岩田昭男の上級カード道場〜ポイント経済圏、プレミアムカード、カード上級サイト〜

ダイナースクラブプレミアムカード 極上のおもてなし

第六回

2名で1名無料!エグゼクティブ ダイニング

ダイナースクラブ プレミアムカード

ダイナースクラブ プレミアムカードは、招待制のカードです。ダイナースクラブカードの利用状況から一定の審査基準を満たしたと判断された方にインビテーションが届けられます。


知人との会食やビジネスパートナーとの接待で、レストランを探すことは多い。普段からお気に入りの店を増やしておきたい気持ちはあるのだが、都内には有名店が多すぎてどこに行こうかと迷ってしまう。そんな中で役立っているのが、ダイナースクラブの「エグゼクティブ ダイニング」だ。


有名レストランが身近に!「エグゼクティブ ダイニング」

「エグゼクティブ ダイニング」はダイナースクラブの特典の一つで、有名レストランでのコース料理が1名分無料になるサービス。会員を含む2名以上での利用が条件だ。対象となるレストランはあらかじめ定められているが、どこもダイナースクラブが選りすぐった名店ばかり。ミシュラン星付レストラン、老舗料亭、会員制レストラン……。見ているだけでも楽しくなってくる。カードランクによって利用できるレストラン数は異なるが、最上級であるプレミアムカード会員はより多くのレストランが用意されている。

聞くところによると、ダイナースクラブの特典の中でも大人気のプログラムだそうだ。みんなお得には目がないのだろう。どんどん活用して、私もお気に入り店を増やして、接待や大切な人との食事に利用してみたいと思う。

南青山『ブノワ』に初来訪

先日、事前下見というわけでもないが、知人を連れて青山にある「BENOIT( ブノワ)」に行ってきた。ここはフランス料理界の巨匠アラン・デュカスがプロデュースする有名レストラン。エグゼクティブ ダイニングの対象レストランであることを知り、コンシェルジュを通して申し込んでみた。

少し余談だが、2014年6月からダイナースクラブプレミアムカードのコンシェルジュサービスがメールのみのコンタクトでも可能になった。これまで最初の問い合わせは電話のみであったが、『オンラインコンシェルジュサービス』はメールのみでも対応してくれる。もちろん、レストラン予約の他、チケット手配、ゴルフ場予約、商品検索、国内・海外旅行(航空券、ホテル、旅行プラン)の相談など、様ざまな要望に応えてくれる。忙しいビジネスマンには、メールで初めから問い合わせられる方が簡略でよい場合もある。これで、さらにコンシェルジュが身近になった。

さて、青山通りに面したビルの10階にある『ブノワ』は、見晴らしも満点。天井まで届く大きなガラス窓からは、明治神宮の緑と西新宿の高層ビル群の美しいコントラストを眺めることができる。また夜になるときらびやかな夜景を楽しむこともできる。

フランスから持ち込まれたベルサイユ風の床やセメント格子、ビストロテーブル……。アラン・デュカス自らセレクトしたアンティーク類で装飾された室内は、フランスの香りが漂っていた。仕事疲れが吹き飛ぶような優雅で豪華な空間にすっかり見とれてしまった。一人分のコース料金が無料になると聞いていたので気も大きくなって、いつもより高級なワインをオーダー。さらに贅沢気分を堪能させてもらうことにした。
そうこうしているうちに、フランスの名店で修行を積んできたシェフの、心のこもった料理が運ばれてきた。

・グリーンアスパラガスとモリーユ茸
・ホタテガイのポワレ
・大山鶏のフリカッセ
・デザート、飲み物

見事に調理された一品一品を丁寧に味わいながらワイン片手に、仕事のこと、自分の周りで起こったこと、昔話など、多くのことを語り合った。料理、雰囲気、サービス、どれも申し分なく有意義な時間を過ごすことができた。

エグゼクティブ ダイニングのクオリティーの高さ

「エグゼクティブ ダイニング」のいいところは、クオリティーの高さにある。通常料金で十分満足できるクオリティーの高さだから素晴らしい。シェフ渾身の料理内容をセットメニューに出している、とのこと。体験してみなければわからなかったが、これを割引価格でいただけるとは驚きだ。

お店の人にどうしてこのようなサービスを提供しているのか聞いてみると、「自分の店の味を知ってもらうきっかけとしてほしいから」。一度食べたら絶対気に入ってくれるという自信の表れだろう。たしかにこの豪華さとおいしさは人に教えてみたくなる。次は家族を連れて、窓からの景色、おいしい料理を一緒に味わいたい気持ちにさせられた。

<エグゼクティブ ダイニング 対象レストラン例>
ブルガリ イル・リストランテ、重慶飯店 麻布賓館、ベージュアランデュカス、アンティカ・オステリア・デル・ポンテなど。
※利用回数に制限はないが、同一店舗での利用は半年に1回。

サインレス・スタイル

「エグゼクティブ ダイニング」もそうだが、ダイナースクラブの食にかけるこだわりは群を抜いているように思われる。おいしいものが安く食べられるだけでなく、おもてなしの気持ちも添えられているからであろう。少し地味なサービスではあるが、私のお気に入りの一つに「サインレス・スタイル」というサービスがある。

人を誘って食事をする場合、いつ清算するか、頃合いを見計らうのは難しい。ご馳走しようと思って誘っても、「いやいやここは私が」と要らぬ気を使わせてしまうこともある。また、半ば強引に支払っても、清算を待っている間気まずい空気が流れてしまう。こういったことは清算時の“お約束事”のようなものだが、もっとスマートにお店を後にしたいとかねがね思っていた。

そこでひそかに活用しているのが、「サインレス・スタイル」だ。これはカードの提示やサインをすることなく会計を済ませることができるサービス。「では、そろそろ行きましょう」と立ち上がったら、そのままレジを通過して店を後にできる。支払い時のごたごたから解放される。利用方法は、レストラン予約時にコンシェルジュにその旨を伝えるだけ、といたって簡単だ。

たとえカード会員がその場にいなくてもサイレンス・スタイルは利用可能。両親への食事のプレゼント、部下の慰労会などにも重宝するだろう。予算がある場合はその金額を事前に伝えておけば、予算分はカード経由で本人負担、超過分は利用者たちが負担、といったようにアレンジすることもできる。

サインレス・スタイルは、ダイナースクラブが2009年1月に開始したサービス。世界各国で展開されるダイナースクラブの中でも、これは日本の文化に合わせるために開発された日本独自のサービスだ。こんなささやかなサービスも、また「エグゼクティブ ダイニング」のような大胆でお得なサービスも、いろんなサービスが食事の場を盛り上げてくれる。

※こちらは執筆当時のサービス内容です。現在と異なる場合があることをあらかじめご了承ください。なおカード券面につきましては2016年4月現在のものを使用しています。




第五回 急な海外出張!「そうだ、コンシェルジュに頼もう」

第七回 ダイナースクラブのゴルフサービスをフルに活用してゴルフラウンドデビューを果たす!【前編】


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