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2016年7月11日 岩田昭男が探る

新二枚もちのすすめ

クレジットカード選びの新潮流

カード選びを根底から変えるスーパーカード(最強カード)を見つけよう

Q.最近、新機能を乗せた新しいカードが次々と発行されています。今使っている手持ちのカードにも愛着がありますが、今後のことを考えると新しいカードに変えた方が良いように思います。その際スムーズに乗り換える方法があるのでしょうか。(会社員・男性・32歳)

A.確かに新機能を乗せた新しいカードが生まれています。それらを財布に入れて使い始めると今までとは違うカードライフを経験できるのはたしかです。例えば、海外旅行の好きな人が、ソニーバンクウォレットを持てば日本円を含む世界11ヶ国の通貨が利用できます。為替手数料も低く抑えられますので便利でお得です。このカードと手持ちのマイル系カードを活用すれば、海外旅行で大いに役に立ってくれるでしょう。

一方、ドコモのdカードゴールドは、ドコモ内で優良顧客として扱われますし、通信料が10%もお得になるのが魅力です。LINE payカードは2%と言う高い還元率に注目です。友人たちとの割り勘機能もあってこちらも便利です。

これまでのカード選びと言うと還元率に重点が置かれてそれだけで選ぶ傾向がありました。しかし、最近の利用者は、還元率だけでなく、人生を豊かにする様々なサービスに注目するようになっています。ですから選ぶ際も幅広い視点に立って自分の生活のどこに焦点をあてて、どう便利に改革(リフォーム)するかという点で判断するのがよいでしょう。
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総取り替えは危険、まずは新カードを取り込む

だからといってこれまで持っていたカードをすぐに辞めて一新するのはもったいない限りです。親しんだカードを無闇に手放すのは、毎日の生活でダメージになる可能性があります(公共料金引き落としの変更やネットショッピングの登録変更など)。

そこで私は今までのカードはメインカードとして残し、新しいカードを追加して「新2枚持ち」をするのがベストと考えるようになりました。つまり、これまで使ったメインカードと新規のサブカードを上手に使って、さらにお得で便利なサービスを追求しようというものです。

 

Aさんは通信のカードを加えて成功!

例えば、Aさん(会社員営業・45歳)は、これまでビュースイカカードを使っていました。ご存じのように、このカードはクレジットカード機能のほかに電子マネーのスイカが搭載されて通勤や買い物で便利に使えるカードです。Aさんは大きな買い物はクレジットカードで行ない、小さな買い物はスイカでするという使い分けをしていました。そして両方で貯めたポイントを再びスイカにチャージして電車に乗ったり、買い物に使ったりしているので、とても経済的でした。

そのうえ、スイカにチャージする時には、ビューカードの方に3倍のポイントがたまりますから、お得を実感できるのもよい点です。

それで十分にお得なのですが、しかし、新しい魅惑的なカードが次々と出てきますから、Aさんの心は穏やかではありません。その中で何か役に立つカードはないかと、つい考えてしまうようになりました。「自分のカードライフに追加するなら、どのカードかと考えたところ、毎日の暮らしに関わる通信の所が手薄だと気づいた」といいます。たしかに、Aさんはドコモの携帯電話を使って既に15年になります。その点ではゴールドカードを持つ資格は十分にありましたが、これまでその分野について考えたことはありませんでした。

 

dカードゴールドの魅力にぞっこん。サクララウンジから東京ディズニーランドまで

そこで彼は、ビューカードに加えてdカードゴールドを持とうと決めました。dカードゴールドの最大の魅力は毎月の通信料が10%還元になることです。Aさんは毎月約1万5,000円の通信料を払っています。その10%が帰ってくるとなると、1年もすれば年会費分(1万800円)を十分に取り戻せる計算になります。

しかもこのゴールドカードは、コンビニやファミレスで利用すると割引になるクーポン券をもらえます。JALの最高級のラウンジであるサクララウンジを利用することもできますし、東京ディズニーランドやUSJの優待券をもらえる(これは抽選)など、至れり尽くせりで、家族と一緒にゴージャスな体験ができるようになっています。

そのうえ二重にポイントが貯まります。ドコモの場合は、カード会員になれば、口座設定をしなくても、自動的に通信費用のポイント還元を受けられます。そのために、Aさんは、今まで通りに、通信費の引き落としはビューカードにして、ビューカードでもポイントがたまるようにしました。その結果、通信費のポイントが毎月、二つのカードでたまるようになったのです。これは見逃せない魅力です。

また、家族カードの活用もあります。dカードゴールドの家族カードを奥さん名義で取得して、奥さん名義のドコモのiPadの通信料をそこに含めてしまいました。その結果、還元される金額はさらにアップしたのです。

 

二枚もちでどういう相乗効果を狙うのかが問題

今後の課題としては、相乗効果があります。「ビューカードとdカードゴールドの2枚でバラバラに使っていてはもったいない」Aさんはさらに考えています。

「ひとつの目標に向かって2枚でためることはできないか」と追求した結果、Aさんはうまい組み合わせを見つけました。それは、現在のビュースイカカードをJALカードスイカに変えて、dカードゴールドとともにJALマイルを貯めるのに専念することでした(同じビューカード社の発行なので乗り換えもラクと判断)。JALマイラーになると、JALのサクララウンジの利用も強い味方になってくれますから、本人もうれしく家族も喜ぶと今から期待しています。

これなどは新カードを一枚追加してカードライフを変えた事例といえます。今後スーパーカードが登場したら、それを自分のカードライフにどう取り込むかが利用者にとっては、重要なテーマになることでしょう。

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