込で三井住友カードWAON、PiTaPaカード発行可能
※カード番号は最短即日
- 対象コンビニ・飲食店でスマホVisaタッチ決済「Mastercard®タッチ決済」支払いで利用金額200円(税込)につき7%ポイント還元
- 「家族ポイント」サービス登録で対象のコンビニ・飲食店で通常ポイントに加え利用金額200円(税込)につき”家族の人数”%ポイント最大5%還元
- ナンバーレス仕様でカード情報を盗み見される心配がない
- ポイントUPモールの経由で最大+9.5%還元
- 選んだお店でポイント+0.5%還元
- 学生はHuluやU-NEXTなどの利用で+9.5%還元
- SBI証券の投信積立で0.5%還元
三井住友カード(NL)は、券面にカード番号が印字されていない「ナンバーレス」カードです。セキュリティ面で優れており、万が一カードを紛失しても番号を見られる心配がありません。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| ポイント還元率 | 0.5%から7.0% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard共に2.20% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短10秒でカード番号発行 |
このカードの最大の魅力は、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると、最大7%のポイント還元が受けられることです。旅行前の準備や帰国後の日常利用で効率的にポイントを貯められます。
また、VisaとMastercardから選択できるため、世界中のほとんどの店舗で利用可能です。VisaとMastercardは世界シェア1位と2位を占める国際ブランドで、特にVisaはアメリカ方面、Mastercardはヨーロッパ方面で強みがあります。
海外旅行保険は利用付帯ですが、旅行代金の一部をこのカードで支払えば最高2,000万円の補償が適用されます。さらに「選べる無料保険」サービスにより、旅行傷害保険を別の補償プランに変更することも可能です。
利用者の声はこちらです。
「ナンバーレスなので海外で使う時も安心感があります。タッチ決済が便利で、言葉が通じない国でもスムーズに支払いができました。コンビニでのポイント還元率が高いので、旅行前の買い物でもポイントがどんどん貯まります」

ナンバーレスカードは便利ですが、利用明細の確認を怠らないことが重要です。

セキュリティは高いけれど、カードの利用限度額も見ておくと安心ですわね。
エポスカード 年会費無料で海外旅行保険が充実
エポスカード!
全国10,000店舗で優待が受けられるお得なカードです。
ANA・JALマイルへの交換も可能です。
家族カード:-
ETCカード:無料
海外旅行保険:最高3,000万円
ショッピング保険:-
※店舗で受け取りの場合
- マルイで年4回10%オフ
- 全国10,000店舗で優待を利用できる
- エポスポイントUPサイトの経由でネット通販がお得になる
参考記事:エポスカードの口コミ・評判
エポスカードは、マルイグループが発行する年会費永年無料のクレジットカードです。最大の特徴は、年会費無料カードとしては破格の海外旅行保険が付帯していることです。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| ポイント還元率 | 0.5%から1.0% |
| 海外利用手数料 | 2.20% |
| 海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短即日 |
エポスカードの海外旅行保険は、年会費無料カードの中では最高レベルの補償内容を誇ります。利用付帯ではありますが、旅行代金の一部をカードで支払えば、最高3,000万円までの補償が適用されます。
特に重要な傷害治療費用は300万円、疾病治療費用も300万円まで補償されます。海外での医療費は高額になることが多いため、この補償額は非常に心強いです。さらに、携行品損害も50万円まで補償されるため、カメラやパソコンなどの高価な持ち物も安心です。
また、世界38都市に設置されている「海外サポートデスク」では、日本語で現地情報の案内、レストランやオプショナルツアーの予約、パスポート紛失時のサポートなどが受けられます。
利用者からはこのような評価が寄せられています。
「学生時代から使っていますが、年会費無料なのに海外旅行保険がしっかりしているので助かっています。以前、海外で体調を崩した時も、サポートデスクが日本語で対応してくれて本当に安心しました」

海外旅行保険の適用条件をしっかり確認しておくことが大切です。

保険の内容をよく理解して、必要なカバーがあるか確かめてね。
楽天カード 海外でも楽天ポイントがザクザク貯まる
楽天カード!
楽天市場なら最大18倍のポイント還元。入会特典5,000ポイントプレゼント。
楽天市場でのお買いものならSPU利用で最大18倍のポイント還元も可能です。
家族カード:無料
ETCカード:550円(税込)
海外旅行保険:最高2,000万円
ショッピング保険:なし
楽天Edy:機能をつけるには別途発行手数料330円(税込)必要
- 楽天ペイのチャージ払いで1.5%還元
- 楽天市場でのお買いものポイントが+2倍
- SPUの利用でポイント最大18倍
- 楽天ポイントカードの機能が付帯
- 毎月5と0のつく日は+2倍のポイント還元
- 入会特典5,000ポイント
- 楽天市場で楽天ペイ利用で3%以上還元
※キャンペーン内容は時期により変動します。最新情報は公式サイトでご確認ください
参考記事:楽天カードの口コミ・評判
楽天カードは、国内でも人気の高い年会費無料カードですが、海外旅行でも活躍します。楽天市場での買い物はもちろん、海外での利用でも楽天ポイントが貯まります。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB、American Express |
| ポイント還元率 | 1.0%から3.0% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard 2.20%、JCB 1.60%、Amex 2.00% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短3営業日 |
楽天カードの大きな魅力は、4つの国際ブランドから選択できることです。特に、JCBブランドを選べば海外利用手数料が1.60%と最安水準になります。一方で、世界中で使いやすいVisaやMastercardを選ぶこともでき、渡航先に応じて最適なブランドを選択できます。
また、基本還元率が1.0%と高く、楽天市場での買い物ならさらにポイント還元率がアップします。旅行用品を楽天市場で購入すれば、出発前からお得にポイントを貯められます。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円の補償があり、傷害治療費用は200万円、疾病治療費用も200万円まで補償されます。年会費無料カードとしては十分な補償内容です。
利用者の声はこちらです。
「楽天経済圏を利用しているので、海外旅行でもポイントが貯まるのが嬉しいです。帰国後に楽天市場で買い物する時にもポイントが使えて便利。JCBブランドにしたので手数料も安くて満足しています」

海外での利用時に、為替手数料に注意が必要です。事前に確認しましょう。

楽天ポイントの有効期限もチェックしておくと安心ね。
イオンカード(WAON一体型) 最安水準の海外利用手数料が魅力
イオンカード(WAON一体型)!
イオン系列でいつでもポイント2倍、毎月20・30日は5%オフ。
毎月20・30日なら700円オフでさらにお得に映画鑑賞できます。
家族カード:無料
ETCカード:無料
海外旅行保険:なし
ショッピング保険:最大50万円まで
※カードは後日、自宅に届く
- イオン系列でいつでもポイント2倍
- 毎月20・30日はイオン系列で5%オフ
- イオンシネマの料金はいつでも300円オフ(毎月20・30日は700円オフ)
- イオンカードポイントモールの経由でネット通販がお得になる
参考記事:イオンカードの口コミ・評判
イオンカード(WAON一体型)は、イオングループが発行する電子マネーWAON一体型のクレジットカードです。海外利用手数料が1.6%と最安水準であり、コストを抑えて海外旅行を楽しみたい方に最適です。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 0.5%から1.0% |
| 海外利用手数料 | 1.6% |
| 海外旅行保険 | なし |
| ショッピング保険 | 最高50万円 |
| 発行スピード | 最短5分でカード番号発行 |
イオンカード(WAON一体型)の最大の特徴は、海外利用手数料がわずか1.6%であることです。これはJCB CARD Wと並んで業界最安水準であり、頻繁に海外旅行する方にとって大きなコストメリットがあります。
また、3つの国際ブランドから選択できるため、渡航先に応じて最適なブランドを選べます。特にVisaやMastercardを選べば、世界中のほとんどの店舗で利用可能です。
電子マネーWAONが一体となっているため、国内での普段使いも便利です。イオングループの店舗でのお買い物やコンビニでの少額決済など、日常生活でも幅広く活用できます。
ただし、海外旅行保険は付帯していないため、別途旅行保険に加入するか、他のカードと併用することをおすすめします。一方で、ショッピング保険は年間50万円まで補償されるため、高額商品を購入する場合も安心です。
世界15カ国22カ所に設置されている「イオンワールドデスク」では、現地情報の案内、レストランやツアーの予約、トラブル時のサポートなどが日本語で受けられます。
利用者からはこのような評価が得られています。
「イオンをよく利用するので、海外旅行用にも作りました。手数料が安いので、海外での買い物でも気兼ねなく使えます。WAONも使えるので、国内でも日常的に活用しています。保険は別のカードでカバーしているので、コスト重視派には最適だと思います」

海外利用手数料が低くても、為替レートに注意が必要です。

WAON機能を活かして、国内でもお得に使えるか考えてみるといいわよ。
学生専用ライフカード 学生の海外旅行に最強のカード
学生専用ライフカード
学生だけの特別な特典が満載のクレジットカードです。
海外アシスタンスサービスやカード会員保証制度も完備で安心です。
家族カード:-
ETCカード:初年度無料 / 次年度以降 1,100円(税込)
※カード(ETCカード含む)を1度でも利用すれば翌年の年会費無料
海外旅行保険:最大2,000万円
ショッピング保険:-
- 海外アシスタンスサービス
- カード会員保証制度
- 事前エントリーで海外ご利用総額の4%をキャッシュバック!年間最大100,000円!
学生専用ライフカードは、その名のとおり学生限定で申し込めるクレジットカードです。学生の海外旅行や留学に特化した特典が充実しており、学生にとって最強の1枚と言えます。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 0.5%から1.5% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard 3.85%、JCB 3.85% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(自動付帯) |
| 発行スピード | 最短2営業日 |
学生専用ライフカードの最大の魅力は、海外での利用総額の4%がキャッシュバックされることです。年間上限は80万円の利用まで、つまり最大32,000円のキャッシュバックが受けられます。これは他のカードにはない破格の特典です。
さらに、海外旅行保険が自動付帯で最高2,000万円まで補償されます。自動付帯なので、カードで旅行代金を支払わなくても保険が適用されるのは学生にとって大きなメリットです。
また、海外アシスタンスサービス「LIFE DESK」が世界主要都市に設置されており、現地情報の案内、各種予約サービス、トラブル時のサポートなどを日本語で受けられます。
ただし、申し込みには学生であることが条件となり、満18歳以上満25歳以下で大学、大学院、短期大学、専門学校に在学中であることが必要です。卒業後は通常のライフカードに自動的に切り替わります。
学生の利用者からはこのような声が寄せられています。
「留学で半年間海外に滞在しましたが、4%のキャッシュバックが本当に助かりました。保険も自動付帯なので、追加で保険に入る必要がなくて経済的でした。学生のうちに作って本当に良かったです」

海外での利用時の手数料についても事前に確認しておくべきです。

海外旅行中のサポート体制もチェックしておくと安心ね。
リクルートカード 高還元率1.2%で海外でもお得
リクルートカード
充実の旅行保険とショッピング保険も付帯。
じゃらん、ホットペッパーなどでさらにお得に。
・18歳以上の高校生を除く学生
家族カード:無料
ETCカード:無料
※Visa、Mastercardは発行手数料1,100円(税込)
海外旅行保険:最高2,000万円
ショッピング保険:年間200万円
JCB:nanaco、モバイルSuica
JCBモバ即は即日発行、1週間程度でカードが到着
- リクルートのネットサービスの利用で最大3.2%ポイント還元
参考記事:リクルートカードの口コミ・評判
リクルートカードは、基本還元率が1.2%と業界最高水準を誇るクレジットカードです。海外での利用でも同じく1.2%のポイントが貯まるため、海外旅行でもお得にポイントを獲得できます。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 1.2%から4.2% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard 2.20%、JCB 1.60% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短1週間 |
リクルートカードの最大の魅力は、年会費無料でありながら常時1.2%という高還元率を実現していることです。一般的なクレジットカードの還元率が0.5%から1.0%であることを考えると、リクルートカードの1.2%は非常に高い水準です。
貯まったリクルートポイントは、じゃらんやホットペッパーなどのリクルートサービスで利用できるほか、Pontaポイントに等価交換することもできます。Pontaポイントに交換すれば、ローソンやケンタッキー、ガソリンスタンドなど幅広い提携店舗で利用できます。
また、国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択でき、特にJCBを選べば海外利用手数料が1.60%と最安水準になります。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円の補償があり、傷害治療費用は100万円、疾病治療費用も100万円まで補償されます。
利用者からはこのような評価が寄せられています。
「還元率の高さに惹かれて作りました。海外でも国内でも常に1.2%還元なので、メインカードとして使っています。貯まったポイントでじゃらんで次の旅行を予約できるのも気に入っています」

海外利用時の為替手数料を確認し、実質還元率を計算することが大切です。

還元率だけでなく、海外での特典やサービスもチェックしてね。
JAL 普通カード マイルを効率的に貯めたい方に
JAL普通カード
空港店舗での割引や機内販売10%OFFなど特典満載。
国内空港店舗・免税店での割引特典も充実しています。
2年目以降:2,200円
(JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは6,600円)
(JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは2,750円)
※カードの種類により各種ポイント付与
海外旅行保険:最高1,000万円
ショッピング保険:最大100万円
Apple Pay、Google Pay
※カードの種類による
- JAL/JTA機内販売商品が10%割引
- 国内空港店舗・空港免税店で割引
- ホテルニッコー & JALシティの割引・特典
- 国内・海外パッケージツアーが最大6%割引
- 当日の予約・変更が可能、マイルが100%貯まる
日本に生活基盤があり日本国内で支払い可能な18歳以上の方(高校生を除く)
※高校卒業年度の10月1日以降の申し込みで卒業後の進路が決まっている場合は申し込み可
JAL・JCBカード/JAL OPクレジット:
日本に生活基盤があり日本国内で支払い可能な18歳以上の方(高校生を除く)
JALカードSuica:
日本国内に住んでいる18歳以上の電話連絡のとれる方
JAL アメリカン・エキスプレス®・カード:
原則18歳以上で本人または配偶者に安定収入がある方(学生を除く)
JAL 普通カードは、JALマイルを効率的に貯めたい方に最適なクレジットカードです。フライトマイルとショッピングマイルの両方を獲得でき、マイルを活用して旅行をさらにお得にできます。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 2,200円(税込)、初年度無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB |
| ポイント還元率 | 0.5%から1.0% |
| 海外利用手数料 | 2.20%(Visa、Mastercard)、2.00%(JCB) |
| 海外旅行保険 | 最高1,000万円(自動付帯) |
| 発行スピード | 約2から4週間 |
JAL 普通カードの最大の魅力は、マイルが貯まりやすいことです。入会時に1,000マイル、毎年の継続時に1,000マイルがもらえるほか、JALグループ便に搭乗すると通常のフライトマイルに加えて10%のボーナスマイルが加算されます。
また、ショッピングマイル・プレミアムに加入すれば、ショッピング100円につき1マイルが貯まります。通常は200円で1マイルですが、プレミアムに加入することで還元率が2倍になります。年会費は3,300円かかりますが、年間33万円以上利用すれば元が取れる計算です。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBの3種類から選択できます。渡航先や利用シーンに応じて最適なブランドを選べるため、世界中どこでも安心して利用できます。
海外旅行保険は自動付帯で最高1,000万円まで補償されます。傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円、傷害治療費用は1回の事故につき最高50万円まで補償されます。
JALマイルは航空券への交換だけでなく、座席のアップグレードや提携ホテルの宿泊券にも交換できるため、使い道が豊富です。
利用者の声はこちらです。
「JAL便をよく利用するので作りました。フライトでもショッピングでもマイルが貯まるので、年に1回は特典航空券で旅行しています。海外旅行保険も自動付帯なので安心です」

フライトマイルとショッピングマイルの両方を意識して活用することが重要です。

マイルの有効期限にも気をつけて、計画的に使うことが大切よ。
dカード ドコモユーザーなら海外旅行でもお得
dカード!
dカード特約店で最大7%還元、d払いとの併用でさらにお得。
d払いの支払い方法をdカードに設定&利用でポイント還元率アップ!
・個人名義であること
・満18歳以上の方(高校生を除く)
※卒業年度の3月31日までは申込不可
家族カード:初年度無料、次年度以降500円(2枚まで)
ETCカード:初年度無料、2年目以降550円(税込)
※ETCカードは年1回以上の利用で翌年度無料
海外旅行保険:29歳以下の方のみ 最大2,000万円
ショッピング保険:年間100万円
カード発送は1週間から3週間ほど
- dカード特約店で利用すると最大7%ポイント還元
- d払いの支払い方法をdカードに設定&利用でポイント還元率アップ
- 電子マネー「iD」搭載
dカードは、NTTドコモが発行する年会費無料のクレジットカードです。ドコモユーザーでなくても申し込めますが、ドコモの携帯電話を利用している方なら特典が充実しています。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| ポイント還元率 | 1.0% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard 2.20% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯、29歳以下限定) |
| ショッピング保険 | 年間100万円 |
| 発行スピード | 最短5営業日 |
dカードの魅力は、基本還元率が1.0%と高く、dポイント特約店ではさらにポイントが貯まることです。貯まったdポイントは、コンビニやドラッグストア、飲食店など幅広い提携店舗で利用できます。
また、VisaとMastercardの2つの国際ブランドから選択でき、世界中のほとんどの店舗で利用可能です。特にVisaは世界シェアNo.1の国際ブランドで、海外での加盟店数が最も多いことで知られています。
海外旅行保険は29歳以下の方限定で利用付帯されており、最高2,000万円まで補償されます。29歳以下の方にとっては年会費無料で海外旅行保険が付帯するお得なカードです。
利用者からはこのような評価が得られています。
「ドコモユーザーなのでdカードを作りました。還元率が1.0%なので、海外でもポイントがしっかり貯まります。dポイントは使える場所が多いので、日常生活でも便利です」

ドコモユーザーは特典を最大限に活用するため、利用状況を把握しておくべきです。

海外利用時の手数料にも気を付けて、実質的なコストを見極めることが大切ですわね。
三井住友カード ゴールド(NL) 空港ラウンジも使える充実のゴールドカード
三井住友カード ゴールド(NL)
さらに毎年10,000ポイントプレゼント。
家族カードは年会費永年無料で、家族登録で最大5%還元。
※ゴールド独自の審査基準により発行
※年間100万円の利用で翌年以降の年会費永年無料
※年間100万円の利用有無に関わらず初年度の年会費は5,500円(税込)
家族カード:無料
ETCカード:無料
※入会翌年度以降、前年度に一度もETC利用の請求がない場合はETCカード年会費550円(税込)
海外旅行保険:最高2,000万円
ショッピング保険:限度額300万円
- 毎年、年間100万円のご利用で10,000ポイントプレゼント
- 空港ラウンジサービス
- ゴールドデスク
- 使い方次第で最大20%還元
- 家族を登録すれば対象のコンビニ・飲食店で最大5%還元
- 対象サービスの利用で対象のコンビニ・飲食店で最大+8%還元
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済で最大7%還元
- SBI証券の投資信託をクレジットカードで積立でVポイントが貯まる
- チャージ&利用で最大0.5%相当還元
三井住友カード ゴールド(NL)は、年会費が比較的リーズナブルなゴールドカードです。空港ラウンジが無料で利用できるほか、海外旅行保険の補償も充実しており、頻繁に海外旅行する方に最適です。
カードの基本スペックは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年会費 | 5,500円(税込)、年間100万円以上利用で翌年以降永年無料 |
| 国際ブランド | Visa、Mastercard |
| ポイント還元率 | 0.5%から7.0% |
| 海外利用手数料 | Visa・Mastercard 2.20% |
| 海外旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
| 発行スピード | 最短10秒でカード番号発行 |
三井住友カード ゴールド(NL)の最大の魅力は、年間100万円以上利用すれば翌年以降の年会費が永年無料になることです。月平均約84,000円の利用で達成できるため、メインカードとして利用すれば十分に達成可能な金額です。
さらに、年間100万円利用で10,000ポイントが還元される特典もあり、実質的な還元率は1.0%上乗せされます。これにより、ゴールドカードの特典を実質無料で享受できるのです。
国内主要空港のラウンジが無料で利用でき、出発前や乗り継ぎ時にゆったりと過ごせます。海外旅行の際、空港で快適に過ごせることは大きな価値があります。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円まで補償され、傷害治療費用は100万円、疾病治療費用も100万円まで補償されます。
利用者の声はこちらです。
「年間100万円利用で年会費無料になるので、実質無料でゴールドカードを持てています。空港ラウンジが使えるのが本当に便利で、海外旅行の際の快適度が全然違います」
海外旅行に最適なクレジットカードの選び方5つの基準
海外旅行用のクレジットカードを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、自分に最適なカードを見つけるための5つの選び方基準を解説します。

空港ラウンジ利用時の対象空港を事前に確認しておくことが重要です。

海外旅行保険の内容をしっかり確認して、自分に合った補償を選ぶことが大切よ。
渡航先で使える国際ブランドを選ぶ
国際ブランドには、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどがあり、それぞれ加盟店数や強みのある地域が異なります。渡航先に応じて最適な国際ブランドを選ぶことが重要です。
世界的に最も加盟店数が多いのはVisaで、特にアメリカ、カナダ、オーストラリアなどで強みがあります。次いでMastercardの加盟店数も多く、特にヨーロッパでの普及率が高いです。
三井住友カードの「クレジットカードの国際ブランドとは」によれば、VisaとMastercardは決済に特化した「決済カードブランド」で、世界中のほとんどの店舗で利用できます。
一方、JCBは日本発祥の国際ブランドで、日本人がよく訪れる観光地では比較的使いやすいですが、ヨーロッパや南米では加盟店が少ない傾向にあります。ただし、JCBプラザなどの日本語サポートが充実しているのが強みです。
American ExpressとDiners Clubは「T&Eカードブランド」と呼ばれ、トラベル&エンターテインメント分野で充実したサービスを提供しています。ホテルやレストランでの優待が豊富ですが、加盟店数はVisaやMastercardに劣ります。
理想的なのは、VisaまたはMastercardをメインカードとし、JCBまたはAmerican Expressをサブカードとして2枚持ちすることです。これにより、ほとんどの地域で決済に困ることがなくなります。

渡航先のATM利用手数料を事前に調べておくことが大切です。

国際ブランドによっては、為替手数料が異なるから、確認しておくと安心ね。
海外利用手数料の安いカードを選ぶ
海外でクレジットカードを利用すると、海外利用手数料(海外事務処理手数料)が発生します。この手数料は、カード会社と国際ブランドによって異なり、一般的に1.6%から3.85%の範囲です。
エクシアップの「クレジットカードの海外手数料を比較」では、主要なクレジットカードの海外利用手数料が詳しく比較されています。
最も手数料が安いのは、JCBブランドの1.6%です。JCB CARD W、イオンカードセレクト、リクルートカード(JCB)などが該当します。頻繁に海外旅行をする方は、この1.6%のカードを選ぶことで長期的に大きな節約ができます。
次に安いのがMastercardの2.20%で、三井住友カード、楽天カード、dカードなどが該当します。VisaもほぼMastercardと同水準の2.20%です。
最も高いのがJCB以外のブランドを選択した場合の一部カードで、3.85%になることもあります。例えば、学生専用ライフカードはVisa・Mastercardを選んでも3.85%ですが、海外利用総額の4%がキャッシュバックされるため、実質的にはプラスになります。
海外利用手数料は、利用金額に応じて以下のように計算されます。
例えば、10万円分を海外で利用した場合の手数料は以下のとおりです。
- 1.6%の場合:10万円 × 1.6% = 1,600円
- 2.20%の場合:10万円 × 2.20% = 2,200円
- 3.85%の場合:10万円 × 3.85% = 3,850円
年間で100万円を海外で利用する場合、1.6%と3.85%では22,500円もの差が生まれます。この差は決して小さくありません。

海外利用手数料だけでなく、為替手数料も考慮して総コストを比較しましょう。

カードの特典や付帯サービスも忘れずにチェックしてね。お得感が変わるわ。
海外旅行保険の補償内容と付帯条件を確認する
クレジットカードに付帯する海外旅行保険は、カードによって補償内容と付帯条件が大きく異なります。自分のニーズに合った保険が付帯しているかを確認することが重要です。
海外旅行保険の付帯条件には、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。自動付帯は、カードを持っているだけで自動的に保険が適用されます。一方、利用付帯は、旅行代金の一部(航空券やホテル代など)をそのカードで支払うことが保険適用の条件となります。
自動付帯のカードとしては、学生専用ライフカード、JAL VISA普通カード、ANA一般カードなどがあります。これらのカードは、カードで旅行代金を支払わなくても保険が適用されるため、初心者にも安心です。
海外旅行保険で特に重要なのは、「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の補償額です。海外での医療費は日本と比べて高額になることが多く、アメリカで盲腸の手術を受けた場合、200万円以上かかることもあります。
年会費無料カードの中では、エポスカードが傷害治療費用300万円、疾病治療費用300万円と高額な補償を提供しており、非常に優秀です。
また、複数のカードを持っている場合、傷害死亡・後遺障害以外の補償は合算できます。例えば、エポスカードの疾病治療費用300万円と三井住友カード(NL)の疾病治療費用50万円を合わせると、合計350万円の補償を受けられます。
海外旅行保険の主な補償内容は以下のとおりです。
- 傷害死亡・後遺障害:旅行中の事故による死亡や後遺障害の補償
- 傷害治療費用:旅行中のケガの治療費用の補償
- 疾病治療費用:旅行中の病気の治療費用の補償
- 賠償責任:他人にケガをさせたり物を壊したりした場合の補償
- 携行品損害:持ち物の盗難や破損の補償
- 救援者費用:家族が現地に駆けつける際の費用の補償
これらの補償内容と金額を比較して、自分のニーズに合ったカードを選びましょう。

利用付帯のカードを選ぶ際は、旅行計画を詳細に確認しましょう。

保険の適用条件を見落とさないように、しっかり確認してね。
マイルやポイントの貯まりやすさで選ぶ
海外旅行では、航空券、ホテル、レストラン、ショッピングなど、様々な場面で支出が発生します。これらの支払いをクレジットカードにまとめることで、効率的にマイルやポイントを貯めることができます。
航空会社系のクレジットカードなら、フライトマイルとショッピングマイルの両方が貯まります。JALカードやANAカードは、フライト時に通常のマイルに加えてボーナスマイルが付与されるほか、日常のショッピングでもマイルが貯まります。
例えば、JAL VISA普通カードの場合、入会時に1,000マイル、毎年の継続時に1,000マイル、JALグループ便に搭乗すると通常のフライトマイルに加えて10%のボーナスマイルが加算されます。
一方、汎用性の高いポイントが貯まるカードも魅力的です。楽天カードなら楽天ポイント、リクルートカードならリクルートポイント(Pontaポイントに交換可能)が貯まります。これらのポイントは、次回の旅行費用に充てることもできますし、日常の買い物で使うこともできます。
ポイント還元率で選ぶなら、リクルートカードの1.2%が最も高く、次いでJCB CARD Wの1.0%、楽天カードの1.0%が続きます。年間100万円利用した場合、還元率1.2%なら12,000ポイント、1.0%なら10,000ポイントが貯まります。
マイルを効率的に貯めたい方は航空会社系カード、ポイントの使い道を広く持ちたい方は汎用ポイントが貯まるカードを選ぶと良いでしょう。

マイルの有効期限や使用条件を事前に確認しておくことが大切です。

フライトだけでなく、日常の買い物でもマイルが貯まるカードを選ぶといいわね。
年会費と特典のバランスを考える
クレジットカードには、年会費無料のものから数万円の年会費がかかるものまで様々です。年会費と提供される特典のバランスを考えて、自分に合ったカードを選ぶことが重要です。
年会費無料カードでも、JCB CARD W、三井住友カード(NL)、エポスカード、楽天カードなど、十分な特典が付帯しているカードが多くあります。年に1回程度しか海外旅行しない方や、学生の方には年会費無料カードがおすすめです。
一方、年会費有料カードには、無料カードにはない魅力的な特典があります。例えば、三井住友カード ゴールド(NL)は年会費5,500円ですが、空港ラウンジが無料で利用でき、年間100万円以上利用すれば翌年以降の年会費が永年無料になります。
さらに上位のゴールドカードやプラチナカードになると、プライオリティパス(世界1,300以上の空港ラウンジが利用できる会員制サービス)が付帯したり、コンシェルジュサービスが利用できたりします。
年会費有料カードを選ぶ際の判断基準としては、年会費を上回る価値のある特典を利用できるかどうかです。例えば、プライオリティパスは通常年会費が約5万円かかりますが、一部のプラチナカードには無料で付帯しています。頻繁に海外旅行する方にとっては、カードの年会費を大きく上回る価値があります。
自分の旅行頻度、利用する特典、年間のカード利用額などを考慮して、最適な年会費のカードを選びましょう。
【目的別】海外旅行におすすめクレジットカードの組み合わせ
海外旅行用のクレジットカードは、1枚だけでなく複数枚持つことをおすすめします。ここでは、目的別に最適なカードの組み合わせをご紹介します。

年会費有料カードの特典は自分のライフスタイルに合うか再確認しましょう。

特典の内容だけでなく、利用条件も見逃さないでね。
コスト重視派向けの最強2枚
海外利用手数料を最小限に抑えたい方には、以下の組み合わせがおすすめです。
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 海外利用手数料 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | JCB CARD W![]() | JCB | 1.6% | 海外手数料が最安水準。JCBプラザなど海外サポートが充実。アジア・ハワイで強い。 |
| サブカード① | イオンカードセレクト![]() | JCBまたはVisa | 1.6%(JCB)/2.2%(Visa) | イオン系店舗でポイント優遇。Visa選択で海外対応力アップ。 |
| サブカード② | 三井住友カード(NL)![]() | VisaまたはMastercard | 2.2% | 世界中で使える。JCBが使えない地域の補完に最適。 |
この組み合わせなら、両方とも年会費無料で、手数料を最小限に抑えながら世界中で利用できます。

手数料だけでなく、為替レートにも注意を払いましょう。

使う国によって特典が変わるから、事前に確認してね。
保険重視派向けの最強2枚
海外旅行保険の補償を充実させたい方には、以下の組み合わせがおすすめです。
| 役割 | カード名 | 年会費 | 保険付帯タイプ | 海外旅行保険補償内容(最高額) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| メインカード | エポスカード![]() | 無料 | 自動付帯 | 傷害死亡・後遺障害:3,000万円 傷害治療:300万円 疾病治療:300万円 | 年会費無料で保険内容が非常に充実。留学・海外旅行にも最適。 |
| サブカード(学生向け) | 学生専用ライフカード![]() | 無料 | 自動付帯 | 傷害死亡・後遺障害:2,000万円 | 学生限定で保険が自動付帯。海外利用でキャッシュバック特典あり。 |
| サブカード(一般向け) | JAL VISA普通カード![]() | 2,200円(税込) | 自動付帯 | 傷害死亡・後遺障害:1,000万円 | JALマイルが貯まる。旅行好きにおすすめ。 |
この組み合わせなら、傷害治療費用と疾病治療費用を合算でき、より高額な医療費にも対応できます。エポスカードの300万円にライフカードの200万円を合わせれば、合計500万円の補償を受けられます。

海外旅行保険の内容をしっかり比較し、適用条件を確認することが大切です。

補償範囲だけでなく、事故時のサポート体制も見逃さないでね。
マイル重視派向けの最強2枚
航空会社のマイルを効率的に貯めたい方には、以下の組み合わせがおすすめです。
| マイルの種類 | メインカード | サブカード | 主なポイント | マイル交換ルート | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| JALマイル派 | JAL VISA普通カード![]() | JCB CARD W | JALマイル(フライト・ショッピング)+Oki Dokiポイント | Oki Dokiポイント → JALマイル(1ポイント=3マイル) | フライトと日常利用の両面でJALマイルを効率的に貯められる。JCBで手数料も低コスト。 |
| ANAマイル派 | ANA一般カード![]() | 三井住友カード(NL) | ANAマイル(フライト・ショッピング)+Vポイント | Vポイント → ANAマイル(1ポイント=0.6マイル) | ANAカードでフライトマイル、三井住友カードで日常利用マイルを補完。Visa・Master対応で海外も安心。 |
この組み合わせなら、効率的にマイルを貯めながら、世界中で決済できる体制が整います。

マイルの有効期限を確認し、計画的に利用することが大切です。

マイルだけでなく、特典の内容や条件も大事ですわね。
学生向けの最強2枚
学生の方には、以下の組み合わせがおすすめです。
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 年会費 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | JCB CARD W | JCB | 無料 | 手数料1.6%と低コスト・還元率1.0%・JCBプラザで日本語サポートが充実 |
| サブカード | 楽天カード | Visa | 無料 | 世界中で利用可・基本還元率1.0%・楽天ポイントが貯まりやすい |
| 役割 | カード名 | 年会費 | 海外特典・保険 | 国際ブランド | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| メインカード | 学生専用ライフカード![]() | 無料 | 海外利用額の4%キャッシュバック 海外旅行保険自動付帯(最高2,000万円) | Visa / Mastercard / JCB | 学生限定の特典が強力。留学・旅行での利用に最適。 |
| サブカード① | 三井住友カード(NL)![]() | 無料 | 対象店舗で最大7%還元 | Visa / Mastercard | 世界中で使いやすい。日常利用でポイントを効率的に獲得。 |
| サブカード② | JCB CARD W![]() | 無料 | 常時1.0%還元、海外手数料1.6% | JCB | 手数料が安く、コスパ重視の学生におすすめ。 |
この組み合わせなら、学生でも作りやすく、年会費無料で充実した特典を享受できます。
海外旅行でクレジットカードを使う際の注意点とリスク対策
海外でクレジットカードを使用する際には、いくつかのリスクと注意点があります。ここでは、安全にカードを利用するための具体的な対策を解説します。

カードの利用限度額を事前に確認し、無駄な借入を避けましょう。

特典やキャンペーン情報を見逃さないように、定期的にチェックしてね。
スキミング被害への対策
スキミングとは、カードの磁気情報を不正に読み取り、コピーカードを作成する犯罪手法です。特に観光地の小規模店舗やATMでは注意が必要です。
スキミング被害を防ぐための対策は以下のとおりです。
| 対策項目 | 具体的な内容 | 効果・ポイント |
|---|---|---|
| タッチ決済・ICチップ利用 | 磁気ストライプではなくICチップ・タッチ決済を使用 | スキミング防止・店員にカードを渡さず安全 |
| ATM利用の注意 | 銀行内ATMを利用し、暗証番号入力時は手で隠す | 不正覗き見・スキミング防止 |
| 利用明細の確認 | 定期的に明細をチェックし、不審な取引は即連絡 | 不正利用の早期発見 |
| 利用通知サービスの活用 | 三井住友カード・JCBカードなどで利用通知を設定 | 決済ごとの通知でリアルタイム監視可能 |

スキミング防止カードやケースを活用することが効果的です。

ATMの操作中は周囲に注意して、不審者に気をつけるのよ。
不正利用検知システムによるカード停止への対策
海外での高額決済や、普段と異なるパターンの利用があると、カード会社の不正利用検知システムが作動し、カードが一時的に利用停止になることがあります。
三井住友カードの「クレジットカードが海外で使えない10の理由」によれば、不正利用検知システムの誤作動を防ぐためには、事前にカード会社に渡航情報を伝えておくことが有効です。
多くのカード会社では、会員サイトやアプリから渡航先と期間を登録できるサービスを提供しています。これにより、その期間中の海外利用が正常なものとして認識され、不正利用検知システムが誤作動する可能性を減らせます。
また、高額商品を購入する予定がある場合は、事前にカード会社に連絡しておくと安心です。突然数十万円の決済があると、不正利用と判断されてカードが停止される可能性があるためです。
万が一、海外でカードが使えなくなった場合は、すぐにカード会社のサポートデスクに連絡しましょう。多くのカード会社は24時間対応の海外専用デスクを設けており、日本語でサポートを受けられます。

渡航先の登録は、出発前だけでなく、帰国後も確認することが重要です。

不正利用の対策として、常に利用履歴をチェックすることが大切なのよ。
紛失・盗難への対策と対処法
海外旅行中にカードを紛失したり盗難に遭ったりした場合、迅速な対応が重要です。適切な対策と対処法を知っておきましょう。
まず、予防策としては、カードを複数に分けて保管することが基本です。財布に1枚、ホテルのセーフティボックスに1枚、スーツケースに1枚など、分散して保管することで、万が一1枚を紛失しても他のカードで対応できます。
また、カード番号と緊急連絡先を控えておきましょう。カード券面の写真を撮影して、スマホとは別の場所に保管するか、家族にメールで送っておくと安心です。ただし、セキュリティコード(裏面の3桁の番号)は別途メモしておき、カード番号とは別の場所に保管してください。
万が一、カードを紛失または盗難に遭った場合の対処法は以下のとおりです。
| 手順 | 対応内容 | ポイント・注意事項 |
|---|---|---|
| ① カード会社へ連絡 | すぐに利用停止を依頼(24時間対応の緊急連絡先あり) | コレクトコールで日本に連絡可能。被害拡大を防止。 |
| ② 現地警察に届け出 | 被害届を提出し、証明書を取得 | 後日の盗難保険申請に必要。通訳はホテルやサポートデスクに依頼可能。 |
| ③ 緊急対応を利用 | 緊急再発行カードまたはキャッシュサービスを利用 | 一部カード会社で、現地での現金受け取りや仮カード発行が可能。 |
クレジットカードには盗難保険が付帯しているため、適切に手続きをすれば不正利用された金額は補償されます。ただし、暗証番号を推測されやすいもの(誕生日など)にしていた場合や、カードの裏面に署名がない場合は補償が受けられないこともあるため注意が必要です。

カードの利用停止手続きを迅速に行い、再発行を依頼することが肝心です。

紛失時の冷静さが大切なのよ。焦らず、落ち着いて行動してね。
現地通貨決済と日本円決済の選択
海外でクレジットカードを使う際、「現地通貨で支払うか、日本円で支払うか」を選択できる場合があります。これを「DCC(Dynamic Currency Conversion)」と呼びます。
結論から言うと、必ず現地通貨で決済するようにしましょう。日本円決済を選ぶと、店舗側が設定した不利な為替レートが適用され、実質的な手数料が高くなることが多いためです。
例えば、100ドルの商品を購入する場合を考えてみます。
現地通貨決済の場合、カード会社の為替レート(例えば1ドル=150円)に海外利用手数料2.20%が上乗せされます。
- 100ドル × 150円 = 15,000円
- 15,000円 × 2.20% = 330円(手数料)
- 合計:15,330円
日本円決済の場合、店舗が設定した為替レート(例えば1ドル=155円、実質手数料5%)が適用されます。
- 100ドル × 155円 = 15,500円
- 合計:15,500円
この例では、現地通貨決済の方が170円安くなります。金額が大きくなればなるほど、この差は拡大します。
店員から「日本円で支払いますか」と聞かれても、必ず「現地通貨で」と答えましょう。端末の画面に選択肢が表示される場合も、現地通貨を選択してください。

DCC選択時の為替レートは、店舗によって大きく異なることがありますので注意が必要です。

現地通貨決済では、カードの特典を最大限に活用できるのよ。
利用限度額の事前確認と増額申請
海外旅行では、航空券、ホテル、ショッピングなど、短期間に高額な支出が集中します。普段の利用額を大幅に超えることもあるため、出発前に利用限度額を確認し、必要に応じて増額申請をしておきましょう。
特に、高級ホテルではチェックイン時にデポジット(保証金)としてカードから数万円が一時的に引き落とされることがあります。これは利用限度額に含まれるため、限度額ギリギリの状態でチェックインすると、その後の買い物ができなくなる可能性があります。
利用限度額は、カード会社の会員サイトやアプリから確認できます。増額申請も同様にオンラインで手続きでき、最短数分で審査結果が出ることもあります。ただし、発行から日が浅い場合や、過去に支払い遅延がある場合は増額が認められないこともあります。
また、複数枚のカードを持っていくことで、1枚あたりの利用額を抑えられます。例えば、限度額50万円のカードを2枚持っていけば、合計100万円まで利用できる計算になります。
海外旅行におすすめの渡航先別でおすすめのクレジットカード
渡航先によって、使いやすい国際ブランドや必要な特典が異なります。ここでは、人気の渡航先別におすすめのクレジットカードをご紹介します。

利用限度額の増額は早めに行い、旅行直前の申請は避けるべきです。

デポジットの影響を考えて、余裕を持った限度額の確認が大切よ。
アメリカ・カナダ方面に行く方におすすめ
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 年会費 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | 三井住友カード(NL)![]() | Visa | 無料 | 全米で利用可・Visaタッチ決済対応・対象店舗で最大7%還元 |
| サブカード | JCB CARD W JCB CARD W ![]() | JCB | 無料 | 還元率1.0%、海外手数料1.6%でコストを抑えられる、JCB加盟店で活躍 |
アメリカやカナダでは、VisaとMastercardの加盟店が非常に多く、ほとんどの店舗で利用できます。一方、JCBやAmerican Expressは使える店舗が限られることもあります。
おすすめのカード組み合わせは、メインカードに三井住友カード(NL)(Visa)、サブカードにJCB CARD Wです。三井住友カードなら全米で問題なく使え、JCB CARD Wは手数料が安いため、JCBが使える店舗では積極的に利用しましょう。
アメリカは医療費が特に高額な国として知られています。救急車の利用だけで数万円かかることもあるため、海外旅行保険の補償額が高いカードを選ぶか、複数枚のカードで補償を合算することをおすすめします。

国際ブランドの選択は、現地での受け入れ状況を確認することが重要です。

旅行先の特典やサービスもチェックして、賢く活用してね。
ヨーロッパ方面に行く方におすすめ
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 年会費 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | 三井住友カード(NL)![]() | Mastercard | 無料 | ヨーロッパ全域で利用可・タッチ決済対応・対象店舗で最大7%還元 |
| サブカード | エポスカード![]() | Visa | 無料 | 海外旅行保険が自動付帯(最高3,000万円)・優待店舗が豊富 |
ヨーロッパでは、Mastercardの加盟店が特に多く、次いでVisaも広く使えます。JCBやAmerican Expressは、主要観光地以外では使えないことが多いため注意が必要です。
ヨーロッパは治安面で注意が必要な地域も多く、スリや置引の被害が報告されています。タッチ決済対応のカードを使い、カードを店員に渡さないようにすることが重要です。また、携行品損害の補償がある海外旅行保険付きのカードを選ぶと安心です。
参考記事:イギリス(ロンドン)旅行で絶対必要なクレジットカード

利用可能な海外ATM手数料を事前に確認しておくことが大切です。

カードの旅行保険内容も見逃さないで、安心して出かけるのよ。
アジア方面に行く方におすすめ
アジア方面では、JCBの加盟店が比較的多く、特に日本人観光客が多い観光地ではJCBが使いやすいです。ただし、地方や小規模店舗ではVisaやMastercardの方が確実です。
おすすめのカード組み合わせは、メインカードにJCB CARD W、サブカードに楽天カード(Visa)です。JCB CARD Wなら手数料が安く、JCBプラザなどのサポートも充実しています。楽天カードはVisaを選べば、JCBが使えない店舗でも対応できます。
中国に行く場合は、銀聯カードが使えると便利です。ANA一般カードなら、追加で銀聯カードを発行できるため、中国への出張や旅行が多い方におすすめです。

JCBカードを使う際は、事前に利用可能店舗を確認しておくことが重要です。

現地の通貨で支払うと、手数料がかかるから注意してね。
ハワイ・グアム方面に行く方におすすめ
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 年会費 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | JCB CARD W![]() | JCB | 無料 | 常時1.0%還元・海外手数料1.6%で低コスト・JCBプラザで日本語サポートあり |
| サブカード | 三井住友カード(NL)![]() | Visa | 無料 | 世界中で利用可・タッチ決済対応・対象店舗で最大7%還元 |
ハワイやグアムは日本人観光客が多く、JCBの加盟店も充実しています。特に、JCBカードを持っていると、ワイキキ・トロリーのピンクラインが無料で乗れたり、JCB優待が受けられる店舗も多数あります。
おすすめのカード組み合わせは、メインカードにJCB CARD W、サブカードに三井住友カード(NL)(Visa)です。JCBの優待を活用しながら、Visaも持っておけば万全です。
JALやANAの直行便を利用する方は、航空会社系カードもおすすめです。JALカードやANAカードなら、フライトマイルとショッピングマイルの両方が貯まり、次回の旅行費用を節約できます。

利用する国際ブランドによって、現地での受け入れ状況が異なるため、事前に確認が必要です。

特典内容をしっかり比較して、自分に合ったカードを選ぶことが大切よ。
オーストラリア・ニュージーランド方面に行く方におすすめ
| 役割 | カード名 | 国際ブランド | 年会費 | 特徴・メリット |
|---|---|---|---|---|
| メインカード | 楽天カード![]() | Visa | 無料 | 還元率1.0%・楽天ポイントが貯まりやすい・タッチ決済対応 |
| サブカード | 三井住友カード(NL)![]() | Mastercard | 無料 | 対象店舗で最大7%還元・海外でも利用しやすい・タッチ決済対応 |
オーストラリアやニュージーランドでは、VisaとMastercardが主流で、ほとんどの店舗で利用できます。タッチ決済の普及率も高く、少額決済でもカードが使いやすい環境です。
おすすめのカード組み合わせは、メインカードに楽天カード(Visa)、サブカードに三井住友カード(NL)(Mastercard)です。両方ともタッチ決済に対応しており、スムーズに支払いができます。
オーストラリアは物価が高い国として知られているため、ポイント還元率の高いカードを選ぶことで、実質的な旅行コストを抑えられます。楽天カードなら還元率1.0%、三井住友カードは対象店舗で最大7%還元なので、お得に旅行を楽しめます。
海外旅行前にやっておくべきクレジットカード準備チェックリスト
海外旅行に出発する前に、クレジットカードに関する準備をしっかり行うことで、現地でのトラブルを防げます。ここでは、出発前に確認すべき項目をチェックリスト形式でご紹介します。

クレジットカードの為替手数料に注意して、実質的なコストを把握しましょう。

旅行先での利用時、現地の通貨で決済することを忘れないでね。
カードの有効期限を確認する
まず、持っていくカードの有効期限を確認しましょう。有効期限が旅行期間中に切れてしまうと、現地でカードが使えなくなります。
有効期限は、カード券面に「VALID THRU」または「GOOD THRU」として記載されています。例えば「12/25」と記載されている場合、2025年12月までが有効期限です。
有効期限が近い場合は、出発前に新しいカードが届くように手配しましょう。通常、有効期限の1から2ヶ月前に新しいカードが自動的に送られてきますが、届いていない場合はカード会社に連絡してください。

カードの有効期限だけでなく、利用限度額も確認しておくべきです。

海外では他の国の通貨に変換されるから、利用明細も確認しておくと安心なのよ。
暗証番号を確認する
海外では、カード決済時に暗証番号の入力を求められることが多いです。特にヨーロッパでは、暗証番号の入力が必須の店舗も多く、暗証番号が分からないと決済できないこともあります。
出発前に、持っていくすべてのカードの暗証番号を確認し、覚えておきましょう。暗証番号を忘れてしまった場合は、カード会社に照会するか、再設定の手続きを行ってください。ただし、再設定には時間がかかることがあるため、余裕を持って手続きしましょう。
また、暗証番号は推測されにくいものにすることが重要です。誕生日や「1234」などの単純な数字は避けましょう。万が一、カードを紛失して暗証番号を推測された場合、盗難保険が適用されない可能性があります。

暗証番号はメモせず、信頼できるアプリで管理することをお勧めします。

暗証番号は個性的な数字にして、他人に見られないように気をつけるのよ。
緊急連絡先をメモする
カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合、すぐにカード会社に連絡して利用停止する必要があります。そのため、各カード会社の緊急連絡先をメモしておきましょう。
多くのカード会社は、海外専用の緊急連絡先を設けており、コレクトコール(通話料無料)で日本につながります。これらの番号を、スマホとは別の場所(紙のメモやノートなど)に控えておくと安心です。
主要カード会社の海外緊急連絡先の情報は、各社の公式サイトで確認できます。渡航先からの国際電話のかけ方も併せて確認しておきましょう。

緊急時のために、カード情報と連絡先をデジタルでバックアップしておくと便利です。

緊急連絡先は、家族や友人にも共有しておくと安心ね。
利用通知サービスを設定する
カード利用時にメールやアプリで通知が届く「利用通知サービス」を設定しておくことをおすすめします。これにより、不正利用があった場合にすぐに気づくことができます。
三井住友カードの「Vpass」アプリ、JCBカードの「MyJCB」アプリ、楽天カードの「楽天カード」アプリなど、ほとんどのカード会社が利用通知サービスを提供しています。
設定方法は、各カード会社の会員サイトやアプリから簡単に行えます。リアルタイム通知を選択すれば、カードを使うたびに即座に通知が届きます。

利用通知サービスは、不正利用の早期発見だけでなく、支出管理にも役立ちます。

通知の設定を忘れずに、使いすぎ防止にも役立つのよ。
渡航先情報をカード会社に登録する
前述のとおり、カード会社に渡航先と期間を事前に登録しておくことで、不正利用検知システムの誤作動を防げます。
多くのカード会社では、会員サイトやアプリから簡単に渡航先情報を登録できます。渡航先の国名と出発日・帰国日を入力するだけで完了します。
この手続きをしておくことで、海外での利用が正常なものとして認識され、突然カードが使えなくなるリスクを減らせます。

海外渡航時は、現地の通貨での支払いを優先することが重要です。

カードの利用明細をこまめにチェックすることが大切なのよ。
海外旅行保険の補償内容を確認する
カードに付帯している海外旅行保険の補償内容と適用条件を確認しましょう。利用付帯の場合は、旅行代金の一部をそのカードで支払う必要があります。
補償内容で特に重要なのは、傷害治療費用と疾病治療費用の金額です。渡航先の医療費水準を考慮して、十分な補償額があるか確認してください。
また、保険を申請する際の連絡先も確認しておきましょう。カード会社によっては、専用の保険デスクを設けていることもあります。

保険適用の条件を見落とさないよう、旅行前にしっかり確認しましょう。

自己負担額があるかもチェックしておくと安心ですわね。
タッチ決済の設定を確認する
タッチ決済が利用できる状態になっているか確認しましょう。タッチ決済なら、暗証番号の入力やサインが不要で、スムーズに支払いができます。
VisaやMastercardのカードは、ほとんどがタッチ決済に対応しています。カード券面に電波マークが印字されていれば、タッチ決済が使えます。
スマホ決済(Apple PayやGoogle Pay)に登録しておけば、カードを持ち歩かなくてもスマホだけで支払いができます。ただし、海外では店舗によってスマホ決済に対応していないこともあるため、カード本体も必ず持っていきましょう。

タッチ決済は便利ですが、限度額や使用制限を確認しておくことが重要です。

スマホ決済の設定も見直して、万が一に備えてカードを持っておくのが安心ね。
カードの裏面に署名をする
意外と忘れがちですが、カードの裏面の署名欄に必ず署名しておきましょう。署名がないカードは、盗難保険が適用されない場合があります。
署名は、漢字でもローマ字でも構いませんが、決済時のサインと同じものにする必要があります。ボールペンで丁寧に署名し、消えないようにしましょう。
複数枚のカードを持っていく場合は、すべてのカードに署名があるか確認してください。
海外旅行でのクレジットカード活用術とお得な使い方
クレジットカードを海外旅行で上手に活用することで、旅行をさらにお得に、快適にすることができます。ここでは、知っておくと役立つ活用術をご紹介します。

署名が一致しないと、トラブル時に保険が無効になる可能性があります。

署名のインクが消えないよう、しっかりしたペンを選ぶことが大切よ。
海外キャッシングを活用して現地通貨を入手
海外で現金が必要になった場合、両替所を利用するよりも、海外キャッシング機能を使って現地のATMから直接現地通貨を引き出す方がお得な場合が多いです。
両替所では、為替レートに大きな手数料が上乗せされます。空港の両替所では10%以上の手数料がかかることもあります。一方、海外キャッシングの場合、利息と海外利用手数料を合わせても、両替所より安くなることが多いのです。
海外キャッシングを利用する際の流れは以下のとおりです。
まず、出発前にカード会社の会員サイトやアプリから海外キャッシング機能が有効になっているか確認し、必要に応じて設定を変更しましょう。デフォルトでは無効になっていることもあります。
次に、現地のATMを探します。Visa、Mastercard、JCBなどのロゴが表示されているATMなら利用できます。銀行内に設置されたATMを利用すると安全です。
ATMに自分のカードを挿入し、画面の指示に従って操作します。通常は言語選択で英語または日本語を選び、「Withdrawal(引き出し)」を選択し、金額を入力します。暗証番号を入力すれば、現地通貨が出てきます。
キャッシングで引き出した金額には、利息(年利15から18%程度)が発生しますが、繰り上げ返済を利用すれば利息を最小限に抑えられます。帰国後すぐに繰り上げ返済すれば、数日分の利息だけで済みます。
例えば、10万円をキャッシングして7日後に繰り上げ返済した場合、利息は約300円程度です。これに海外利用手数料を加えても、両替所より安くなることが多いのです。

ATM利用時の手数料を事前に確認することが重要です。

海外キャッシングの限度額も忘れずに確認しておくと安心ね。
空港ラウンジを活用して快適な旅を
ゴールドカード以上を持っている場合、空港ラウンジが無料で利用できることが多いです。出発前の待ち時間や、乗り継ぎの際に、無料のドリンクや軽食を楽しみながらゆったり過ごせます。
国内主要空港のラウンジは、ほとんどのゴールドカードで利用できます。カードと当日の搭乗券を提示するだけで入室でき、同伴者も一部のカードでは無料、または1,000円程度の料金で利用できます。
さらに上位のプラチナカードやブラックカードを持っている場合は、「プライオリティパス」が付帯していることがあります。プライオリティパスは、世界1,300以上の空港ラウンジが利用できる会員制サービスで、通常は年会費約5万円かかりますが、カードに付帯していれば無料で利用できます。
空港ラウンジでは、無料Wi-Fi、充電設備、新聞・雑誌、シャワー室(一部ラウンジ)なども利用でき、長時間の待ち時間も快適に過ごせます。

ラウンジ利用時は、混雑状況を考慮し、時間帯を選びましょう。

ラウンジのメニューやサービスは、カードによって異なるのよ。事前にチェックしてね。
海外アシスタンスサービスを活用する
多くのクレジットカードには、海外アシスタンスサービスが付帯しています。これは、現地での観光情報の案内、レストランやツアーの予約、緊急時のサポートなどを日本語で受けられるサービスです。
JCBカードの「JCBプラザ」、三井住友カードの「VJデスク」、イオンカードの「イオンワールドデスク」など、各カード会社が世界各地にサポートデスクを設けています。
これらのサービスは、通常無料で利用でき、電話やメールで問い合わせできます。観光地の情報を教えてもらったり、おすすめのレストランを予約してもらったり、病院を紹介してもらったりと、様々なサポートを受けられます。
言葉が通じない国でも、日本語で相談できるため非常に心強いサービスです。出発前に連絡先を控えておき、困ったときには積極的に活用しましょう。

現地のサポートデスクは営業時間が限られるため、事前に利用時間を確認しましょう。

海外アシスタンスサービスの詳細を事前に把握しておくと安心感が増すわね。
ホテルやレンタカーの予約は出発前にカードで支払う
海外旅行保険が利用付帯のカードの場合、旅行代金の一部をそのカードで支払うことで保険が適用されます。航空券だけでなく、ホテルやレンタカーの予約もカードで支払うことで、利用付帯の条件を満たせます。
また、ホテルやレンタカーを予約サイト経由で予約すると、ポイント還元率がアップすることもあります。楽天トラベルなら楽天カード、じゃらんならリクルートカードで支払うと、通常よりも多くのポイントが貯まります。
さらに、一部のカード会社では、提携ホテルでの優待やアップグレード特典を提供していることもあります。American ExpressやDiners Clubなどは、高級ホテルとの提携が充実しており、カード会員限定の特典を受けられることがあります。

利用付帯の条件を満たすため、旅行代金の支払い方法を見直しましょう。

提携ホテルの特典を利用することで、よりお得に泊まれるのよ。
ポイントサイトを経由してさらにお得に
旅行関連のサービスを予約する際、ポイントサイトを経由することで、カードのポイントに加えてポイントサイトのポイントも獲得できます。これを「ポイント二重取り」と呼びます。
例えば、楽天トラベルで予約する際、ポイントサイト経由で予約サイトにアクセスし、楽天カードで支払えば、ポイントサイトのポイント、楽天ポイント、クレジットカードのポイントの三重取りも可能です。
主要なポイントサイトには、「ハピタス」「モッピー」「ポイントタウン」などがあり、これらのサイトを経由して予約するだけで、追加でポイントが獲得できます。
海外旅行のクレジットカードに関するよくある質問
海外旅行でクレジットカードを使う際の疑問や不安について、よくある質問とその回答をまとめました。

ポイントサイトの利用規約をよく確認して、失効条件を把握しておくことが大切です。

ポイントの有効期限もチェックして、無駄にしないように気をつけるといいわよ。
海外旅行には何枚のクレジットカードを持っていくべきですか
最低でも2枚、できれば3枚のクレジットカードを持っていくことをおすすめします。その理由は以下のとおりです。
まず、異なる国際ブランドのカードを持つことで、どの店舗でも決済できる可能性が高まります。例えば、VisaとJCBの2枚を持っていれば、Visaが使えない店舗でもJCBが使える場合があります。
次に、1枚が紛失や盗難に遭ったり、磁気不良で使えなくなったりしても、予備のカードがあれば安心です。海外で急にカードが使えなくなると非常に困りますが、予備カードがあれば問題なく旅行を続けられます。
また、複数のカードを持つことで、海外旅行保険の補償額を合算できます。傷害死亡・後遺障害以外の補償は、複数カードの補償額を合計できるため、より高額な補償を受けられます。
ただし、すべてのカードを同じ場所に保管するのは避けましょう。財布に1から2枚、ホテルのセーフティボックスに1枚など、分散して保管することでリスクを軽減できます。

利用可能なATMの手数料も確認し、現地通貨の引き出しに注意を払いましょう。

カードの海外利用時の手数料を事前に調べておくと安心ね。
クレジットカードの海外旅行保険だけで十分ですか
渡航先、旅行期間、旅行内容によって異なりますが、多くの場合、クレジットカードの海外旅行保険だけでも基本的な補償は十分にカバーできます。
特に、エポスカードのように傷害治療費用300万円、疾病治療費用300万円の補償があるカードを持っている場合、一般的な怪我や病気には十分対応できます。
ただし、以下のような場合は、別途旅行保険への加入を検討すべきです。
| ケース | 理由・補足 |
|---|---|
| ① 医療費が高い国に長期滞在 | アメリカなどでは治療費が非常に高額。カード付帯保険の上限(200〜300万円)では不足の可能性あり。 |
| ② 危険なアクティビティに参加 | スカイダイビング・スキューバなどは多くのカード保険で補償対象外。専用保険への加入が必要。 |
| ③ 高価な携行品を持参 | カード保険の携行品補償には上限(10〜20万円)があり、高額機材は全額カバーされない。 |
複数のカードの保険を合算することで補償額を増やせるため、カードを複数枚持っていくことも有効です。また、カード付帯保険で不足する部分だけを、別途旅行保険でカバーすることも可能です。

旅行先の医療事情を事前に調査しておくことが重要です。

補償内容だけでなく、適用条件も確認しておくのが大切ですわね。
学生でも海外旅行用のクレジットカードは作れますか
はい、学生でも18歳以上(高校生を除く)であれば、クレジットカードを申し込むことができます。学生専用のクレジットカードもあり、学生ならではの特典が付帯していることも多いです。
学生におすすめのカードは、学生専用ライフカード、三井住友カード(NL)、エポスカードなどです。これらはすべて年会費無料で、学生でも審査に通りやすいカードです。
特に学生専用ライフカードは、海外での利用総額の4%がキャッシュバックされる破格の特典があり、学生の海外旅行に最適です。海外旅行保険も自動付帯で充実しているため、別途保険に加入する必要がありません。
学生がカードを申し込む際は、アルバイト収入がなくても申し込めることが多いです。親の承諾が必要な場合もありますが、多くのカード会社は学生の申し込みを歓迎しています。
カードの国際ブランドはどれを選べばよいですか
渡航先によって最適な国際ブランドは異なりますが、基本的にはVisaまたはMastercardを選ぶことをおすすめします。この2つは世界中で最も加盟店数が多く、ほとんどの国で問題なく使えます。
Visaは特にアメリカ、カナダ、オーストラリアなどで強く、Mastercardはヨーロッパで特に強いです。ただし、実際にはどちらもほとんどの地域で使えるため、大きな差はありません。
複数枚カードを持つ場合は、VisaとMastercardを1枚ずつ持つか、VisaまたはMastercardとJCBを組み合わせるとよいでしょう。JCBは日本人観光客が多い地域では使いやすく、JCBプラザなどの日本語サポートも充実しています。
American ExpressやDiners Clubは、ホテルやレストランでの優待が充実していますが、加盟店数はVisaやMastercardに劣ります。メインカードとしてはVisaまたはMastercard、サブカードとしてAmerican Expressという組み合わせもおすすめです。
海外でカードが使えなくなったらどうすればよいですか
海外でクレジットカードが急に使えなくなった場合、まず落ち着いて以下の対応を取りましょう。
| 対処法 | 内容・ポイント |
|---|---|
| ① 別のカードを試す | 国際ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)や端末の相性による場合がある。別ブランドのカードを使ってみる。 |
| ② 別の支払い方法を試す | ICチップ決済・タッチ決済・磁気ストライプなど、異なる決済方式を試す。店員に相談するのも有効。 |
| ③ カード会社に連絡 | 不正利用検知による一時停止の可能性あり。サポートデスクに連絡して解除を依頼。 |
| ④ ATMで現金を引き出す | 海外キャッシングで現金を確保し、現金払いに切り替える。 |
どうしてもカードが使えない場合は、カード会社に緊急カードの発行や緊急キャッシュサービスを依頼しましょう。一部のカード会社では、海外で緊急カードを発行してくれたり、カードなしで現金を受け取れるサービスを提供しています。
海外キャッシングの利息を安くする方法はありますか
海外キャッシングで引き出した金額には利息が発生しますが、繰り上げ返済を利用することで利息を最小限に抑えられます。
繰り上げ返済とは、通常の引き落とし日を待たずに、早めに返済する方法です。キャッシングの利息は日割り計算されるため、早く返済すればするほど利息が少なくなります。
繰り上げ返済の方法は、カード会社によって異なりますが、多くの場合、ATM振込、銀行振込、またはペイジーを利用して返済できます。帰国後すぐに繰り上げ返済すれば、数日分の利息だけで済みます。
例えば、10万円をキャッシングした場合を考えてみましょう。年利18%の場合、1日あたりの利息は約50円です。
- 7日後に返済:利息約350円
- 14日後に返済:利息約700円
- 30日後に返済:利息約1,500円
このように、早く返済すればするほど利息を抑えられます。繰り上げ返済の手続きは、カード会社の会員サイトやアプリから簡単に行えることが多いので、帰国後すぐに手続きしましょう。
まとめ:海外旅行を快適にする最強のクレジットカード活用法
海外旅行において、クレジットカードは必需品です。現金よりも安全で便利な決済手段であり、海外旅行保険やマイル獲得、様々な特典を享受できます。
本記事では、海外旅行に最適なクレジットカードの選び方と活用法を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。
カード選びでは、渡航先で使える国際ブランド、海外利用手数料の安さ、海外旅行保険の補償内容、マイルやポイントの貯まりやすさ、年会費と特典のバランスを総合的に判断することが重要です。
おすすめのカードとしては、手数料の安さならJCB CARD Wやイオンカードセレクト、保険の充実度ならエポスカード、学生なら学生専用ライフカード、マイルを貯めるならJALカードやANAカードを選ぶとよいでしょう。
複数枚のカードを組み合わせることで、それぞれのメリットを活かしながら、デメリットを補完できます。VisaまたはMastercardのカードを1枚、JCBのカードを1枚持つという組み合わせが、多くの旅行者にとって最適です。
海外でカードを安全に使うためには、スキミング対策、不正利用検知システムへの対応、紛失・盗難への備えが欠かせません。出発前に緊急連絡先をメモし、利用通知サービスを設定し、渡航先情報をカード会社に登録しておきましょう。
クレジットカードを上手に活用することで、海外旅行をより快適に、お得に楽しむことができます。本記事の情報を参考に、あなたに最適なクレジットカードを見つけて、素晴らしい海外旅行をお楽しみください。
参考記事:ワーホリにおすすめのクレジットカードの選び方・作り方・現地活用術
・本記事の情報は一般的な情報提供を目的としており、個別の投資や金融商品の推奨を行うものではありません
・カードの審査結果、ポイント還元率、年会費等は各カード会社の判断により決定されます
・最新の情報については、必ず各カード会社の公式サイトでご確認ください
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