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※ポイント還元率は利用条件により異なります。詳細は各カード会社の公式サイトでご確認ください。
イオンカードを作ろうか検討しているあなたは、「本当にデメリットはないのか」「評判が悪いと聞いたけど大丈夫か」と不安を感じているかもしれません。年会費無料でお得な特典が多いイオンカードですが、実際には知っておくべきデメリットや注意点が存在します。
この記事では、イオンカードのデメリットを包み隠さず徹底解説し、あなたが後悔しないための判断材料を提供します。実際の利用者の声や、2024年に問題となった不正利用問題、さらにイオンカードとイオンカードセレクトの違いまで、あらゆる角度から分析しました。
イオングループを頻繁に利用する方にとっては非常にメリットの大きいカードですが、そうでない方には向かない可能性もあります。この記事を読めば、あなたにとってイオンカードが本当に必要なのか、明確に判断できるようになるでしょう。

まずイオンカードが向いているクレジットカードかを以下の診断機能で確認してみましょう!
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岩田昭男(上級カード道場 編集長)
同大学院修士課程修了後、月刊誌記者などを経て独立。流通、情報通信、金融分野を中心に活動する。主力はクレジットカード&電子マネーの研究で、すでに30年間に渡って業界の定点観測をしている。
主な著書としては、「Suica一人勝ちの秘密」(中経出版・現カドカワ)「信用格差社会」(東洋経済新報社)「信用偏差値」(文春新書)「クレジットカード・サバイバル戦争」(ダイヤモンド社)「ドコモが銀行になる日」(PHP)「キャッシュレス覇権戦争」(NHK出版)、また、クレジットカードのムックも50冊以上監修しキャッシュレスの生き字引として情報発信を続けている。
ウエブは、「岩田昭男の上級カード道場」、まぐまぐでメルマガを毎月二回発行。
記事の信頼性
・クレジットカード研究歴30年以上の専門家が監修
・累計50冊以上のクレジットカードムックを監修
・各カード会社の公式情報を2025年10月時点で確認
・定期的に情報を更新(最終更新:2025年11月17日)
イオンカードの基本情報と主な種類
デメリットを理解する前に、まずイオンカードの基本的な仕組みと種類について把握しておきましょう。イオンカードは株式会社イオン銀行が発行するクレジットカードで、約50種類以上のバリエーションが存在します。
イオンカードの中でも特に人気が高く、多くの方が検討するのが以下の2種類です。
イオンカード WAON一体型
イオンカード(WAON一体型)!
イオン系列でいつでもポイント2倍、毎月20・30日は5%オフ。
毎月20・30日なら700円オフでさらにお得に映画鑑賞できます。
家族カード:無料
ETCカード:無料
海外旅行保険:なし
ショッピング保険:最大50万円まで
※カードは後日、自宅に届く
- イオン系列でいつでもポイント2倍
- 毎月20・30日はイオン系列で5%オフ
- イオンシネマの料金はいつでも300円オフ(毎月20・30日は700円オフ)
- イオンカードポイントモールの経由でネット通販がお得になる
参考記事:イオンカードの口コミ・評判
クレジットカード機能と電子マネーWAON機能が一体化したカードで、最短5分でカード番号が発行される即時発行サービスに対応しています。引き落とし口座は自由に選択でき、イオン銀行以外の金融機関でも問題ありません。
イオンカードセレクト
イオンカードセレクト!
毎月20・30日はイオン系列で5%オフの特典も。
イオンカードポイントモールの経由でネット通販もお得に。
家族カード:無料
ETCカード:無料
海外旅行保険:なし
ショッピング保険:年間50万円まで
スマホ決済:Apple Pay、イオンiD
※カードは審査後1~2週間程度で届く
- イオン系列でいつでもポイント2倍
- 毎月20・30日はイオン系列で5%オフ
- イオンシネマの料金はいつでも300円オフ(毎月20・30日は700円オフ)
- 電子マネーWAONへのオートチャージでポイントが付与される
- イオンカードポイントモールの経由でネット通販がお得になる
クレジットカード、電子マネーWAON、イオン銀行キャッシュカードの3つの機能が1枚に集約されたカードです。最大の特徴は、WAONへのオートチャージでポイントが貯まる点ですが、引き落とし口座はイオン銀行に限定されます。
この2種類の違いについては後ほど詳しく解説しますが、デメリットを理解する上で重要なポイントとなります。
イオンカードの7つの致命的なデメリット
ここからは、イオンカードを作る前に必ず知っておくべきデメリットを詳しく解説していきます。これらのデメリットを理解せずに申し込むと、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性があります。

イオンカードの特典は魅力ですが、利用限度額や審査基準も確認しておくべきです。

年会費無料でも、特典の利用条件をしっかり確認しておくのが大切よ。
デメリット1. イオングループ以外では還元率0.5%と低水準
イオンカードの最大のデメリットは、イオングループ以外の店舗でのポイント還元率が0.5%と非常に低い点です。
イオングループの対象店舗では200円ごとに2ポイント、つまり1.0%の還元率でポイントが貯まりますが、それ以外の店舗では200円ごとに1ポイント、0.5%の還元率に下がります。
現在主流の高還元率クレジットカードは1.0%以上の還元率が標準となっており、例えば楽天カードやPayPayカードは常時1.0%以上のポイント還元を受けられます。イオンカードの0.5%という還元率は、競合カードと比較すると明らかに見劣りします。
具体的な損失額を計算してみましょう。
月に10万円をイオン以外の店舗で利用した場合、以下のような差が生まれます。
| カード種類 | 還元率 | 月間ポイント | 年間ポイント |
|---|---|---|---|
イオンカード![]() | 0.5% | 500ポイント | 6,000ポイント |
| 高還元率カード(1.0%) | 1.0% | 1,000ポイント | 12,000ポイント |
| 差額 | − | 500ポイント | 6,000ポイント |
年間で6,000円分ものポイントを逃していることになります。
利用者の実際の声
30代女性・会社員 「イオンで使い倒さないと貯まらないことを後から知りました。コンビニやネットショッピングでも使っていましたが、還元率が低すぎて他のカードに切り替えました。イオン専用カードとして割り切れる人以外にはおすすめしません」
40代男性・自営業 「普段の買い物はイオン以外が多いので、正直ポイントが全然貯まりません。サブカードとしてなら良いですが、メインカードには向かないと感じています」

イオングループ以外での利用が多いなら、他の高還元率カードを検討すべきです。

還元率だけでなく、特典やキャンペーンもチェックしておくといいわよ。
デメリット2. 旅行保険が一切付帯していない
イオンカードには国内旅行保険も海外旅行保険も一切付帯していません。これは旅行好きの方にとって大きなデメリットです。
一般的なクレジットカードの多くは、年会費無料のカードでも海外旅行保険が付帯しているケースが少なくありません。例えば、エポスカードは年会費無料でありながら最高3,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯します。
旅行中の病気や怪我、携行品の盗難・破損などのリスクに備えるためには、別途旅行保険に加入する必要があり、その分のコストが発生します。
ただし例外があります
イオンゴールドカードにアップグレードすれば、以下の旅行保険が付帯します。
イオンゴールドカードは年間利用額50万円以上などの条件を満たすと無料で発行されますが、一般のイオンカードには旅行保険がないことを覚えておきましょう。

旅行保険がないなら、別途保険の費用をしっかり計算してください。

旅行の際は保険の選び方が大切よ。自分に合った保障内容を考えてね。
デメリット3. 2024年に発生した大規模不正利用問題
イオンカードが「やばい」と言われる最大の理由が、2024年春以降に急増した不正利用問題です。
2024年3月以降、イオンカードの決済サービスで不正利用が相次ぎ、被害額は計99億円に上るとイオンフィナンシャルサービスが発表しました。被害者は数万人に及んでいます。
不正利用の手口
この不正利用問題の主な手口は以下の通りです。
- フィッシングメールやSMSでカード番号やログイン情報を詐取
- 電子マネー「iD」のオフライン決済機能を悪用
- 機内モードなどで通信を遮断して少額決済を繰り返し
- カードを停止しても決済が続くという事態が発生
ITmedia NEWSの報道によると、決済額が一定以下であればオフラインで取引できる機能が悪用され、発覚が遅れたとされています。
被害者の声
50代女性・主婦 「カードを停止したのに、その後も不正決済が続きました。イオンの対応も遅く、返金まで3ヶ月以上かかりました。もうイオンカードは使いたくありません」
60代男性・会社員 「5年間使っていなかったイオンカードから突然身に覚えのない請求が。不正利用されていましたが、気づくまで時間がかかり精神的に疲れました」
イオン側の対応
イオンフィナンシャルサービスは被害者への補償を進めており、正当な不正利用であれば返金されますが、対応の遅さや情報の透明性不足が多くの利用者から批判されています。
この問題はイオンカード特有の脆弱性というよりも、クレジットカード全般のセキュリティリスクではありますが、被害の規模と対応の問題から「イオンカードはやばい」という評判が広まる原因となりました。

不正利用のリスクを抑えるため、定期的な利用明細の確認が重要です。

セキュリティ対策も大切だけれど、心配なときは早めに相談するのが一番よ。
デメリット4. イオンカードセレクトは引き落とし口座がイオン銀行限定
イオンカードセレクトを選ぶ場合、引き落とし口座はイオン銀行にしか設定できません。これは大きな制約となります。
普段使っている銀行口座がある方にとって、イオンカードのためだけに新たにイオン銀行口座を開設し、そこに入金する手間が発生します。給与振込口座などメインバンクを変更したくない方には不便です。
一方、通常のイオンカード WAON一体型であれば、引き落とし口座は自由に選択できます。
どちらを選ぶべきか
以下の表で判断してください。
| 状況 | おすすめカード | 理由 |
|---|---|---|
| イオン銀行をメインバンクにできる | イオンカードセレクト![]() | WAONオートチャージでポイント2重取りが可能 |
| 他行をメインバンクにしたい | イオンカード WAON一体型![]() | 口座制約がない |
| WAONをほとんど使わない | イオンカード WAON一体型![]() | セレクトのメリットが活かせない |

引き落とし口座の制約を理解した上で選択しましょう。

自分のライフスタイルに合った口座選びが大切よね。
デメリット5. ECサイトや公共料金の支払いでポイントが貯まりにくい
イオンカードはオンラインショッピングや公共料金の支払いでもポイント還元率が0.5%のままです。
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの主要ECサイトでも、基本還元率は0.5%にとどまります。楽天カードなら楽天市場で3.0%以上、PayPayカードならYahoo!ショッピングで5.0%の還元を受けられることを考えると、大きな差があります。
ポイントモール経由でも還元率は控えめ
イオンカードポイントモールを経由すれば追加ポイントが貯まりますが、それでも他社カードのポイントモールと比較すると還元率は控えめです。
交通費や公共料金も0.5%
以下の支払いでも還元率は0.5%のままです。
- 電車・バスなどの交通費
- 電気・ガス・水道などの公共料金
- 携帯電話料金
- ガソリンスタンド
日常生活で頻繁に発生するこれらの支出でポイントが貯まりにくいのは、大きなデメリットと言えるでしょう。

ECサイトでの還元率は他社と比較して低いため、カード選びは慎重に行いましょう。

還元率だけでなく、ポイントの使い道も考えるといいわね。
デメリット6. イオンゴールドカードへの招待条件が厳しくなった
以前は年間利用額50万円以上でイオンゴールドカードへの招待が受けられましたが、条件を達成してもゴールドカードが発行されないケースが増えているとの報告があります。
イオンゴールドカードは年会費無料でラウンジサービスや旅行保険が付帯する魅力的なカードですが、招待基準が不透明になっており、確実に発行できる保証がありません。
また、以下のイオンカードはゴールドカードへの切り替え対象外です。
- イオンカード ミニオンズ
- イオンJMBカード
- イオンSuicaカード
- その他、一部の提携カード
ゴールドカードを目指してイオンカードを作る場合は、必ずゴールド切替対象のカードを選びましょう。

招待条件の不透明さを考慮し、他のカードも検討することが重要です。

ゴールドカードの特典だけでなく、利用限度額も考えて選ぶのが大事よ。
デメリット7. カード種類が多すぎて選びにくい
イオンカードは約50種類以上のバリエーションがあり、初心者には選択が非常に難しいという問題があります。
各カードで以下の点が異なります。
- 即時発行対応の有無
- ゴールドカード切替対象の有無
- 選択可能な国際ブランド
- 付帯機能(交通系ICカード、WAON、キャッシュカードなど)
- デザイン(ミッキーマウス、トイ・ストーリー、ミニオンズなど)
特に、カード名称が似ているため、誤って自分に合わないカードを申し込んでしまうリスクがあります。
選択ミスの典型例
25代女性・OL 「イオンカードセレクトを申し込んだつもりが、通常のイオンカードを選んでしまい、WAONオートチャージでポイントが貯まらないことに後から気づきました。作り直すのも面倒で、そのまま使っています」
イオンカードのメリットと向いている人
ここまでデメリットを強調してきましたが、イオンカードにもメリットは確実に存在します。デメリットとメリットを天秤にかけて、自分に合っているか判断することが重要です。

カード選びでは、自分の利用目的を明確にすることが重要です。

どの機能が自分に必要か、じっくり考えてみるといいわよ。
イオンカードの主なメリット
年会費永年無料
イオンカードは本会員だけでなく、家族カードやETCカード、さらにイオンゴールドカードまで年会費が永年無料です。維持コストがゼロなので、使わなくても損をすることはありません。
イオングループで最大1.5%還元
イオン、マックスバリュ、ダイエーなどのイオングループ対象店舗では、いつでもポイントが2倍の1.0%還元になります。さらにイオンカードセレクトでWAONオートチャージを活用すれば、実質1.5%の還元率を実現できます。
お客さま感謝デーで5%OFF
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、イオングループの対象店舗での買い物が5%OFFになります。1万円の買い物で500円の割引となるため、この日を狙って買い物すれば大きな節約になります。
55歳以上はG.G感謝デーでさらにお得
55歳以上の方は、毎月15日の「G.G感謝デー」でもイオングループの買い物が5%OFFになり、さらにお得度が増します。
ショッピングセーフティ保険が自動付帯
イオンカードで購入した商品が偶然の事故で破損・盗難にあった場合、購入日から180日間、年間50万円まで補償されます。高額商品を購入する際の安心材料になります。
イオンシネマが割引価格で楽しめる
イオンシネマの映画料金がいつでも300円割引になり、一般料金1,800円が1,500円に。さらにミニオンズデザインのカードなら、特別鑑賞シネマチケットが1,100円で購入できます。

イオンカードの還元率は店舗限定なので、利用先を考慮することが大切です。

年会費が無料でも、クレジット利用の影響を考えることが必要よね。
イオンカードが向いている人の特徴
以下の条件に当てはまる方には、デメリットを上回るメリットがあります。
イオングループを週1回以上利用する方
近所にイオン、マックスバリュ、まいばすけっとなどがあり、週1回以上買い物をする方にとっては、還元率1.0%と感謝デーの5%OFFで大きな節約効果があります。
月に5万円イオンで買い物をする場合、年間で以下のメリットがあります。
- ポイント還元1.0%で年間6,000ポイント
- 感謝デー(月2回)利用で約6,000円割引
- 合計約12,000円相当のメリット
イオン銀行をメインバンクにできる方
イオン銀行を給与振込口座や公共料金引き落とし口座に設定できる方は、イオンカードセレクトでWAONオートチャージのポイント2重取りを活用でき、効率的にポイントを貯められます。
映画をよく観る方
イオンシネマで月に1〜2回映画を観る方なら、割引特典だけで年間数千円の節約になります。特にミニオンズデザインのカードを持てば、1回700円の割引となり、年間12回観れば8,400円もお得です。
年会費無料のサブカードが欲しい方
メインカードは別にあるものの、イオン専用のサブカードとして年会費無料で持っておきたい方にも向いています。使わなくてもコストがかからないため、イオンで買い物をする際だけ使うという使い方が賢明です。
イオンカードが向いていない人の特徴
逆に、以下の条件に当てはまる方は、イオンカードを作っても満足できない可能性が高いです。
イオングループをほとんど利用しない方
自宅や職場の近くにイオングループの店舗がなく、月に1回も利用しない方は、還元率0.5%のデメリットしか享受できません。楽天カードやPayPayカードなど、常時1.0%以上の還元率を誇るカードを選んだ方が確実にお得です。
ネットショッピングがメインの方
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトをメインに利用する方は、イオンカードでは還元率が低すぎます。楽天カードやPayPayカードなど、特定のECサイトで高還元率を実現できるカードを選びましょう。
旅行保険を重視する方
海外旅行や国内旅行に頻繁に行く方で、クレジットカードの旅行保険を重視する方は、イオンカードは不向きです。エポスカードや楽天プレミアムカードなど、旅行保険が充実したカードを検討してください。
イオン銀行口座を作りたくない方
メインバンクを変更したくない方で、イオンカードセレクトの口座制約を受け入れられない方は、通常のイオンカードを選ぶか、他社のクレジットカードを検討した方が良いでしょう。

イオンカードが向いてないとわかった際は、以下の診断機能でどのクレジットカードが自分に適しているのかを確認してみてください。
イオンカードとイオンカードセレクトの違いと選び方
多くの方が迷うのが、イオンカード WAON一体型とイオンカードセレクトのどちらを選ぶべきかという点です。ここでは両者の違いを明確に解説します。

イオンカードの特典は地域限定のため、利用店舗を事前に確認することが大切です。

還元率だけでなく、キャンペーンの内容もチェックしておくといいわよ。
機能面の違い
| 項目 | イオンカード WAON一体型![]() | イオンカードセレクト![]() |
|---|---|---|
| クレジット機能 | ○ | ○ |
| 電子マネーWAON | ○ | ○ |
| キャッシュカード | × | ○(イオン銀行のみ) |
| 引き落とし口座 | 自由に選択可能 | イオン銀行のみ |
| WAONオートチャージポイント | 付かない | 200円で1ポイント |
| 即時発行 | ○(最短5分) | △(店頭受取のみ即日) |
| ゴールドカード切替 | ○ | ○ |

機能面の違いを理解し、自分の利用スタイルに合ったカードを選ぶことが重要です。

特典だけでなく、利用時の手数料にも気を付けて選びたいですわね。
ポイント還元率の違い
最大の違いは、WAONオートチャージ時のポイント付与です。
- WAONオートチャージで200円につき1ポイント(0.5%)
- WAON支払いで200円につき1ポイント(0.5%)
- 合計1.0%の還元率(イオングループでは1.5%)
- WAONチャージではポイント付かず
- WAON支払いで200円につき1ポイント(0.5%)
- 合計0.5%の還元率(イオングループでは1.0%)
年間100万円イオンで買い物をした場合、この差は5,000ポイント、つまり5,000円分にもなります。

WAONオートチャージのポイント付与条件をしっかり確認しましょう。

還元率の違いだけでなく、ポイントの失効期限にも気を付けてね。
どちらを選ぶべきか判断基準
以下のフローチャートで判断してください。
(メインバンクとして利用することも検討できる)

イオン銀行口座を作ることで、特典やポイントが増える可能性があります。

自分の利用スタイルに合ったカードを選ぶことが大切よ、無駄がなくなるわ。
2枚持ちという選択肢
実は、イオンカードは異なる種類であれば複数枚保有できます。ただし、イオンカードセレクトは1人1枚までの制限があります。
- 用途に応じて使い分けができる
- ポイントは合算できる
- 年会費無料なので維持コストゼロ
- 管理が煩雑になる
- 不正利用リスクが増える
- 利用額が分散してゴールドカード招待が遠のく
基本的には1枚に絞って利用額を集中させる方が、ゴールドカード招待を受けやすくなるためおすすめです。
イオンカードの不正利用を防ぐ対策方法
2024年の大規模不正利用問題を受けて、イオンカード利用者が今すぐ実践すべきセキュリティ対策を解説します。

複数枚持つことで利用限度額を分散できるため、計画的な利用が重要です。

カードの特典が異なるから、目的に合わせた使い分けが大切なのよ。
基本的な対策
本人認証サービス3Dセキュアを必ず設定
インターネットショッピングで不正利用を防ぐため、本人認証サービスの登録は必須です。イオンカード公式サイトから設定できます。
カード利用通知サービスをオンに
イオンウォレットアプリで、カード利用のたびにプッシュ通知が届く設定をオンにしましょう。不正利用があればすぐに気づけます。
定期的に利用明細をチェック
月に1回ではなく、週に1回程度の頻度で利用明細を確認する習慣をつけましょう。早期発見が被害を最小限に抑えます。
フィッシング詐欺に注意
イオンカードや銀を装った不審なメール・SMSが増えています。以下の点に注意してください。
- 公式以外のリンクをクリックしない
- カード番号やパスワードをメールで入力しない
- 不審なメールはイオンカードコールセンターに確認

3Dセキュアの設定後は、必ず動作確認を行い、安心感を高めましょう。

利用通知サービスは、設定後に通知内容を確認することが大切よ。

以下のセキュリティをちゃんと実施しているかチェックしてみてくださいね。
万が一不正利用された場合の対処法
すぐにカードを停止
不正利用に気づいたら、即座にイオンカードコールセンター(0570-071-090)に連絡してカードを停止しましょう。
警察に被害届を提出
不正利用は犯罪です。最寄りの警察署に被害届を提出し、受理番号を控えておきましょう。補償申請に必要になります。
補償申請を行う
イオンカードには不正利用補償があり、適切に手続きすれば原則として全額補償されます。ただし、以下の条件があります。
- カード会社への連絡から60日前まで遡って補償
- 暗証番号の管理不備などの過失がない
- 警察への届出を行っている
返金までの期間
通常、調査完了まで1〜3ヶ月程度かかります。2024年の大規模不正利用問題では、対応が遅れて3ヶ月以上かかったケースも報告されていますが、正当な被害であれば必ず返金されます。
イオンカードに関するよくある質問

不正利用の兆候を早期に察知するため、取引履歴は定期的に確認しましょう。

カードの利用明細はこまめにチェックして、不審な取引を見逃さないようにね。
イオンカードは解約すべき?
イオングループを全く利用しない場合は、解約を検討しても良いでしょう。ただし、年会費無料なので、持っているだけなら損はありません。
解約する場合の注意点は以下の通りです。
- 貯まっているポイントがすべて失効する
- 公共料金などの支払いをイオンカードに設定している場合は変更が必要
- 解約後すぐに再申込すると審査に悪影響の可能性
使わないカードを放置すると不正利用に気づきにくくなるため、完全に使わないなら解約も選択肢です。

イオンカードのポイントプログラムを活用できるか再評価してください。

解約前に、他のカードとの特典比較もしてみると良いわね。
イオンカードの審査は厳しい?
イオンカードの審査は比較的甘いとされています。申込条件に「安定収入」の要件がないため、以下の方でも審査に通過する可能性があります。
- 専業主婦
- パート・アルバイト
- 年金受給者
- 学生(18歳以上)
ただし、以下の条件に当てはまる方は審査落ちの可能性が高まります。
- 信用情報に事故情報がある(延滞、債務整理など)
- 他社からの借入額が年収の3分の1を超えている
- 短期間に複数のクレジットカードに申し込んでいる
- 過去にイオンカードで延滞した経歴がある
審査に落ちた場合は、6ヶ月以上空けてから再申込することをおすすめします。

審査基準は時期によって変わるため、最新情報を確認しておくことが大切です。

審査が甘いと言われても、信用情報はしっかりチェックしておく必要があるのよ。
イオンカードは学生や主婦でも作れますか?
18歳以上であれば学生や主婦でも申し込み可能です。ただし、高校生は卒業年度の1月1日以降でなければ申し込めません。
専業主婦の場合は、配偶者に安定収入があれば審査に通過する可能性が高いです。申込時に配偶者の年収を記入する欄がありますので、正確に記載しましょう。

学生や主婦でも安定した収入を示すことが大切です。特に申込時の年収記入は正確に行いましょう。

審査基準が厳しくなることもあるから、事前に家計の状況を整理しておくと良いわね。
イオンカードのポイント有効期限は?
WAON POINTの有効期限は、ポイント初回進呈月から最長2年間です。ただし、新たにポイントを獲得するたびに有効期限が延長されるため、定期的に使っていれば失効する心配はありません。
ポイントの使い道は以下の通りです。
- イオングループの店舗でポイント払い
- 電子マネーWAONにチャージ
- クレジットカード利用額に充当
- 商品券やギフトカードに交換
- マイルやdポイントなど他社ポイントに交換

ポイントの有効期限延長のため、定期的に小額でも利用することが重要です。

新しいポイントを獲得するチャンスを逃さないように、こまめに使うといいわよ。
イオンゴールドカードの招待条件は?
公式には年間利用額50万円以上が条件とされていますが、実際には以下の要素も影響すると考えられています。
- 直近1年間のカード利用額
- 延滞や支払い遅延の有無
- カード保有期間
- イオン銀行の利用状況
年間50万円以上利用しても招待が来ない場合は、イオンカードコールセンターに問い合わせてみましょう。ただし、必ず発行されるとは限りません。
また、以下のカードはゴールドカード切替対象外なので注意してください。
- イオンカード ミニオンズ
- イオンJMBカード
- イオンSuicaカード
- その他一部の提携カード
まとめ:イオンカードはこんな人におすすめ・おすすめしない
最後に、この記事の内容を踏まえて、イオンカードがおすすめな人とおすすめしない人を整理します。

ゴールドカードの招待には、日常的な利用が重要ですので、計画的に使うことをおすすめします。

招待条件は見えないところにも影響があるから、しっかり管理することが大切よね。
イオンカードをおすすめする人
- イオングループを週1回以上利用する方
還元率1.0%と感謝デーの5%OFFで大きな節約効果があります。 - 年会費無料にこだわる方
維持コストゼロで持ち続けられます。 - イオン銀行をメインバンクにできる方
イオンカードセレクトでWAONオートチャージのポイント2重取りを活用でき、最大1.5%還元を実現できます。 - 映画好きな方
イオンシネマの割引特典だけで年間数千円の節約になります。 - 55歳以上の方
G.G感謝デーでさらにお得度が増します。

イオンカードは特典が多いですが、利用頻度が低いとメリットが薄れます。定期的な利用が鍵です。

特典の内容をしっかり確認して、自分に合った使い方を考えると良いわね。
イオンカードをおすすめしない人
- イオングループをほとんど利用しない方
還元率0.5%のデメリットしか享受できません。楽天カードやPayPayカードなど常時1.0%以上の高還元率カードを選びましょう。 - ネットショッピングがメインの方
ECサイトでの還元率が低すぎるため、楽天カードやPayPayカードの方が圧倒的にお得です。 - 旅行保険を重視する方
イオンカードには旅行保険が付帯していないため、エポスカードなど旅行保険充実カードを検討してください。 - イオン銀行口座を作りたくない方
イオンカードセレクトの恩恵を受けられず、通常のイオンカードでは還元率が低いままです。
イオンカードは万人向けのカードではありません。イオングループを頻繁に利用する方にとっては非常に優秀なカードですが、そうでない方にとってはデメリットの方が大きくなります。
あなたの生活スタイルや買い物習慣をよく考えて、本当にイオンカードが自分に合っているのか判断してください。もしイオングループをあまり利用しないなら、無理にイオンカードを作るメリットはありません。
この記事があなたの賢いクレジットカード選びの参考になれば幸いです。

イオンカードの特典を利用するためには、利用頻度を見直す必要があります。

カード選びは還元率だけじゃなく、普段の使い方を考えることが大切なのよ。
・本記事の情報は一般的な情報提供を目的としており、個別の投資や金融商品の推奨を行うものではありません
・カードの審査結果、ポイント還元率、年会費等は各カード会社の判断により決定されます
・最新の情報については、必ず各カード会社の公式サイトでご確認ください
・本記事の情報による損失について、当社では一切の責任を負いかねます


