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2013年4月17日 信用格差/クレジットヒストリー

ケータイ料金延滞でブラックリストの訳

クレジットカードの利用には細心の注意を払っている、という人も油断は禁物です。今、ケータイ購入時に利用した分割払いを滞納し、自分の信用情報に傷をつけてしまう人が増加しています。3ヶ月以上支払いを滞納した場合は、ブラックリストいわゆる「異動情報」に登録され、たとえ完済しても5年間記録は消えません。

スマートフォンの普及が背景に
指定信用情報機関CICによれば、ケータイ分割払いの滞納者数は平成24年12月時点で2,048,000件。2年前の約2.2倍にも膨れ上がっています。その原因として考えられるのがスマートフォンの普及。スマートフォン(=スマホ)は従来のケータイ電話に比べ高額なため、購入時に分割払いを選ぶ人が増えているのです。さらに、購入時の表示方法や支払額が複雑なため利用者がクレジット契約でない、と勘違いしてしまうことも滞納者数を増加させてしまう原因の一つと考えられています。

「実質0円」でも分割払いは継続している
実際、スマホを分割で購入しても、分割払いをしている期間(約2年)、各携帯電話会社は利用料金の割引きを実施しています。また、他社から乗り換えた場合は、さらに割引き額は高くなり、スマホ本体が「実質0円」になることも。こうしたことが、分割払いであることを気づきにくくしているようです。
また、携帯電話会社からの請求は、「通信料金」も「端末の分割代金」も一括で請求されるため、明細をじっくり見ない限り、通信料だけを払っているという錯覚に陥ってしまいがちです。中には、「携帯電話会社への支払いなら、少々遅れても多めに見てくれるだろう」と安易に考え、滞納情報が信用情報機関に登録されるとも知らず、支払いを遅らせてしまう人もいるようです。

「通信料金」とスマホ本体の「分割代金」は異なる契約
しかし、ここで気をつけたいのが「通信料金」と「端末の分割代金」は異なる契約ということ。「通信料金」だけの支払いであれば、仮に口座振替やコンビニ払いが期日より遅れたとしても、信用情報機関に記録されることはありません。しかし、一方の「端末の分割代金」は分割払い契約(=クレジット契約)が締結されているため、滞納すると信用情報機関に情報が登録されてしまいます。先にも述べた通り、3ヶ月以上の滞納は異動情報として扱われ、5年間記録は消えません。

滞納してしまうと今後のカードライフに悪影響が
しかも、信用情報機関に登録された支払いや残債額に関する情報は、クレジットカード会社や保険会社、保証会社、銀行、消費者金融会社、携帯電話会社など、加盟会員間で共有されます。

信用情報機関に滞納情報が記録されてしまうと、新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組むときに審査に通りにくくなるばかりでなく、利用中のカードが使用できなくなるというリスクもあります。

「ケータイの請求は、少しぐらい遅れても……」「ケータイが止められそうになるまでには払う」などという安易な気持ちで自分の経済的信用を失わないよう、特に分割払いを利用するときは、契約内容をきちんと理解し、将来のカードライフのためにも“借りたものは期日までに払う”ということを強く心がけたいものです。

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