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2021年6月23日 プラチナカード

「ヒルトン・オナーズ アメックスカード」 「SPG アメックスカード」 どう違う?どっちがホテル利用にお得?

 

 

旅行の計画があると楽しい気分になります。たとえ遠くに行けなくても非日常の空間で時間を過ごすだけでも気分転換はできるもの。そんな時におすすめなのが「スターウッド プリファード ゲスト® アメリカン・エキスプレス®・カード」と、2021年3月に誕生した「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード」「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード」です。ホテルをもっと利用してみたくなるような、お得なサービスが見つかります。



一体どちらのカードがよりホテルラバーの心を満たしてくれるのでしょう。これら3つのカードを比較してみたいと思います。

年会費を比較!

まずは年会費を比較します。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、ヒルトン アメックスカード)の年会費は16,500円、その上位券種「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」(以下、ヒルトン アメックス プレミアムカード)は年会費66,000円スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード(以下、SPG アメックスカード)は年会費34,100円です。

基本カードの年会費はヒルトン アメックスカード<SPG アメックスカード<ヒルトン アメックス プレミアムカードの順に高くなります。

ですが、家族カードが必要な人は、家族カードが年会費無料(枚数に限定あり[表1])のヒルトン アメックスカードがコスト面で有利になることもあります。

たとえば、基本カード1枚+家族カード2枚の場合、年会費の合計を比べるとSPG アメックスカードは6万8200円、ヒルトン アメックス プレミアムカードは6万6000円とコストが逆転します。いろんなケースが考えられるため、年会費は合計金額で比較するといいでしょう。

■[表1]各カードの年会費(基本カード/家族カード)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード
基本カード 16,500円 66,000円 34,100円
家族カード
(1枚につき)
1枚目無料
2枚目以降6,600円
3枚目まで無料
4枚目以降13,200円
17,050円
「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」
>>詳細はこちら
>>申し込みはこちら

「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」
>>詳細はこちら
>>申し込みはこちら

ホテル利用でお得なカードはどれ?

どのカードにも共通して、ホテル利用がお得になる3つのサービスが付帯されています。1つ目は「カード利用で貯まったポイントでの宿泊」、2つ目は「更新時にもらえる無料宿泊特典」、3つ目は「自動的にもらえるホテルのエリート会員資格」です。

内容は少し異なるので、どういったケースでどのカードが有利か比較してみます。

【比較ケース#1】カード利用で貯まったポイントでの宿泊

まず、これらの提携カードで貯まるのはホテルのポイントです。「ヒルトン アメックスカード」「ヒルトン アメックス プレミアムカード」はヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント、「SPG アメックスカード」はMarriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)ポイント。

ポイントは日常の買い物で貯まるほか、ホテル利用では通常より1.5倍~2倍以上のポイントが貯まります(適用外のサービスあり)。ポイント付与については[表2]の通りです。

■[表2]カード決済時に貯まるポイント数
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:16,500円)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
(年会費:66,000円)
スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード
(年会費:34,100円)
貯まるポイント ヒルトン・オナーズポイント マリオット ボンヴォイポイント
日常の買い物 100円=2P 100円=3P 100円=3P
対象となるホテル 100円=3P(ヒルトン) 100円=7P(ヒルトン) 100円=6P(マリオット ボンヴォイ参加ホテル)
こうしてポイントを貯めると、ヒルトンまたはマリオットホテルに泊まれます。ホテルで無料宿泊するために必要なポイント数および、ポイント数を獲得するために必要なカード利用額を[表3][表4]にまとめてみました。(首都圏エリアを抜粋)

【注意】ホテル宿泊に必要なポイント数は、利用日によって変動します。それに応じカード利用額も変わります。利用前には必ずお確かめください。もっと低いポイント数で泊まれることもあれば、もっと多くのポイントが必要になることもあります。

[表3」ヒルトン・ホテルズ&リゾーツの宿泊に必要なポイント数/2021年6月18日時点
ヒルトン・オナーズポイント数 ポイントに必要な
カード利用額概算
(★はプレミアムカード)
ヒルトン成田 2万ポイント 100万円
★66万6700円
ヒルトン東京お台場 4万7000ポイント~7万ポイント 235万円~350万円
★156万6700円~233万3400円
ヒルトン東京 ~7万ポイント ~ 350万円
★~233万3400円
ヒルトン東京ベイ 3万5000ポイント~8万ポイント 175万円~400万円
★116万6700円~266万6700円
コンラッド東京 6万9000ポイント~9万5000ポイント
※2021年6月18日時点では6万3000ポイントでも可能でした
345万円~475万円
★230万円~316万6700円
>>ヒルトンホテル滞在で必要なポイント数

[表4]マリオット・ホテルの宿泊に必要なポイント数/2021年6月18日時点
マリオット ボンヴォイ
ポイント数
(季節により変動あり)
ポイントに必要な
カード利用額概算
アロフト東京銀座[カテゴリー5] 3万2500ポイント 108万3400円
モクシー東京錦糸町[カテゴリー5]
ACホテル東京銀座[カテゴリー5] 3万5000ポイント 116万6700円
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル[カテゴリー5]
シェラトン都ホテル東京[カテゴリー5]
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ[カテゴリー5]
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション[カテゴリー6] 5万ポイント 166万6700円
ザ・プリンス さくらタワー東京、
オートグラフ コレクション[カテゴリー6]
東京マリオットホテル[カテゴリー6]
ウェスティンホテル東京[カテゴリー7] 6万ポイント 200万円
シェラトン・グランデ・
トーキョーベイ・ホテル[カテゴリー7]
メズム東京、
オートグラフ コレクション[カテゴリー7]
7万ポイント 233万3400円
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町,
ラグジュアリーコレクションホテル[カテゴリー8]
8万5000ポイント 283万3400円
 ザ・リッツ・カールトン東京[カテゴリー8]
東京エディション虎ノ門[カテゴリー8] 9万ポイント 300万円
>>SPG滞在で必要なポイント数

これをみると、どちらも共通して(ホテルを選ばなければ)月10万円以上のカード利用で都内近辺のホテルに無料宿泊できます。ですが、最高級ランクに泊まるには、年間300万円前後の利用額が必要になります。

では、ポイント使ってホテルに泊まるにはどちらのカードが有利なのでしょう?

自分好みのホテルブランドがベストではありますが、いろんなホテルに泊まってみたいなら、SPG アメックスカードが対象ホテルが多い点で有利といえるでしょう。

【比較ケース#2】更新時にもらえる無料宿泊特典

カードを継続利用すると、継続時に無料宿泊特典がもらえます。

ヒルトン アメックスカードは「ウィークエンド無料宿泊1泊」特典。SPG アメックスカードは「ご継続ボーナス1無料宿泊特典」です。[表5]

「ウィークエンド無料宿泊1泊」特典はホテルランクによる制限がなく泊まれるのが魅力。世界中のヒルトン・ポートフォリオ内のホテルやリゾート(スタンダードルームがないホテルは不可)で使えます。コンラッド東京にも泊まれます!利用日は金、土もしくは日曜日の夜限定です。


一方の「ご継続ボーナス1無料宿泊特典」は除外日がないのが魅力。スタンダードルームに空室がある限りいつでも利用できます。ただし、対象となるホテルは交換レート1泊50,000Marriott Bonvoyポイントまでの施設。[表4]の条件下であれば東京マリオットホテル、コートヤード・バイ・マリオット東京ステーションなどが対象です。(利用日によって無料宿泊に必要となるポイント数は変動します)

高級ホテル好きの人は、ミシュランガイド5つ星の「コンラッド東京」に無料宿泊できるヒルトン アメックスカードがより好ましいでしょう。

[表5]無料宿泊特典内容
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:16,500円)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
(年会費:66,000円)
スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:34,100円)
カード継続時に「ウィークエンド無料宿泊1泊」プレゼント カード継続時に「ウィークエンド無料宿泊最大2泊」プレゼント カード継続時に「ご継続ボーナス1無料宿泊特典」プレゼント
年間合計150万円以上利用すると、カードの継続時にウィークエンド(金、土もしくは日曜日の夜)無料宿泊特典1泊分を毎年プレゼント。国内ではコンラッド東京、ヒルトン東京などが利用できる。
●基本カード会員のみ利用可能
カードの継続時に無条件でウィークエンド(金、土もしくは日曜日の夜)無料宿泊特典1泊分を毎年プレゼント。また、年間合計300万円以上利用すると、翌年度以降さらにウィークエンド無料宿泊特典1泊分を毎年プレゼント。
●基本カード会員のみ利用可能
カードの継続時に、『交換レート1泊50,000Marriott Bonvoyポイントまで』の対象ホテルで利用できる無料宿泊特典(1泊1室2名まで)を無条件でプレゼント。祝日や大規模なイベント開催期間中でも、スタンダードルームに空室がある限りいつでも利用可能。
●基本カード会員のみ利用可能
【比較ケース#3】自動的にもらえるホテルのエリート会員資格

ホテルライフのクオリティを高めてくれるのがホテル上級会員資格です。どちらのカードも保有すると(一部条件あり)[表6]のようなエリート会員資格が自動的にもらえ、付加サービス[表7]が受けられます。

■[表6]カード保有で得られるエリート資格
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:16,500円)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・プレミアム・カード
(年会費:66,000円)
スターウッド プリファード ゲスト®アメリカン・エキスプレス®・カード
(年会費:34,100円)
[前年150万円以上のショッピング]ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス [無条件]
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータス
[無条件]マリオット ボンヴォイゴールドエリート
[前年200万円以上のショッピング]
ダイヤモンドステータス
同じゴールドステータスでも、ヒルトンオナーズのゴールドステータスは朝食無料サービス(基本、会員および同室に宿泊利用者1名まで)がついている点で有利。さらにダイヤモンドステータスになるとエグゼクティブラウンジが利用できます。

マリオット ボンヴォイのゴールドエリートは朝食無料サービスこそありませんが、アジア太平洋地域の特典参加ホテル内レストランでの飲食代金が15%オフになります(例外あり)。

■[表7] ランクと特典
ヒルトン・オナーズ マリオット ボンヴォイ
ゴールドステータス ダイヤモンドステータス ゴールドエリート
ボーナスポイント +80% +100% +25%
客室のアップグレード
(空室時)
エグゼクティブまで 1ベッドルームスイートまで スイートは対象外
レイトチェックアウト
朝食無料サービス
エグゼクティブラウンジの利用
 

それぞれのポイント還元率を検証!

「ヒルトン・オナーズポイント」「マリオット ボンヴォイポイント」は還元率に換算すると、どれぐらいの数字になるか検証してみます。

ポイントの価値は、ポイントの利用先によって異なるため、ここではホテルで利用した場合の価値を使って試算します。前提条件は以下の通り、同じ日に同じような部屋を利用した場合にしています。

これを基に算出するとポイントの価値は、ヒルトン・オナーズポイントは1P=約0.51円、マリオット ボンヴォイポイントは1P=約0.47円。

 
【前提条件】
ポイントの利用先はホテル宿泊/2021年6月18日-19日に同じタイプのツインルームに宿泊
●ヒルトン・オナーズポイント…「コンラッド東京」ツインに宿泊
会員料金(税・サ込):32,232円
ポイント支払いの場合:63,000P
1ポイントの価値:約0.51円
●Marriott Bonvoyポイント…「ウェスティンホテル東京」ツインに宿泊
会員料金(税・サ込):27,968円
ポイント支払いの場合:60,000P
1ポイント価値:約0.47円
 

ポイント還元率(クレジットカード利用金額に対するリターン率)にすると、日常の買い物であればヒルトン アメックスカードは約1.02%、ヒルトン アメックス プレミアムカードは約1.53%、SPG アメックスカードは約1.41%になります[表8]

つまりカードで100円の買い物をすると、ヒルトン アメックスカードは約1.02円、ヒルトン アメックス プレミアムカードは約1.53円、SPG アメックスカードは約1.41円分が還元され、ホテル宿泊に充当できます。

ポイント還元率では「ヒルトン アメックス プレミアムカード」が一番有利。年会費との費用対効果(還元率/年会費)では「ヒルトン アメックスカード」が優れていると言えます。

■[表8]カード別ポイント還元率(ポイントの利用先はホテル)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:16,500円)
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
(年会費:66,000円)
スターウッド プリファード ゲストアメリカン・エキスプレス・カード
(年会費:34,100円)
日常の買い物で
カード決済
約1.02% 約1.53% 約1.41%
対象となるホテルで
カード決済
(例外あり)
約1.53%  約3.57% 約2.82%
【注意】利用日や利用するホテルによって還元率は異なります。あくまでも条件下においての目安とお考えください

入会特典でどれだけポイントがもらえる?

ホテルの無料宿泊特典は更新時にしかもらえないため、初年度に適用されないのは残念なところ。その代わり、新規入会時にはボーナスポイントが用意されています。通常ポイントに加算されます。

[ヒルトン アメックスカード]
入会後3ヶ月以内に30万円以上のカード利用>>>10,000ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイントを加算

[ヒルトン アメックス プレミアムカード]
入会後3ヶ月以内に30万円以上のカード利用で>>>30,000ヒルトン・オナーズ・ ボーナスポイントを加算

[SPG アメックスカード]
入会後3ヶ月以内に10万円以上のカードご利用で>>>30,000マリオット ボンヴォイポイントを加算

ポイントが足らず無料宿泊ができないという時も、必要な分だけポイントが購入できるので利用するとよいでしょう。

通常、ヒルトン・オナーズポイントは1,000ポイント=10米ドル、マリオット ボンヴォイポイントは1,000ポイント=12.5米ドルで購入できます。

 

まとめ

こまかい違いはありますが、ポイント還元率、宿泊無料特典などスペックはよく似ています。

ですから、カード選びで重要なのは利用できるホテルだと思います。国内ではヒルトンは17軒、マリオットは66軒を展開しています(2021年6月21日現在)。多くのホテルを使いたいならマリオット系のSPG アメックスカードでしょう。ホテルを目的にいろんな場所に出かけられる楽しみがあります。ヒルトンが好きというのであればヒルトン アメックスカード/ヒルトン アメックス プレミアムカードになるでしょう。利用できるホテル数は少ないですが、その分をエリート会員資格の優位性で十分カバーしていると思います。

あと一点。上記では触れていませんが、ポイントをマイルに交換したい人もいると思います。ポイントをJAL/ANAのマイルに交換するときのレートを比べるとマリオット ボンヴォイポイントが有利になります。

●ヒルトン・オナーズポイントの場合は→10,000ポイント=1,000マイル。
●マリオット ボンヴォイポイントの場合は→3ポイントで1マイル。60,000ポイントを一括で交換すると5,000マイルが上乗せされ合計25,000マイルになる。

自分が使いたいサービスの優位性を見極め、カード選びに生かしてみてはいかがでしょう。

「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」
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「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード」
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